2011年03月20日

●(地震後日記)3月12日

(3月20日に思い出しながら、書きました。)

1、明け方、何度か緊急地震速報で飛び起きた。ケータイが鳴ったような気もするけど、もしかしたらつけっぱなしにしていたテレビの音だったかもしれません。震度6弱、6強の揺れが新潟中越地方で観測されている。とっさに「何が起こっているんだろう」と思うけど、自然災害に意図やつもりはきっとない。あってもぼくなんぞに分かるはずもない。考えてもストレスになるだけだから、自分の家が平気なことだけ確認して、ふて寝。テレビで流れる地震速報の警告音は、ゴジラのテーマをつくった伊福部昭さんの甥の方がつくられたとネットでみたことがあるんだけどホントなのかしらん、とか、あらぬことを考えたりしながら、眠れなくなって、そのうち起きた。

2、テレビは押し寄せる津波、破壊された街、火災の映像。最初は「すげえ」「すさまじい」と思いながらみていたんだけど、あそこにはたくさんのひとや生活があったのだと想像したとたん、みていられなくなってしまった。テレビを消して、パソコンに移動。11日の夜、ぼくはあらゆる連絡・情報をツイッターに頼っていたので、同じようなひとの役に立ちたいと考えていました。そういうときにつかえそうな情報を探してリツイート(RT)する。こうすれば、拡散して、もしかしたら誰かが安心できるようになるかもしれない。しばらく見ていると「災害情報をツイートするときには日時を書きこんだほうがいい」「誤報や真偽不明の情報が多くなっているので、リツイートは慎重にしたほうがいい」「不安をあおるべきではない」ということがさかんにアナウンスされているのに気づきました。たぶん、誰もが「少しでも被災地の役に立ちたい」と思っていて、しかも「一刻を争う事態かもしれない」と感じ、焦っていたのでしょう。もしかすると、こういうときは「なにもできない自分」を認めることもストレスになるのかもしれません。だから、ぼくのようなひとがさかんにツイートを繰り返せば、むしろ混乱してしまうだけのようでした。

3、落ち着かなくちゃいけない。いま自分が被害にあっている方々にできることなんてほとんどない。そんな風に認めるのは悔しいんだけど、おそらくそうなのです。こういうときは、せめてまわりに迷惑をかけないようにしたい。乾電池と携帯ラジオ、停電時用の食糧を買いにいくことにしました。電力供給不足から「停電」が起こりそうという報道を見たからです。ついでに近所の友だち宅に寄ってみたら、単1電池があれば欲しいとのこと。ところが、ドラッグストア、生協、コンビニ、どこにも単1は見つからない。昨夜のうちに売り切れてしまったのだとか。ラジオもなし。手に入ったのは単3電池のみ。食べ物も、米、インスタント食品、冷凍食品、肉類、乳製品、豆腐などがかなり品薄になっていました。

4、帰宅して、奥さんはおにぎりづくり。メールをチェックしたら、電子書籍の誤字・脱字チェック依頼が届いていました。これはカナカナ書房が去年の暮れからはじめている仕事です。事前に作業をお願いしていたTさん、Kさんに確認したところ、大丈夫との返事。でもTさんは東北におられる両親と連絡がついていなくて、Kさんは地震でスケジュールが大きく乱れていたので、状況次第で適宜対応できるよう、手配。

5、福島の原子力発電所でも事故が起きていました。ぼくは大学で工学部電気学科だったので、このへん少しは予備知識があります。原子力の講義も受けたし、放射性物質とガイガーカウンタを扱う実験もしました。ちなみにぼくの母校では、実験に放射性物質をつかった学生が、手続きをめんどくさがって余った分を返却せず、トイレに流したという事件が起こったことがあります。その場は気付かれなかったらしいんだけど、後日、学内で定期的におこなわれているモニタリング検査で発覚。異常な放射線量が測定された、その男子便所付近が封鎖されました。(幸い、微量で被害はなかったようです。念のため)建屋が吹き飛んだというニュースにはちょっと緊張したものの、水素爆発という報道で納得しました。たぶん、ああいう建物は、内部の圧力が高まったときには原子炉を守るため、建屋の方が先に壊れるように設計していると思います。たしかに、原子力にまつわる事故はこれまでずっと「実際に起こったことは、あとになって発覚する」ということを繰り返してきたので、安心はできない。でも、ともかく放射性物質があの場所にあるうちは、横須賀にいる自分が慌てる必要はないと判断しました。

6、ツイッターとフェイスブックに、いちおう「無事です」と書き込んで、津波情報などを教えてくださった方たちにお礼の返信。漫画家の井上雄彦さんが”smile”と題した笑顔イラストをweb上に次々にアップしているのを知り、泣きそうになりました。(井上雄彦さんのアカウント→こちら)あとは、首都圏の大規模停電を阻止するための節電をエヴァになぞらえて「ヤシマ作戦」と名付けたひとたちにも、すごく共感。この2つをリツイートして、リビングの電球をひとつ外しました。ぼくにできることは節電だけだったから。それでも「この災害を乗り切るために、自分にできることがある」というのは、うれしいというか、気持ちを安定させるのに効果的だったと思います。このときは気づいていなかったのです。自分はまだちっとも落ち着いてなんぞいなかった。

Posted by tekigi1969 at 2011年03月20日 09:10
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コメント

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