2009年05月12日

●「売れたらいいな」から「買え」へ

1、先月末より前歯の治療をしております。
  仮入れ歯なので、話しづらい。食べづらい。ホゴホゴする。
  今度の土曜までは、人前にはいけない身体なのです。

2、だから基本的に自宅にいる。
  原稿を進めるチャンスです。でも、あんまりはかどらない。
  3月、4月に出した2冊の本の評判と売れ行きが気になって
  ちっとも気持ちが次にいかないのでした。

3、初めて単行本をつくったときは単純にうれしくって
  「おもしろかった」とホメてもらえれば満足でした。
  でも、やっぱり書くことで生活をしている身としては
  これで満足してちゃあイカンのではないか、
  とだんだん思うようになった。

4、「出版不況」という言葉があるそうで、
  ぼくも、ときどき誰かが嘆くのを耳にする。
  出版点数ばかりがすごく増えて、
  ほとんどの本は初版数千部のみで消えているらしい。
  自分が関わった本も、
  多くがそのパターンにハマっていきそうでおそろしい。

5、でも、自分の不徳をそんなデカイ時代のせいにするのはアレだし、
  そもそも15年やってて「出版が絶好調」だったアレなんて知らない。
  そんなぼくが「不況だから」「活字文化のうんちゃら」なんつったら、
  「平安時代は平安だったのに!」と憤るようなモノで
  ちゃんちゃら、かんちゃら笑っちゃいますっ。
  てか平安時代も末期はたぶん平安じゃなかっただろう。

6、だから
  「売れるといいな」と願うのは、もうやめようと思います。
  出しっぱなしは、いくないから。
  「売るぜ」くらいの気合で今後は臨む。

7、いっそ言いたい。
  「買え」と。
  「各自工夫して、面白く読むように」
  そう指示を出したい
  「ぼくの本を買ってくれないだなんて、
   今日の君はなんだかオカシイね」
  と真顔であなたのことを心配したい。

8、これから作る本は
  すべて重版になるようにあの手この手でがんばります。
  それでダメなら、時代じゃなくて、オレがダメなのだ。
  「えー!アレが重版になっていないの?いい本なのにぃ」
  と驚かれて
  「えへへ」だなんて、喜ぶのは30代までだいっ。押忍。

 
 ↑
 1365円以上お持ちの方はどちらかぜひ!

Posted by tekigi1969 at 2009年05月12日 16:58
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