2005年09月30日
●片栗粉になりたい
文章の構想がまとまることを「かたくりがかえる」と表現したのは志賀直哉。
さすがは小僧の、じゃなくて、小説の神様。
上手いこというなぁ、と納得。
以下は僕なりの解釈。
水溶き片栗粉は炒めものの最後に使う。
片栗粉自体に味はない。
でも、なければ素材はまとまらない。
上手に使えば適度な粘着力で一体感が出る。
覚醒剤みたいに真っ白な粉も
最後は透明になって、見えなくなる。
ベタベタなのは、歯ざわりのジャマになるし、
水気が強すぎると、せっかくの炒め物は台無し。びしゃびしゃ。
加減が肝心。
小説は書いたことがないのだけど、
仕事の文章を書くときに考える理想の状態が
まさに、この感じなのです。
「距離感」というか「手つきの残し方」というか。
ともかく、片栗粉でありたい、と思うのです。
ちなみに
片栗粉っては、
元々は片栗という植物の球根でつくるのだそうです。
よくスーパーで売っている
ジャガイモ100%の片栗粉はそういう意味では代用品。
本物の片栗粉はたいへん風味がいいらしい。
いつか、そんな文章が書けたらいいなと思います。
あくまでも理想ですけどね。
Posted by tekigi1969 at 2005年09月30日 08:20
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