2011年03月21日

●(地震後日記)3月14日

(3月21日に思い出しながら、書きました。)

1、ひさしぶりに5時30分起床。ケータイからツイッターに「おはようございまんじゅう」とつぶやいて、月曜のゴミ出し。我が家の収集所は漁港のわきにあります。平日でも乗合船の釣り客が集まっていることが多いんだけど、この日はとても静かでした。早起きしたのは、計画停電に備えるため。市役所HPによれば我が家は第3グループに属している。でも、東京電力のHPでは、第1グループにも載っている。どっちなんだ。後者の場合は早ければ6時20分に停電するかもしれない。第3ならば午後。考えたって分からないので、両方に備えて早めにコーヒーをいれました。前日、桃の枝のおすそわけに出かけた近所の染織家・西川さんが「予備があったからどうぞ」と貸してくれた携帯ラジオを聴いていたら、午前中は停電回避との放送。なーんだ、と拍子抜け。でも、これは自宅にいたからそう思えただけでした。首都圏では鉄道の運休・変更が相次いで、出勤した方は行きも帰りもものすごくたいへんだったみたいです。

2、停電はなくなったけど、午前中はラジオにしました。こちらも地震のことばかり。でもテレビやネットと受ける印象がずいぶん違う。同じ内容を伝えているとは思えないくらい印象が異なるのです。恐ろしい映像がないせいもあるのかな。でも、それ以上に、感情を刺激するような表現や、あおる(煽る)演出が少ない気がしました。それに、アナウンサーやDJの方々の語り口がすごく抑制されているのも大きいんじゃないかしらん。落ち着いた調子で報じられる地震のニュースは、すごく冷静にきけちゃいます。途中で、全国各地で「せっかく備えたのに、なんで停電しないんだ!」というリスナーの声が紹介された。ぼくもたしかにイラッとしたひとりなんだけど、東京電力さんはきっと「できるだけ停電にならないようにしたい。でももしかしたらヤバイかもしれないからお知らせしておこう」と思ってやってたんじゃないかなあ。だから、回避でイラッとするのはちょっと申し訳ない。ごめんなさい。「このスケジュールで、もしかしたら停電するかもしれないぞ」くらいの気持ちで取り組むことにしました。てか「どうしてスケジュール通りに停電にならないんだ!」と憤る国民って、もしかしたら日本人くらいかもしれないですね。

3、午後。奥さん任せにしていた確定申告の書類が出来上がったので、自転車で横須賀中央まで提出に。浦賀駅過ぎたあたりから、ズラッと自動車が並んでる。渋滞ではなく、ガソリンスタンドの行列。産油国がえらいこっちゃになっている&きょうは月曜日&鉄道がアテにならない&停電や地震に備えて買出しをしておきたい、とかそういうあれやこれやが重なってのことのようでした。ぼくはクルマに縁がない(そもそも免許をもっていない)ので「うひゃあ」と思っただけで通過。申告を済ませて、ホームセンターをのぞいたら、やっぱり乾電池、ラジオは見事に売り切れてた。ポケットに入れていたケータイが、二度ほど緊急地震速報を知らせてくれたけど、異変はなし。これは誤報だったみたいです。ちなみに、まわりにいた他のお客さんたちはちょっとうざそうにすぐ切っていました。これだけ連続しちゃうと、そうなっちゃいますね。

4、大きなスーパーものぞいてみた。節電で照明少なめ、BGMもなし。ガラガラになっているコーナーもあったけど、野菜はとても安くて豊富。食パンがたくさんあったので、1斤買いました。うちの近所の生協ではたいがい売り切れなのです。カップラーメンのコーナーは空っぽ。ときどき店員さんが品物が出そうとするんだけど、棚に並ぶより先に、待ち構えたひとたちにあっという間に持って行かれてしまうようでした。それぞれ事情や思惑があるんだろうけど、ここでも「うひゃあ」と思いましたよ。

5、夕方になると横浜方面に向かう道路ががぜん混んできた。たぶん、京急鉄道が急遽15時30分ですべての運転を取りやめたからです。家族を迎えにいくんじゃないかなあ。首都圏では片道1時間以上の電車通勤が当たり前。「電車がないから、タクシーで帰っちゃおう」なんてことしたら1万円じゃ足りません。あとで聞いたんだけど、電車でパート通勤しているご近所さんは地震当日の停電・鉄道運休で途方に暮れたそうです。「タクシーで帰ったら、その日稼いだお金がなくなっちゃうから、ずいぶん歩いたわよ」とのことで、途中で知人のクルマに同乗させてもらって、なんとか帰宅したのだとか。

6、ふと思いついて、鴨居のロイヤル洋菓子店さんへ。ここ、店構えはよくある街のお菓子屋さんですが、じつは最近リニューアルして、焼き菓子、ロールケーキなどなどがグッとおいしくなったのです。まだ食べたことのなかったレーズンサンドがあったので、2袋購入。1つはバレンタインチョコをくれた友だちのところに寄ってホワイトデーに渡してきました。もう1つは奥さんへのお返し、というか、我が家用。レーズンサンドも、期待通りにうまかった。

7、結局この日、一般家庭での計画停電はおこなわれませんでした。供給が足りたのは、多くの鉄道が運行を減らしたおかげもあったらしい。たしかに鉄道だとか工場のような大口の需要先は、事前に交渉して、かなり消費を減らしてもらうことができる。これなら電力量を計画的にコントロールしやすいのだと思います。だけど、首都圏でこれをやると、かえって混乱するんじゃないかなあ。せっかく会社に電気が来ていても、そこで働く人間の行き帰りが困難なことになってしまったら、どもならない。実際、この日は多くの会社が退社時間を早めたせいで、営業しようと張り切っていた都心の飲食店さんはどこもガラガラになってしまったようです。

8、ツイッターをみると、原発事故への不安についてのつぶやきが増えている印象。夜寝る前、友だちのミュージシャンNOROっちが「津波・震災で被災された方々が生きる希望を失いませんように」と自分の曲をyoutubeにアップしていた(こちら→「123 / NORO」)ので、リツイートして、就寝。

Posted by tekigi1969 at 2011年03月21日 10:45
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コメント

あの日は家に帰るのを早々諦めてましたね。
会社の前のホテルをすぐに予約。
夜遅くなって京急が動き出したけど、
もう帰る気力はなかったです。

Posted by たっちん at 2011年03月21日 16:52
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