2004年04月30日
●スワジランドのヘンテコ禁止令
ナウル、ツバルに引き続き、ミラクルな国シリーズ第3弾はスワジランド王国。
スワジランドは南アフリカに三方を接する(というかほとんど中にある)独立国です。
最大部族であるスワジ族による王制が敷かれていますが、
もともと農業が盛んな国で、わりと豊かでした。
しかし、近年アフリカで猛威をふるっているエイズの影響で
生産者人口が急速に減少。
財政的にかなり逼迫した状況になっています。
主要援助国は、実は日本です。
エイズの蔓延を防ぐための法律・方策は
アフリカ各地で色々実施されていますが、
2001年9月にスワジランドのムスワティ国王が出した法令は、あまりにもミラクルな代物でした。
エイズ対策のためとして、
「若い女性のセックスを5年間禁止」にしたのです。
禁止令の中身はおおよそこんな感じ。
今後5年間、若い女性のセックスを禁止する。
男性と握手をすることも禁止。
性体験のない女性は青と黄色のふさを身につける。
19歳以上の女性は赤と黒のふさを身につける。
そして、この法律を破った者には「牛一頭分の罰金」が課せられることになりました。
あまりにも時代錯誤で差別意識丸出しな法律に、
世界中の女性団体が怒りの声をあげました。
実はスワジランドには前科があったのです。
2000年にムスワティ国王が出したのは、
「10歳以上の女性のミニスカート禁止」という法律。
授業中に教師が欲情したら困る、という理由でした。
なんとなーく、この王様の頭の中が見える気がしますね。
いつも女性だけ禁止するってあたりも変ですし。
しかしこの法律は発表されて3ヶ月で意外な結末を迎えることになります。
国王が自分でこの法律を破ってしまったのです。
法律を出した年の12月、
33歳のムスワティ国王は17歳の少女と婚約しちゃいました。
(ちなみに一夫多妻OKなので7人の奥さんと別にもう一人婚約者がいます)
怒った女性たち数百人が王宮に押しかけ、
「純潔のふさ」を投げ捨てて、抗議をしました。
国王はあっさり罪を認め、牛を一頭差し出しました。
女性たちはそれを持ち帰り、
みんなでバーベキューしたと報じられていています。
あれ?それで納得しちゃうのん?
よく分かりませんが、これでこの法律は事実上無効になったとみて良いみたいです。
Posted by tekigi1969 at 2004年04月30日 09:56
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バカな国王だ!!
Posted by 匿名希望 at 2005年08月23日 09:11
>匿名希望さん
はじめまして。
コメントありがとうございました。
Posted by 適宜更新 at 2005年08月23日 12:47
以前、別のサイトでも紹介されてましたネェ。
そこでは、王様は単に自分が処女の奥さんをもらいたいからこんな法令を作ったのだと解釈していましたが。
Posted by Anonymous at 2005年09月03日 23:56
>匿名さま
はじめまして。コメントありがとうございます。
1年半ぐらい前に書いたエントリーなので
詳しいことは忘れてしまいましたが、
このニュースが掲載された4年前の報道では
「エイズ避けのため」という解釈が多かったようですよ。
Posted by 適宜更新 at 2005年09月06日 10:04
英国はDorsetにある、Sherborne School Study Centreの Grennhill Houseを卒業後(実は僕も同じ時期に学んでました)、Oxford大学でも学んだ国王なんだから、バカな法律も、むしろ国民を守る為の苦肉の策かと思われ。
Posted by Who am I at 2006年07月12日 16:54
>Who am Iさん
はじめまして。コメントありがとうございます。
なるほど、国王はそんな経歴の持ち主なんですね。
知りませんでした。
2年位前に書いた記事なのですが、
法律制定の経緯や真意について
今さらながら詳しくしりたいなあと思いました。
Posted by 適宜更新 at 2006年07月13日 11:03
今日、たけしの番組でこのことやりますね!
Posted by 通りすがり at 2007年09月29日 10:43
>通りすがりさん
あ、そうなんですか。
教えてくださってありがとうございます!
見てみようかな。
Posted by 適宜更新(ふるた) at 2007年09月29日 18:06
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