2010年11月22日

●「電子書籍を出してみたよ」はこうやって出したよ2

「電子書籍を出してみたよ」はこうやって出したよ1のつづき。

1、電書フリマ用の原稿は1週間ほどで完成しました。書きあがったモノをベースに、取り扱い説明書などの文章校正の仕事をしている電書部Tさん、YくんとSKYPEでやり取りをしながら、細部を詰めていきます。Tさんは、ぼくの書く文章に登場する数字が半角、全角交じりになっていることを不思議がっていました。それは、電書「キンドルで本、出してみたよ」が日本語だけど、横組みだったからです。横組みというのは、英語のように文字が横に並ぶ組版のこと。この場合、数字や英語は基本的にすべて半角にすればいい。ところが、ぼくがライターの仕事で日常的に書いている文章はほとんどが縦組みです。この場合、2桁のアラビア数字だけが半角で、あとは全角にすることが多いのですよ。考えてみると、取り扱い説明書やwebの文章はほとんど横組みだから、たぶん、あんまり知られていないんですね。これは意外な発見でした。

2、電書部には技術班という方たちがいて、変換はそこでやっていただける仕組みになっています。ぼくはテキストと画像データだけ渡せばいい。すると担当の方がタグを貼り、技術班がPDFとEPUBに変換してくれるのです。この二つの形式さえあれば、とりあえずパソコン、iPhone、iPad、kindleで読むことができる。この辺を任せちゃえるってのは、ちょうラクチンです。もちろんさまざまな形式の本をがんがん変換していくシステムだから、レイアウト上の制約はありました。でも、ぼくはもともと雑誌でも「デザイン先割り」(写真の位置や大きさ、文章の配置、キャプションの位置などがすべて先に決まっていて、あとで文字をぴったり当てはめるやり方)の仕事が得意なので、とくに気になりませんでした。それより気になったのは、液晶画面のことです。

3、電書フリマに来られるお客さんの多くは、たぶんこの電書をiPhoneで読むだろうと思いました。次にパソコン、iPad。キンドルはまだまだ少数派。iPhoneはすごく高性能で素晴らしいデバイスだとは聞いていましたが、あれは電子ペーパーではなく、目に光が直接あたる液晶画面です。ぼくはパソコンでさえ、長い文章を読んでいると目が疲れたり、頭に入ってこなくなることがあります。あの大きさ、液晶画面で、約3万字(改行や空白は含まないので、新書一冊の半分強くらいかな)の本を本当に読み通せるんだろうか。auユーザーのぼくには、それが分からない。正直いって、自信がない。

4、Tさん、Yくんは「ぜんぜん読めますよ」といってくれたんだけど、彼らは20代のケータイ世代。しかもいち早くスマートフォンを手にするくらいITにも適応しているとんがった若者なのです。それが一般的な感覚なのか、イマイチ信用できません。というわけで、41歳のおっさんなりに納得するため、渋谷の茶亭・羽當にiPhoneを持ってきてもらって、打ち合わせをしました。

(続きます)

(告知) この後日談をベースにした
「あとがき2.0」的なアレを
アプリ「電子書籍を出してみたよ」アップデート時に追加することにしました。
お楽しみに!

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 iPhone/iPadアプリ「電子書籍を出してみたよ」
 AppStore商品リンク→こちら

 

Posted by tekigi1969 at 2010年11月22日 14:38
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