2006年03月31日

●飛騨で会ったプロ

1、昨日、今日と
  仕事で都内に出かけていました。

2、終わったあとは、
  拙著「瀬川晶司はなぜプロ棋士になれたのか」を抱えて、
  色んな人のところを行脚。
  読んで欲しいなと思う人に、手渡ししてきました。

3、なんだか今回は
  「読んでもらいたい」とこれまでになく強く思う。
  今までは、宣伝目的以外に
  配ることはほとんどしなかったのです。
  でも、ちょっと、今回は考えを変えました。

4、先日、飛騨古川でホテルに泊まりました。
  帰り際、支配人さん(だと思う)と話したのです。

5、「朝食の朴葉(ほうば)味噌、美味しかったです」
  「ありがとうございます」
  「お土産で売っているものと同じですか?」
  「あれは、うちの板長が自家製でつくっているものなんです」
  「それはすごい。だから美味しいんですね」
  「ありがとうございます。でも」

6、「?」
  「手もつけずに残されるのは寂しいですね」
  「ああ」
  「食べてみて『嫌い』ならいいんです」
  「はい」
  「見た目だけで『ダメ』と決め付けられるのは、やっぱりね」
  「ですねぇ」
  「誰かが美味しいと思って出したから、そこにあるんですけどね」

7、「板長さんがこだわってつくっているものですしね」
  「料理に限らず、地味に、あれこれ良かれと思ってやっております」
  「ともかく、あの味噌は想像以上に美味しかったです」
  「ありがとうございます」

8、最後は僕が立ち去るまで頭を下げておられました。
  物腰が丁寧な分だけ、
  「誇り高さ」というかプロっぽさが際立つ感じ。
  かっこええですよ。
  かなりグッときちゃいました。

9、てなわけで、
  「本だって、読んでもらわないと始まらない」
  そう思うようになりました。
  誰かが「おもしろい」と思った本しか
  書店にはないはず。
  僕もそう思って書いたのです。出したのです。
  せめて、そこくらいには誇りを持たねばなさけない。

10、それが
  何人にとって「おもしろい」かは、
  また、別のおはなし。

Posted by tekigi1969 at 2006年03月31日 21:55
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 「瀬川晶司はなぜプロ棋士になれたのか」(古田 靖著 河出書房新社)を読了。非常 [続きを読む]

Tracked on 2006年04月02日 09:03
コメント

>誰かが美味しいと思って出したから、そこにあるんですけどね
>誰かが「おもしろい」と思った本しか書店にはないはず。

私はお二人の言葉にぐっときました。

なんだか元気になりました。

Posted by TOKO at 2006年03月31日 22:27

プロかぁ。
私も仕事をするからにはプロでありたいと
8年前に思いました。
…現在に至るってカンジです。
ナマケモノです。

Posted by トターン at 2006年03月31日 23:38

>TOKOさん
 それはよかった。
 グッと来てもらえたときいて、
 僕もなんだか元気になりました。

>トターンくん
 プライドっていう言葉よりも
 何気ない誇りの方が
 カッコイイなぁと思うから、
 そのまんまで、いいんじゃないかな。

Posted by 適宜更新 at 2006年04月02日 14:04
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