2006年10月31日

●下柳投手の153キロ

1、ずっと前に、ある野球本の企画で、
  投手の球速について調べたことがあります。

2、けっこう苦労しました。
  伝説の投手である沢村栄治さん、
  尾崎行雄さんや高校時代の江川卓さんの球速は
  証言などから、推測するしかないからです。

3、「もしあのころ、スピードガンがあれば!」とは
  よく言われることですが、
  スピードガンがあったとしても、
  その数字が記録として認知されるかどうかは、
  かなりあいまいです。

4、いくら電光掲示板に「150㌔」と表示されても、
  周囲が認めなければ、
 「何かの間違い」で済まされてしまうこともある。

5、僕がいちばん好きなのは、
  日ハムのエースだったころの下柳剛投手のエピソード。
  02年4月7日の対西武戦。東京ドーム。

6、2回表。
  西武・伊東に対してスライダーを投げたときに事件は起こりました。
  スタジアムの球速表示は「153㌔」。
  観客はどよめき、しかし、そのあと、笑いが起こりました。

7、軟投派で知られる下柳は
  ストレートですらほとんど130キロ台。
  試合後のコメントも「機械の故障でしょ」でした。
  翌日のスポーツ紙でも
  「冗談のような出来事」と書かれて終わり。
  世論だけでなく、本人も信じなかったのでした。

8、まあ、これは
 「スピードガンは信頼できない」という話なんだけど、
  個人的には大好きな投手なだけに、
  下柳剛さんのプロフィールに「最高球速153キロ」と書いてみたい
  そんな誘惑に駆られます。

Posted by tekigi1969 at 2006年10月31日 13:22
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