2006年09月06日

●「悪役レスラーは笑う」読みました

1、昨日はテキーラで酔っ払って、池袋→渋谷→下北沢を放浪。
  そんなつもりじゃなかったのに、始発帰宅でした。
  帰ったとたんに、雨。
  黒い雲が早く動いていて、
  ベランダからみる空は、「狙われた学園」っぽいです。
  お酒の飲み方、ちょっと考え直さなくちゃ。

2、森達也さんの
  「悪役レスラーは笑う―「卑劣なジャップ」グレート東郷
  読み終わりました。
  ナショナリズムってなんだろうと
  改めて考えることのできる、めちゃめちゃおもしろい本でした。
  終盤のグレート草津さんとのやりとりはとくに必見。
  複雑な思いを密かに抱える人々の
  カッコイイけど痛ましくもある生きざまは、あまりにもタフっす。
  「人生」って、すごいことなんだよなあ、と思いました。

3、この本は、いくつかの謎を追っていくうちに、
  答の出ない迷宮にハマりこんで、
  当初の予定よりも、さらにリアルな現実が見えてくる
  という構成になっています。
  このスタイルは、以前読んで大好きだった
  同じ森達也さんの「職業欄はエスパー
  とよく似ています。

4、取材でコメントを求めたり、インタビューをするときって、
  たいがい、こちら側には、ある程度の目論見がある。
  「こんな感じの答が返ってくるだろう」と予想してるんです。
  その通りの返答が戻ってくれば、記事は作りやすい。
  でも、予定調和っぽい記事で終わってしまうこともしばしば。

5、だから、こんな風に、目論見が狂っていく取材って、
  ものすごくドキドキして、すごく楽しいはず。
  それを検証してまとめるのは、
  もちろん時間もかかるし、たいへんなのだけど、
  それが、ドキュメンタリーの醍醐味ってやつなんだと思うなあ。

悪役レスラーは笑う
森 達也著
岩波書店 (2005.11)
通常2-3日以内に発送します。


Posted by tekigi1969 at 2006年09月06日 17:50
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