2005年11月17日

●みおくる

1、大学生の頃に
  とても仲がよかった女の子がいて、
  ものすごく感じのよい人だった。

2、一番印象に残っているのは
  「じゃあね」と立ち去るときに
  ずっと手を振っている姿。
  こちらの姿が見えなくなるまでそうしている。いつも。

3、実際には、ちょっと恥ずかしい。
  でも、こういうのってグッと来る。
  彼女はたぶん誰に対してもそうしていたんだと思う。

4、カンタンなことなんだけど、
  実行するのは難しい。
  僕の場合は、誰にでも、ってのはやっぱり無理。
  とはいえ、大切な人にはそうしたい。
  忘れちゃうことの方が多いし、
  手なんてふれないんだけど、できるだけ。

5、大学を中退して、
  しばらく経って、その子に会う機会があった。
  昔のようには話ははずまなかったけど、
  それなりに楽しい時間が過ごせた。
  去り際にふと気づいて、振り返った。
  手を振ってはいなかった。
  でも、まだ彼女はそこにいました。

6、なんだか分かんないけど、ホッとしたなぁ。

Posted by tekigi1969 at 2005年11月17日 11:55
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コメント

 イイ話ですねぇ~。何だかジ~ンとしてしまいます。

 相手の姿が見えなくなるまで、手を振る、お辞儀をすることをしっかり礼儀作法として教えてもらったことがあります。

 きっとその方、しっかりとした愛情に支えられ、素晴らしい教育を受けた方なのでしょうね。グッとくるsituationです。

 私も「誰にでも、ってのはやっぱり無理」です。
 
 言い訳じゃありませんが、大人になって、時折さっと踵を返して、そのまま別れることも学びました。

Posted by 桃太郎侍(美味礼賛) at 2005年11月18日 20:48

女性が手を振りながら見送る姿を思い浮かべてたら何だか
「人は誰でも~幸せ探す~旅人のようなもの~」
と口ずさみたくなりました。

Posted by トタ at 2005年11月18日 22:33

適宜さんの文章読んでいるうちに色々と重なって見え、泣きそうになってしまいましたよ。

最近涙もろくなった…。歳とったかな、なんて。

でもとにかく、ほっとした気持ちがすごくわかります。

Posted by むぁ at 2005年11月20日 08:35

>桃太郎侍(美味礼賛)さん
 その子のご両親はどちらも教育者だった記憶があります。
 だから、やっぱりしつけだったんでしょうね。
「時折さっと踵を返して、そのまま別れる」
 ↑
 これはなかなかの大入道ですね。
 この二つの使い分けがサラッとできたらカッコイイなぁ。

>トタっち
 999かぁ。
 別に永遠の別れじゃないんだけどね。ぬはは。

>むぁさん
 僕は30を越えてから、
 急に涙もろくなりました。
 涙腺の筋肉が衰えるだけじゃあないんでしょうね。
 

Posted by 適宜更新 at 2005年11月21日 10:25
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