2006年04月10日

●ナウル、板ばさみ?

ナウル共和国が
中国と台湾の
板ばさみ状態になっているようです。

中国、大洋州に440億円」(東京新聞の記事)

(「ナウルって何?」という方は
 このBLOGの「ナウル共和国カテゴリー」の過去記事
 または拙著「アホウドリの糞でできた国」をご参照下さい)

ナウルはもともと台湾と仲がよかったのです。
でも、
中国からの援助を受けるため、
2002年に台湾と断交しました。

中国は
「一つの中国」政策もあり、
台湾と国交を持つ国が増えるのは
困ると考えています。
だからナウルに接近しました。

逆に、
国連加盟を悲願にする台湾政府にとって
小国ながらも国連などの国際機関で一票を持っている
ナウルのような国は貴重な存在です。

というわけで、台湾は、
中国よりも魅力的な援助を持ちかけて
ナウルに再接近します。
20005年5月に、再び国交を結びました。
もちろん、今度は中国と断交です。

その後は
台湾のWHOへの加盟申請で、ナウルが推薦国になったり、
ナウルの飛行機を台湾の援助で購入したりと
活発な交流が続いています。

今回行われた
「太平洋島しょ国経済発展協力フォーラム」は
中国の呼びかけで開かれたものです。

もちろん、
台湾と国交を持つナウルは呼ばれませんでした。
つまり、
今後3年間で中国がおこなうと宣言した 30億元(約440億円)の優遇貸し付け
は受けられないのです。

どうする、ナウル。
またあっさり乗り換えるのか。
それとも
これを材料にして
上手いこと台湾と交渉しちゃうような
したたかさを発揮するのでしょうか。

そのへん、わりと注目だと思います。

アホウドリの糞でできた国
古田 靖文 / 寄藤 文平絵
アスペクト (2005.1)
通常2-3日以内に発送します。


Posted by tekigi1969 at 2006年04月10日 17:46
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Tracked on 2006年07月01日 16:52
コメント

このサイトでナウル共和国のことを始めて知っりました。本も買いまして大変楽しませていただきました。
しかし、ナウルは現在でも面白い外交してるんですね。中・台を手玉に取るつもりですかね。
お金ができたら一度はナウルに行ってみたいです。あまり見るものはなさそうですが。

Posted by のり at 2006年04月11日 22:40

>のりさん
 はじめまして。
 本まで読んでくださったのですね。
 ありがとうございます。
 ナウルの「マイウェイ」っぷりは
 まだまだ終わらないようです。
 そこが見どころでもあるんですけど、
 悲惨な結末にはなって欲しくないなぁ
 と思っております。
 観光する機会がありましたら、
 ぜひどんな様子だったか教えてくださいませ。
 
 

Posted by 適宜更新 at 2006年04月13日 15:23
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