2011年03月29日

●(地震後日記)3月20日

(3月29日に思い出しながら、書きました。)

1、朝起きたらインターネットは月の話題と写真でいっぱい。なんだなんだと思ったら、夕べは月が地球にものすごく接近するスーパームーンだったらしい。ぜんぜん知らなかった。14%大きく、30%明るくなったとのこと。見上げればよかったなあ。ちなみにスーパームーンは日本語でもスーパームーンで、「ちょう月」ではないようです。

2、3連休2日目。去年の値上げ以来減らしていたはずのタバコがまた増えていることに気づいた。1日2箱。元通り。いやホントは分かっていたんだけど、「いまは、ほら、非常時じゃん、有事じゃん。あれこれストレスたまるしさあ」と、自分をごまかしていたのです。でも、このまんま吸い続けたら、健康以前に財布が有事になってしまう。タバコをまた減らすことにしました。オレの復興スタート。すんごいプチだけど。

3、この日も停電はなかったけど、テレビやネットにはあまり近づきませんでした。情報と感情に被ばくしそうだったから。ぼやぼやしてても、イザとなればぼくにはケータイも防災無線もある。これだけの装備でも、世界規模でみたらめちゃめちゃ恵まれているんだと思う。この世がもしドラクエだったとしたら、すごいプレーヤーはきっとこのくらいの防具で最後までクリアしちゃうんじゃないだろか。

4、てなわけで本を読んだり、庭の手入れをしたりの一日。あ、このBLOGも書きました。どうやらぼく は長い文章を書くと、気持ちが落ち着くらしい。15年ライターをやってきて、そういうカラダになっていたみたい。

5、地震はたしかに「現実」で、原発の事故も不安な要素はまだ多い。「注意」やら「注視」しなくっちゃいけない。でもその現実にはすでに立ち向かっているひとが大勢いて、ぼくにできるのはせいぜい間接的な協力だけなのでした。しかも、ものすごく限られたコトしかできないから、だいたいは傍観者で、せいぜい遠くから「大丈夫なのかしらん」とか「それでいいの?」なんて声を上げる批評家にしかなれない。こうしたニュースを見続けること、情報ソースを探し続けることは、本当に「現実を直視すること」なのかしらん、という気がするのです。

6、むしろ、ぼくの場合は、地震やら放射線という「ドラマチックな現実」にかこつけて、「終わることなく、当たり前につづく平凡な毎日」に刺激的な味付けをしていただけのような気がします。でも、いま自分が向きあうべき現実はそっちじゃない。そっちには、少なくともいま「ぼくにできること」はない。向き合うべきは、ちっともドラマチックではない方の現実。災害を言い訳にしないで、こっちの現実で格闘して、日常をもっともっとおもしろいものにしなくちゃいけない。

7、誰かがツイッタで書いていたけど、いまは「世紀末じゃなくて、年度末」なのだと思います。というわけで、この日から寝室で眠ることにしました。余震備えモードをやめて、きちんと寝る。約10日ぶりの布団はちょうフカフカでヤバかった。

Posted by tekigi1969 at 2011年03月29日 13:54
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