2009年12月13日

●ブックカバーと本の手触り

1、ちょっと奮発して文庫用のブックカバーを買ってみました。

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2、つくったのは、ご近所に住んでる染織家・西川晴恵さん。
  ヘンプ100%で、琉球藍天然発酵染。
  友だちだからってワケじゃなく、これ、以前から興味があったのです。

3、電子書籍はひとつの流れとして確実にある。
  でも、きっと、モノとしての本も残るんだと思う。
  例えば、テレビが普及したあとも、
  ラジオは新しい立ち位置を占めて、独自の娯楽として君臨している。
  モノとしての本にも、新しい可能性があるんじゃないかなあ
  とか、そんなようなことを漠然と思ってて、
  なにかのヒントにならないかな、と、買ってみたのでした。

4、つかってみて感じたのは手触りのおもしろさ。
  しかも本のカバーってのは、
  読んでいるあいだじゅう、ずっと触っている。
  そこに心地のいい布があるってのは、すごく落ち着くし、おもしろい。

5、それで思い出したのは、
  寄藤文平さんが
  「アホウドリの糞でできた国 ナウル共和国物語
  の装丁をしてくださったときのこと。
  

6、あの本の表紙カバーは
  じつは馬糞紙なのです。馬のウンコでできた紙。
  「糞つながりでおもしろいっすね」
  なんてぼくは言っていたんですが、
  あのとき寄藤さんはサンプルを何度も撫でて
  「これ触り心地がいいんですよね」
  と力説なさっていたのでした。

7、装丁デザインってのは見た目のことだと思っていたので
  ぼくはすっかり忘れていたんだけど、
  単行本には、触り心地、重さ、ページのめくり心地といった
  付加価値もあるのでした。ずっと前から。たぶんこれからも。

8、文庫本はその辺がちょっと弱いんだけど、
  手織りのヘンプ布カバーをつけたことで、
  「おお!触り心地って大切じゃん!」と、それを思い出した次第です。
  これが今後のヒントになるかはまだ分かんないけど、
  単純に読書が気持ちよくなることだけは確か。
  最近は、
  本好きなひとに会うたび「これ触って、持って、ページめくってみてよ」と
  話しております。

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9、ちなみに
  このカバーをつくった西川さん、というか、はるちゃんの作品は、
  こちらの「webshop COCOON」で
  見たり、買ったりできるそうです。
  ブックカバーは残念ながら品切れちゅうだけど、
  「只今つくっております」と書いてあるから、
  そのうちきっと並ぶと思いますよ。

 

 ↑
文庫用のブックカバーには収まらないけど、
ぼくの最新刊(左)、予約受付ちゅうの近刊(右)も
もしよかったら、手触り確認してみてくださいね。 

Posted by tekigi1969 at 2009年12月13日 16:12
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