2004年04月09日

●芸者さんとのデュエットソング

先日ちょっと紹介した昭和二年発行の「娯楽大全」には、
当時の流行歌も色々載っています。

なかには芸者さんと一緒に歌うデュエットソングもあって、なかなかイイ感じ。
カラオケやスナックがない時代でも、
やっぱり男女の掛け合いソングは基本だったのですね。

一曲だけ書き出してみました。

女  妾(わたし)のスウちゃん目白台。大学リーグのチャンピオン。
   こがるる妾は浅草の。闇にしぼんだウェイトレス。
   どうせ添はれぬ縁ならば。殺して頂戴、ねえ貴郎(あなた)。


男  お前を殺すはやすけれど。あとに残りし父母(ちちはは)が。
   雨の降る日も風の夜も。さぞや思ひ煩らはん。
女  浮いた勤(つとめ)の悲しさに。夜は夜で眠れぬ物思ひ。
   女将が邪険で遭はさなきや。夢で遭ひましよ、ねえ貴郎。
二人 花にたとへて白百合の。芝居にたとへて恐ろしい。安達ケ原の三段目。
   添ふに添はれぬ深い仲。

これは「ハート・リング」というタイトルの流行歌。
音読するとリズムがとても心地良いです。

ここに出てくる「スウちゃん」は、
別の曲では「好ちゃん」となっています。
たぶん、好きな人という意味なのでしょうね。

いつかどこかで使いたい言葉の一つです。
なんとなく女の子が使う表現のような気もしますけど。

Posted by tekigi1969 at 2004年04月09日 16:31
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