2007年10月17日

●海辺の生活この三日

1、15日夕方。近所の生協の魚売り場。100円均一のサンマを品定めしていたら、知らないおばちゃんに「これはいつものやつよりイキがよくないよ」とささやかれました。なんでも、サンマの市場価格があがっているから、仕入れだか水揚げだかが制限されているらしい。どういう理屈かはイマイチ分からないけど、海辺の町のおばちゃんがいうことなので、そういうものかな、と思って、「そうなんですか」とうなずきました。手も止めて、視線は横のアジの干物へ。でもおばちゃんは言うなり、適当なサンマを一尾を拾い上げて、買い物カゴヘ。あれれ。「わたしはね、塩まぶして、すぐに焼いちゃうから」ああ、そうなのね。すぐに塩焼きにするなら問題ないのか。「うん、それがいちばんウマイですよね。ぼくもそうしよう」といったら、横から知らないおばちゃん2.0が登場。「あら、うちはね、圧力鍋で煮付けるのよ。そうすると、1週間はもつの」1.0も「あら、それもいいわね。梅干で?」「そうそう。骨も食べられるから」。1.0はあっという間に煮付け派に。立ち去るタイミングを逃して、あいまいにうなずいていたら、1.0と2.0「あなたも煮付けなさいな」とのこと。「うーん。今日は塩焼きにしますよ」と逃げました。実際、じゅうぶん脂ものってて、うまかったですよ。

2、16日朝。早起きしたので、5時30分くらいに漁港脇の集積場にゴミ出しに行きました。そしたら、知り合いのTさんが登場。70過ぎてるはずなのに、さすがに現役漁師は朝が早い。「おはようございます」と声をかけたら、黙ってうなずき、「コレかい?」と両腕を大きく、歩くように振ってみせた。「ああ、ウォーキングですか。違いますよ、ゴミ出しただけ」と答えました。でもTさんは聞いちゃあいない。「コレはからだにいいんだよ。ここらは坂道多いからさ、うろうろしてりゃあ、自然にコレになるけどね」「そうかもしれないですねえ」「こうやってよ」Tさん、胸をそらして、腕を振る。「えらそうに歩くのがコツだ」とのこと。そういえば、このひとはいつもそんな風に歩いている。あれは健康のためだったのかと初めて気づきました。

3、今日、17日。風向きのせいか、湿度のせいか分からないけど、午前中は、むわっと磯の匂いがいつもよりも強く立ち込めている感じでした。午後になってタバコを買おうと外に出たら、「ついでにタマネギ、ジャガイモ、ニンジン買ってきて」と奥さんが。毎週水曜、土曜になると、近くの団地前に移動スーパーが来るのです。これがとにかく安い。タバコを買って、そこに立ち寄ると、早くも野菜売り場にハクサイが積んでありました。若干小ぶりだけれども、1玉まるごとで130円。安いっ。こいつは買わねばと勝手に追加。そしたら、帰り際に、シュークリーム山盛り300円になっているのを発見。しまった、ハクサイを買ってしまったので、お釣りが足りない。財布を持って出かければよかった。すっごく後悔しながら外に出たら、「このハクサイ、まだスカスカよね」と知らんおばちゃんにいわれました。大げさなくらい大きくうなずいたら、満足したように去るおばちゃん。ずっしりしたハクサイに出会えるのは、もっと寒くなってからだと思うよ。

Posted by tekigi1969 at 2007年10月17日 17:46
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