2006年10月30日

●「まよなかのコックさん」を読んで思ったこと

1、友だちの編集さんが手がけた
  「まよなかのコックさん」という絵本を読んで思ったこと。

 
まよなかのコックさん
ボッカ絵と文
スカイフィッシュ・グラフィックス (2006.9)
通常24時間以内に発送します。


2、なんとなく
  「この絵本、何かが変わってる」と感じたんだけど、
  最初はその「何か」が分からなかった。

3、後日、「あ」と気付いた。
  この本、表紙が黒になっているんですね。
  それが妙な印象につながっていたんだと分かりました。
  あとコックさんの帽子が
  ほとんどマスクみたいになっていて
  正体不明な雰囲気がある。

4、僕の子どものころは、
  「夜」がものすごく怖かった。
  「まよなか」なんて、あまりにも途方もなくて、
  ワケが分からなくて、想像すらできない感じ。
  毎晩、眠るのも嫌だったけど、
  「まよなかに目覚めたくない」とも思ってた。

5、だから、この絵本は
  そんな「ワケのわからない世界」の出来事を
  のぞかせるようなつくりになっているんですね。
 「マズイ」の顔がすんごい絵になってるのも納得。
 「こんなにマズイ顔しちゃうような料理ってどんなだろ」
  とか子どもはきっと思うんじゃないかな。

6、年齢を経ると、夜が怖くなくなる。まよなかがなくなる。
  田舎だったら山奥が怖くて、妖怪とかも出たけれど、
  時代を経ると、そういう場所は少なくなる。
  空が怖かった時代は宇宙人のウワサ話が流行ったけど、
  どうやらそういうのは、なかなか来ないと分かったから、
  最近はあんまり流行じゃないみたい。

7、じゃあ、今はどこが「まよなか」なんだろ。
  「深海かな」
  「あ、すごい生き物いるもんね。あれはけっこうまよなかだ」
  「うーんと」
  「精神とかもまよなかっぽいな」
  「頭のなかは、ずっとまよなかがいいのかもしんない」
  「だねえ。将来もある程度まよなかじゃないとつまんない」
  「あ。北朝鮮もまよなかなんじゃないの?」
  「わはは。けっこうそうかもしれない」
  「だから怖いのかも」
  「どうだろ」

Posted by tekigi1969 at 2006年10月30日 14:58
コメント

以前、ここで紹介されていた時には
全然気づかなかったです、けど、

そう言われれば、
タイトルの「まよなか」・・・
とってもそそられます。

「マズイ」の顔が
すんごい絵になってるのを
ぜひとも見てみたくなりました。

Posted by Toko at 2006年10月31日 00:56

「おしいれの冒険」が もう一度よみたいっす 
そういえば この前、「ムー」のTシャツを着たお兄さんがまさしくムーを買っている光景を見た! 怖いものは、空にはもうないのかもね

Posted by kei at 2006年10月31日 01:25

>Tokoさん
 僕も読んでしばらくしてから思ったんです。
 あと、コックさんが調理をする部屋も
 けっこう、なかなか覗けないブラックボックスですよね。
 そんなことも考えちゃいました。
 機会があったら、ぜひ見てみてください。

>keiくん
 おおっ、あったね。そんな本も。
 ときどき、ああいう昔読んだ絵本読みたくなるなあ。
 コメントの「ムーTシャツ」が、一瞬「ルーTシャツ」に見えたので、
 ルー大柴?それともルー・リード?と聞き返しそうとしちゃいました。

Posted by 適宜更新 at 2006年10月31日 15:15

ボッカさんについてのブログをご覧ください。

Posted by たまお at 2006年11月16日 21:23

>たまおさん
 コメントありがとうございます。
 さっそく拝見させてもらいます。

Posted by 適宜更新 at 2006年11月17日 15:49