2007年12月13日

●「こだわり」と「拘り」

1、生協で買い物をしていて気づいたのだけど、「こだわり」という文字がほんとうに多い。誰もが何かに「こだわって」いる。何にこだわっているのか分かんないモノも多いけど、まあ「こだわっている」のなら、それなりの敬意くらいは払いたいな、と思います。でも、ここまで増えてしまうと、ちょっとヘキエキ。ゲップ。いっそ 「こだわりなく、ほどよく添加物つかって、素直に作っています。 でも、そんなに害はないと思うよ」ぐらいの潔い コピーが見たくなる。むしろ、こっちのが買いたいような気分もある。

2、でも、現実にはそんな商品は出なくって、 たぶん「こだわり」に変わる、でも、だいたい同じニュアンスをもつ言葉がつかわれるようになるはず。ごくたまにコピーやキャッチフレーズを考える仕事をすることがあって、この手の「こだわり」「和テイスト」「手づくり」 あたりを短く表現する言葉のニーズはすごく多いなと感じます。「こだわり」が飽きられたとき、次にどんな単語がその位置に就くのか。ちょっと予想がつかない。 でも、きっと、その言葉はひらがなかカタカナだろな、と思います。

3、「こだわり」を漢字で書くと「拘り」。「拘りの野菜」なんて、けっこう団鬼六な感じでいいと思うけど、でも、これは商品にはめったにつかわれない。googleで検索すると、「こだわり」は4,570,000件あるのに、「拘りは」147,000件で、31倍も違う。 ちなみに「拘り」で検索するとトップに出てくるのはwikipediaで、「特定の対象に、強く愛着し、離れることが出来ない状態を指す」とあります。だから、こだわりの料理なんてのは、漢字で言ってしまえば「偏執的に追求した出汁」とか「素材に拘泥した一皿」ってことになる。 でも、こういう、抜き差しならない感じはダメなので、ひらがなにする。拘りの野菜なんてのは、キャベツが亀甲縛りになっているみたいだから、ほとんどつかわれない。

4、雑誌の原稿を書いていても、ここ10年くらいでずいぶんといろんな単語がひらがな表記になっているなあ、とよく思います。「わたし」とか「とくに」とか、たいがいひらがなになっています。これはたぶん「漢字が読めない」とかそういう問題じゃなくて、気分なんでしょうね。画数の多いドロドロした感じから逃げたい、という空気。逃げるのはいいんだけど、この気分はどこに向かっていくのかなあ、とたまに考えます。浦安ねずみセンターとか、そっち方面なのでしょか。うーん、難しい。でも、ぼくはたまには「拘った」り、そんなことを忘れたり、してみたい。まっとうならそれでいいじゃん。「悪気はない」ってのはどうだろう。「悪気はないラーメン店」、あえて信用してみたい。でも、おいしくはなさそうかな。「根はいい人」にロクなやつはいないのと同じになっちゃいそう。

Posted by tekigi1969 at 2007年12月13日 17:51
トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://tekigi.hiho.jp/cgi/mt/mt-tb.cgi/1476

コメント

私は最速の給料日ローンを探しています

Posted by payday loan 1 hour at 2013年11月08日 08:15

こんにちは!私の名前はロジャーストライフと私はパーラ、アメリカ出身。私はショートCNAトレーニングクラスについてのウェブサイトを持っている。私はあなたのブログにレイクランドフロリダ州CNAトレーニングについての私のブログからのリンクを配置します。

Posted by free cna classes at 2013年11月29日 10:13

こんにちは!私の名前はコリンマッカーディと私はグライムス、アメリカ出身。私はピオリアイリノイ州CNAコースに関するウェブサイトを持っている。私はあなたのブログにCNA学校ジャクソンについての私のブログからのリンクを配置します。

Posted by cna program at 2013年11月30日 04:39
コメントしてください




保存しますか?