2009年04月28日

●「ブルー・オーシャン戦略を使いこなす」はこんな本です

先月発売された「ブルー・オーシャン戦略を使いこなす」。
(↑クリックするとbk1さんの本紹介ページが表示されます)
監修は武蔵大学経済学部教授の米山茂美先生。
米山先生の解説、理論、チャート図解をもとに
ぼくが文章を構成した本です。

  
 amazonの商品リンクです。

教科書みたいなデザインで、しかも「戦略」。
ちょっとハードル高そうに見えるかもしれないけれど、
じつはちっともそうじゃありません。
分かってしまえば、すげえおもしろい。
なにしろ、工学部出身のぼくが理解できたのだから、
門外漢でも大丈夫、ってのは保証します。

しかも、
経営というよりも
新しいサービス・製品を考案するための
ノウハウがいっぱいつまっているので、
社会人なら、誰でもつかえるヒント満載なのです。
本の宣伝もかねて、内容についてちょっと解説します。

まず、前提。
ブルー・オーシャン戦略ってのは、
2004年に発表された新しい経営戦略理論のこと。
「競争の激しすぎる市場」を
血の海=レッド・オーシャンに例えて、 それとはまったく逆の
「競争のない市場」を
ブルー・オーシャンと名づけています。
だから、これは
そういう競争のない市場をつくり出すための戦略。

これまでの
マーケティング理論、経営戦略の多くは
「競争を有利に進める」というモノが多かった。
でも、それをみんなが突き進めると、
やがては似たようなサービス同士の価格競争になってしまって、
共倒れになりかねない。これがレッド・オーシャン。

「安くて、高性能」になれば
消費者としてはホクホクだけど、
ぼくらはたいがい
消費者であると同時に
サービスや製品の提供者でもあるから、
家ではホクホク、でも会社ではグッタリしてしまう。

もちろん
「競争のない市場」を探す、という視点もあった。
いわゆる”ニッチ”というのもそのひとつで、
ニッチな市場を見つけ出すための市場調査も盛んにおこなわれている。

でも、ブルー・オーシャン戦略は、それとも違う。
青い海を「探す」のではなく、「創る」ことが目的。
もうちょっというと、
ブルー・オーシャンを生みだすようなサービス・製品
ってのがあるのです。
それを作り出すための考え方・手順を理論にしたモノなのです。

ちょっと乱暴に例えていうなら
内角低めギリギリのストライクを狙うのではなく、
真ん中高めのボール球なのに、つい打者は振ってしまうぜ!
と、いうような
藤川球児のストレートみたいなサービスをつくっちゃうのですよ。
これならストライクゾーンを大きくしたのと、同じことになるワケです。

「そんな都合のいいモノがあるんかいな」
と聞かれれば、
「あるんですよ、これが」
と答えるしかないです。
「日本でもできるんかいな。このご時世にできるんかいな」
と問われたら、
「できるし、実際にやってますよ」
といいます。
任天堂のwiiとか、旭山動物園の事例が
本書でも紹介されてます。これらはかなり青い海なのでした。

詳しくは読んでもらえるといいんだけど、
ものすごく、ざっくり言うと、
ブルー・オーシャンな製品を考え出すためには、
「これまでの常識とは違う発想」をしなくちゃいけません。
でも、こんなことはみんな先刻承知。
たいていは、分かっちゃいるけど、できましぇん、なんです。
そこで、
ブルー・オーシャン戦略では、
「これまでの常識」をくつがえす発想をするための手順とヒントが
こと細かく、ツール化されているのでした。

「ブルー・オーシャン戦略を使いこなす」では、
実践のキモになる、
このツールの使い方と、ヒントの考え方について、
かなり多めのページを割いて、具体例とともに解説をしています。

もうひとつ、本書には、
他の本にはない大きな特徴があります。
それは「マネされにくくしよう」というテーマに
1章を割いていること。

せっかく「競争のない市場」をつくっても、
ここは資本主義社会なので、
いつかは他社が参入して、競争が始まってしまうでしょう。
これは避けられないことです。

でも、競争が激化するまでの時間を長くすることはできます。
「模倣困難性を高める」
ようするに
「マネされにくくしておく」
ことで、青い海を長持ちさせればいいのです。
監修の米山先生の研究成果が
いくつかのノウハウにまとめられて、紹介されています。

例えば、特許。
六角エンピツの特許を取るとしたら、どうすべきか。
シンプルに「断面が六角形になるエンピツ」として登録したら
四角形やら楕円形のモノが他社から出てしまって、
「机のうえに置いても転がらない」というセールスポイントが守れない。
しかも、特許には「~ではない」といった消極的記載が認められないので
「断面が円形じゃないエンピツ」という登録はできない。
じゃあ、どうするべきか。答えを知りたい方は、本書でどうぞ。

これは「マネされにくさ戦略」のほんの一例だけど、
特許以外にも、これを積極的に作り出す方法を紹介しています。

というわけで、
この本は、
会社の経営に興味のあるひとだけじゃなく、
「まったく新しいサービスとか商品を考えたい」
「企画をたてるときに気をつけるべきヒントが欲しい」
というひとにも
読んでもらえるような一冊になっているはずです。
少なくとも、ぼくはそのつもりで書きました。

興味のあるかたは、ぜひ手にとってみて下さい。
宜しくお願いいたしまーす。

 
 ブルー・オーシャン戦略を使いこなす
 ↑
 楽天市場さんからも買えます。
 もちろん町の本屋でも。

Posted by tekigi1969 at 2009年04月28日 14:30
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コメント

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