2006年10月04日

●床屋さんのこだわり

1、さっき床屋にいったら、
  いつもとは違う年配の理容師さんにあたった。
  顔を剃る手際がすごく手馴れていて、早い。

2、唇の右上を剃るには、
  顔のどの部分に手を置いて、
  どこを引っぱって、刃をどちらに滑らせればいいか
  とか、そんなことが全部頭に入っている感じ。
  たぶん身体で手順を覚えているんでしょうね。

3、パッパパとあっという間に終わって、
  すげえなあと思っていたら、
  「わたしが修業してたころは」
  突然話し掛けられた。
  「坊主ならこう、七三はこう、と決まっていたから大変でしたよ」
  

4、僕のクセ毛のことをいっているみたい。
  若いころよりはだいぶ大人しくなったけど、
  今でも伸びるととかなり爆発する。
  でも、最近はかなり短くしているので、
  「ワックスとか、つけますか?」と聞かれて、
  「いらないです」と答えたのでした。

5、「今は違うんですか?」
  「最近は、みんな自由に髪型決めますから」
  「あ、なるほど」
  「寝グセみたいなのがあっても
   『そのままでいい』といわれるから、楽です」
  「クセの強い人を七三にするのはたいへんだったでしょうね」
  「ガチガチにかためてましたよ。
   あれを思うと、ホント、楽になりました」

6、前にも書いたかもしれないけど、
  名古屋の某JR駅高架下にある床屋さんには、
 「ほんとうの坊主頭は、バリカンで刈れない。
  ハサミをつかって頭の形に合わせる腕が勝負」
  と力説する理容師さんがいました。

7、大きな床屋さんで修業していた時代には、
  現役時代の王貞治さんに気に入られて、
  名古屋で試合があるときは、
  必ず自分が髪をカットしていたとのこと。

8、「でも、最近は
  『ハサミだと時間かかるからバリカンでいい』
  なんてお客さんから言われちゃうんですよ」
  と、嘆くご主人。
  「びっくりしちゃいますよ」

9、でも、僕が驚いたのは、
  そんな時代の趨勢のことじゃなくて、
  シャンプー台にシャワーがなかったこと。
  このお店では、ゴムホースから直接温水がでくるのです。
  たしかに、洗剤は流れるからいいんだけど、
  それでも、やっぱり、あれにはびっくりしたっす。

10、ハサミでカットしてもらった坊主頭は、
  たしかに普段よりも長く整っていた気がします。
  今でもあるのかなあのお店。
  ゴムホースもご主人も、あのままだったらいいな。

Posted by tekigi1969 at 2006年10月04日 14:06
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