2006年09月09日

●奨励会三段リーグ最終日

1、9月にはいって2回目の土曜日。
  アクセス解析をみると、
  8月中は「夏」というキーワードで
  このBLOGに来られる方がけっこう多かったようです。
  何を探して、「夏」と入力したのか分からないけど、
  目指す記事は見つかったのかな。

2、9月9日は、将棋の奨励会三段リーグ最終日でもあります。
  将棋の世界では、四段以上になって、
  はじめて「棋士」(=将棋のプロ)と認められる。
  四段になるのは、半年がかりでおこなう三段リーグの成績上位2名だけ。
  つまり、毎年4人しか誕生しません。
3、しかも原則として、
  26歳の誕生日までに四段にならないと奨励会は退会になります。
  (ただし、最後の三段リーグで勝ち越せば、次のリーグにのみ参加可。
   このルールは、満29歳になるまで継続できる)

4、最後の2戦が、今まさに、行われているはずです。
  昨年、瀬川晶司四段のプロ入り6番勝負に登場した
  佐藤天彦さんにも、再び、昇段のチャンスが訪れています。
  経過・結果は、日本将棋連盟のホームページにて随時更新中。
  →こちらです。
  (日本将棋連盟サイトトップページは→ここ

5、多くの奨励会員が
  10代半ばでこの世界に入っているので、
  これは、ある意味、10年がかりの就職試験ともいえます。
  定員は年4名のみ。タイムリミットあり、内定は存在せず、
  才能のある若い後輩は続々とやってくる。
  このあたりの凄まじさ、残酷さ、切なさは、
  大崎善生さんの「将棋の子」に詳しいです。
  僕は、途中で泣いて、最後は呆気にとられちゃいました。
  ご興味のある方は、ぜひぜひどうぞ。
  これまで興味のなかった人にもお勧めです。読んで損なし。

6、ついでに宣伝しちゃうと、
  拙著「瀬川晶司はなぜプロ棋士になれたのか」でも
  野月浩貴七段の三段リーグ時代の話など、
  いくつか紹介させていただいております。

7、いや、もうホントにすさまじい世界で、
  「誰々にはがんばって欲しい」だなんて、簡単にはいえません。
  羽生さんをはじめとする、トッププロたちへの敬意や憧れは
  こうした途轍もない土台があってこそ、なのだと思います。

将棋の子
将棋の子
posted with 簡単リンクくん at 2006. 9. 9
大崎 善生〔著〕
講談社 (2003.5)
通常2-3日以内に発送します。


Posted by tekigi1969 at 2006年09月09日 13:55
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