2012年11月25日
●11月に出した本のこと、とか
1、去年からずっと編集協力していた本、先週ようやく第2稿が仕上がりました。年明けには完成できるんじゃないかな。2、それとは別に、夏のあいだせっせと準備に関わらせてもらっていた2冊、出ました。1つは「TOKYO本屋さん紀行」。「TOKYO図書館紀行」「TOKYO研究所紀行」に続くシリーズ最新作です。(「TOKYOブックカフェ紀行」も同時発売)ぼくは11軒の本屋さんの取材・執筆を担当させてもらいました。今回もかっちょいい仕上がりなので、ぜひぜひ!
3、もうひとつは柔道女子57キロ以下級金メダリスト松本薫さん初めての著書「夢をつなぐ」。こちらは編集協力しております。ロンドンに行く前から何度かお会いして準備していたので、五輪はテレビにかじりついてみてました。もちろん期待はしていたんだけど、ホントに優勝しちゃったから興奮したっす。畳の外にいる彼女はとても素直そうな、でも意志の強さを感じる24歳の女の子です。帰国後は少し風格が加わった気がしたので、そういったら「きれいになったとかですか?」といたずらっぽそう聞かれちゃいました「あ、そうかも」「マジですか。大人っぽくなってたらいいなあ」とのことですよ。こちらもぜひ!
4、んでもって、昨日からは新しい書籍の原稿書き始めました。こちらも編集協力。来年2月には出る予定。2週間ほど原稿ごもりしまっす。
5、関係無いけど、昨日見かけた動画がすげえ良い感じだったので貼っておきます。オーストラリアの鉄道会社の動画だとか。
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2012年11月17日
●明日18日(日)文学フリマに出店します!
明日11月18日(日)東京流通センターでおこなわれる「文学フリマ」に「電子雑誌トルタル」の名前で参加します!(写真は前回の様子)
ブースはエ-13&14。2階まんなか付近です。リアルで展開するトルタル、ぜひ、お越しください。お待ちしています。
「第十五回文学フリマ」(公式サイト)
日時:11月18日(日)11:00~17:00(これまでより1時間長くなりました!)
場所:東京流通センター 第二展示場
ブース:「湘南電書鼎談」(エ-13、14)←会場2階ほぼ中央
最寄り駅:東京モノレール「流通センター駅」徒歩1分
用意しているアイテムの一部をご紹介(すべてトルタル連載陣の制作です)
【FREEトルタル!タダで配ります!】
1、トルタル名刺カード(QRコード付き。1、2号、別冊もあり)
無料配布します。3号分は100枚用意しました。
2、ウワサの将棋フリーペーパー駒doc.
最新号50部を無料配布します。
【トルタル連載陣のオリジナルグッズ販売します!】
1、マジック折りミニブック(栞付きで100円)
1枚の紙を本のようにしてしまう「マジック折り」を使ったミニブックです。(協力・今井印刷)
裏面には古田靖のコラム「手酌の嗜み」を掲載。
2、マッチ箱カレンダー製作キット(200円)
完成すると、動画のように使えます。

完成すると、こうなります。
3、すだちん&かぼすぃ年賀状(官製年賀ハガキ。150円)
トルタル連載「すだち徳島かぼすは大分」より。

4、湘南電書鼎談(vol1は500円、vol2は300円)
印刷屋とライターが「電書」の過去・未来を語った鼎談を収録した冊子です。2011年におこなわれたものですが、電書の幕開け間近ないまこそ読んで欲しい内容だと思っています。
5、房総単機旅団(2号3号300円、4号200円)
古田アダム有さんと印刷屋さんの仲間たちがつくる同人冊子です。
【トルタルの中身、展示します!】
トルタル好評連載「万年筆で生活している」の川窪さんが手作りしたオリジナルペン各種を展示します。
ご本人はみちくさ市ブングテン参加のため来られませんが、ご希望あれば購入も可能です。
軸が天然素材で上からウェンジュ、煤竹、南天、エボナイト。インクに浸けて使用
その他書ききれないくらいのリアルアイテムを取り揃えてお待ちしておりますので、気軽に遊びに来てください。
よろしくお願いします。
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2012年11月15日
●CROWDパブリッシングとかいってみる
1、来年年明け、電書についてのセミナーで電子雑誌トルタルの制作について話すことになった。TEDの見過ぎかもしれないんだけど、こういう時はできるだけ内容をシンプルした方がよいと思う。せっかくの機会なので「こういうやり方です」といえる言葉を見つけたいなと思って考えてみた。ぼくらがやってるコレ、ってなんだろう。
2、トルタルは、離れたところで暮らすメンバーがほとんど顔を合わせずに作っているのがたぶん最大の特徴。そもそもFacebook投稿がきっかけで始まったから、みんなSNSをつかい慣れている。編集部はFacebookグループ。個人間の連絡や議論はTwitterやらFacebookメッセージ、ごくたまにメール。最終的にできあがったものをDropboxに放り込んで、でもこれだとURLが長い&DL数が管理できないので、bitlyで短縮して、TwitterとFacebookで配布するカタチにしている。
最初の投稿。このときの「いいね!」が編集部の母体。
3、こう考えると「ソーシャルパブリッシング」とかいえそうだけど、この言葉は色んな意味でつかわれているみたいで、ちょっと微妙。そもそも「ソーシャルうんぬん」って何だかイマサラな感じもする。
4、スケジュール管理・進行状況はGoogleドキュメントにEXELみたいな一覧表をつくって共有。文章もGoogleドキュメントに上げる。こうすると赤入れやら校閲作業がやりやすい。確定した素材はSkydriveに放り込んで、これも共有。データサイズを調整する人、加工ができる人が適宜取り出して、直して戻す。それらをHTMLにして、Github上でEPUB化。この辺はプログラムの分かる人がやって、ぼくは最後の校正、各端末を持っている人がチェックをする。この制作上のやりとりはサイボウズLIVEつかっている。
5、無料のデータ共有サービスをつかいまくっているから「CLOUDパブリッシング」とかもいえそう。てか、それならいっそ「CROWD」の方がいいな。群集。トルタルのコアメンバーは20数名くらいだけど、ちょっとずつ手伝ってくれている人、たまにふらっと登場して軌道修正してくれる人、今後に備えて素材を準備してくれている人などなどを加えるとたぶん60人くらいが関わっている。だから、CROWD。ついでにいうと、そういう人たちが散開戦術みたいに自在に動けたらいいなあ、とも思う。スピアウトとか別冊とかもそう。
6、というわけで、CROWDパブリッシング。四文字熟語だったら散開出版。いまの候補。とりあえず。「綴り、違ってるよ」といわれそうだけど、少し間が抜けてるくらいがちょうどいい気がする。
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2012年11月04日
●Google先生とぼく
1、今年4月にトルタルを創刊したときGoogle先生はこの言葉をまだご存知なかったようだ。律儀な先生は、ぼくらが検索窓に入力するたび「もしかしてタルタルではありませんか?」と表示してくださったものだ。
2、先生はものすごく頭が良いと思ってた。でも、それは昔の話なのかもしれないな。だって数ヶ月経って検索結果がそれなりの数増えても「タルタルではありませんか?」と聞き返すのは変わらなかったから。ぼくらは呆れて、でも慣れっこになっちゃって、そのうち気にしなくなったのさ。
3、ところが、半年経ったある日のことだ。
4、「おいボブ見てみろよ」思わず叫んでしまったよ。先生はとっくに「タルタル」といわなくなっていたんだ。いつからだろう。気が付かなかった。ちゃんとトルタルを覚えてくださったんだ。アルゴリズムバンザイって思ったし、一瞬でも機転の利かない理想主義者野郎だなんて軽視しかけてごめんなさいとボブ(犬)と一緒に反省したのさ。
5、先生はもうひとつ贈り物をしてくれた。予測変換に「電子雑誌トルタル」を加えてくださったんだ。こんな検索語句を入力するヤツがそんなにたくさんいるとは思えないけど、でも気持ちは受け取っておくよ。ありがとう、先生。タルタルがまだ予測の2番めにいるのには目をつぶっておいてあげるよ。
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