2013年03月30日

●近ごろのわたくし


1、引き続きあれこれやって生きてます。横須賀の桜は先週末が満開で、今年こそはウワサの米軍基地桜を見てやろうじゃん。意気込んで奥さんと出かけたのですが、ゲート前というか、ゲートまでいつになったら着くのだろうか途方に暮れそうなほどのすげえ行列を見て、即断念。でも、とぼとぼ彷徨いた末に偶然見つけた小さな公園の桜がとても見事でした。これでいいじゃん。ぜんぜん十分じゃん。
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2、マガジン航さんに「トルタルのつくりかた」という記事を書かせていただきました。トルタルという活動の具体的な経緯と中身についてまとめたものです。もともとは4月14日におこなわれる文学フリマin大阪で頒布する予定の「紙のトルタル」用に書いた原稿なので、そっちでも読めます。でも、こっちでも読めます。内容はだいたい同じ。

 こちら→「トルタルのつくりかた」(マガジン航

3、↑この記事にも書いたように、トルタルはCROWDパブリッシングを自称してみてます。それを持続だったり、発展だったりさせたり、アレしたりするため、CROWDファンディングにも挑戦することにしました。同じCROWDだし。「トル友」という、月額525円のサポート・コミュニティです。読んでみたり、登録してくださったり、こっそり応援したり、何となく気にかけていただけたりしたら、嬉しいです。

 こちらです→「トル友 電子雑誌トルタルのサポートコミュニティ」(hopp内)

 

4、電書以外では、とある博物館さんのリーフレットをつくらせてもらったり、書籍の編集協力をしたりしてますが、クレジットされない仕事なので詳細は自粛。

5、そんな感じで相変わらずあれこれやってみている次第です。生きていく所存です。さあて、どうなるでしょね。

<電子雑誌トルタル最新号4号はこちら(無料)>
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ダウンロードURL→トルタル4号
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2013年02月28日

●電子雑誌トルタル4号できました!


カナカナ書房の電子雑誌「トルタル」4号リリースしました!
こちらから直接ダウンロードできます。無料。登録も必要なしです。

 →トルタル4号

iPhone/iPad/iPod touchの方はiBooks
AndroidスマホはHimawari Reader
Winパソコン・MacはReadium
をつかえば快適に読めると思います。
kobotouchでも動画以外はだいたい大丈夫です。

うまくダウンロードできないときは
Safari(サファリ)などのブラウザからダウンロードしてみてください。(コピペ用→  http://bit.ly/torutaru_4)
こちらの予備URL(トルタル4号(ブラウザ経由)) をクリックすると自動的にブラウザ経由でダウンロードすることができます。
「読めないぜ」「よく分からないのだぜ」という方はこちらのガイドをどうぞ。→「トルタルの読み方」

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トルタル4号PV
映像:石川 亮介
曲:Frequency Modulation/佐々木 宏人

誰かに教えたい・送りたいというとき(ありがとうございます)は
http://bit.ly/torutaru_4
このダウンロードURLを気軽に配布してください。
もちろんURLをブログやSNSに貼っていただいても問題ありません。むしろ感謝です。

これまでのバックナンバーはこちら→ カナカナ書房電子書籍一覧
創刊からもうすぐ1年。
トルタルはまだしつこく続く予定です。今後とも宜しくお願い致します。




Posted by tekigi1969 at 12:00 | Comments [1] | Trackbacks [0]

2013年02月17日

●電書だったり、違ったり

1、去年のクリスマス頃にkindlePWが届いてから、電車での移動読書はほぼこれだけになりました。文字メインの分厚い本をグイグイ読むにはとてもいい。実家の母親に見せたらけっこう興味を持っていた。つかえそうだったら、向田邦子さんとかどっさり詰め込んで贈ってもいいかもしれないなと思ってます。(でもまだ贈ってない)
 

2、ただiPadとかの感覚で触ると、動作やできることがもっさりしているのも確か。両方持ち歩くつもりはない。理想はスマホと液晶タブレットとこれが一台におさまること。7インチあたりで。それはまだまだ先なのかしらん。

3、あと電子化された本は定価販売でなくてもいいから、時々セールがあったりする。複数巻になっているコミックスとかは1巻だけすごく安いとか当たり前になりつつある感じ。セール終了後に気づくと妙に悔しいのでamazonさんのこれとかちょくちょくチェックするようになりました。でもこれヤバイ。買いまくりそうになる。

 割引ちゅうの電書を紹介する「Kindle本セール」ページ

 ポイント10%還元になる「Kindleセレクト25」ページ

4、てな感じで、読者としては「電書ハジマタ」という感じです。

5、その一方で、ライター仕事的にはまだほとんど変わらない。紙ベースで発行される仕事が大半で、関わった本がときどき電子化されたり、電書制作会社さんからリライトの依頼をもらったりする機会がじわじわ出てきた、というぐらい。

6、ちなみに去年から始めた電子雑誌トルタルは、電書だけじゃなくて紙の本をつくりたいなと検討してもらっているところ。kindle向けの電書も作りたい。でも、せっかくいろんなコンテンツの作り手が集まってるんから、アウトプットを本だけに限らなくっていいよねと思ったり、思わなかったりしているところです。

7、音楽、ライブ、映像作品、アプリ、イベントもできるはずだよなあ。

8、とかなんとか手と妄想を広げる前に、まずはトルタル4号を出しちゃいます。目標は今月末!

 トルタル4号表紙。ただいま絶賛制作ちゅう
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2013年02月13日

●スライドを公開しました

1、先日ご紹介した1月18日JEPA「第18回 EPUB 3制作の現場から II」で使用したスライドをwebに上げてみました。読めるかな。ご興味ありましたらご覧ください。(こういうの作ったのは初めてだったので、いろいろ稚拙です。ご容赦ください)

 
電子雑誌トルタルにおけるソーシャルメディアの活用事例 from Yasushi Furuta


2、やってみて気づいたのだけど、スライド資料って電書の一種と考えてもいいのではないかなあ。しかもwebですげえ扱いやすい。他にもいろいろ作ってみようかなと思ってます。

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Posted by tekigi1969 at 09:18 | Comments [6] | Trackbacks [0]

2013年02月02日

●CROWD、ベーグル、第4号

1、1月18日に開催されたJEPA「EPUB第18回セミナー」で、電子雑誌トルタルについてお話させていただきました。CROWDパブリッシングとか好き勝手に言っちゃいました。リンク先に映像がアップされております。ご興味ありましたらご覧ください。
 →「EPUB 第18回 EPUB 3制作の現場から II
( 3つめの「電子雑誌トルタル制作におけるソーシャルメディアの活用事例」がそれです)

 

2、日本でもkindle始まったのだからやってみたいぜ!というわけで、以前パブーさんで無料公開していた短編レシピ読み物「小麦粉発酵ベーグル指南書」をamazonさんで100円にて 販売し始めました。最初のデータはkindlePaperwhiteで読むと文字色がちょっと薄かったので、昨日、修正版をアップロードしたところです。今後購入される方は修正版になっているはず&すでにご購入済の方には更新通知が近々届くことと思います。よろしくして頂けましたら幸いです。
 

3、編集・発行人をやっております電子雑誌トルタル、2月には第4号が出る予定です。今回も無料なので、ぜひぜひ。
 表紙はこちら!
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Posted by tekigi1969 at 10:22 | Comments [2] | Trackbacks [0]

2012年11月17日

●明日18日(日)文学フリマに出店します!

明日11月18日(日)東京流通センターでおこなわれる「文学フリマ」に「電子雑誌トルタル」の名前で参加します!(写真は前回の様子)

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ブースはエ-13&14。2階まんなか付近です。リアルで展開するトルタル、ぜひ、お越しください。お待ちしています。

「第十五回文学フリマ」(公式サイト
日時:11月18日(日)11:00~17:00(これまでより1時間長くなりました!)
場所:東京流通センター 第二展示場
ブース:「湘南電書鼎談」(エ-13、14)←会場2階ほぼ中央
最寄り駅:東京モノレール「流通センター駅」徒歩1分

用意しているアイテムの一部をご紹介(すべてトルタル連載陣の制作です)
【FREEトルタル!タダで配ります!】

1、トルタル名刺カード(QRコード付き。1、2号、別冊もあり)
無料配布します。3号分は100枚用意しました。
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2、ウワサの将棋フリーペーパー駒doc.
最新号50部を無料配布します。

【トルタル連載陣のオリジナルグッズ販売します!】

1、マジック折りミニブック(栞付きで100円)
1枚の紙を本のようにしてしまう「マジック折り」を使ったミニブックです。(協力・今井印刷)
裏面には古田靖のコラム「手酌の嗜み」を掲載。
 

2、マッチ箱カレンダー製作キット(200円)
完成すると、動画のように使えます。
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 完成すると、こうなります。
 
3、すだちん&かぼすぃ年賀状(官製年賀ハガキ。150円)
トルタル連載「すだち徳島かぼすは大分」より。
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4、湘南電書鼎談(vol1は500円、vol2は300円)
印刷屋とライターが「電書」の過去・未来を語った鼎談を収録した冊子です。2011年におこなわれたものですが、電書の幕開け間近ないまこそ読んで欲しい内容だと思っています。

5、房総単機旅団(2号3号300円、4号200円)
古田アダム有さんと印刷屋さんの仲間たちがつくる同人冊子です。

【トルタルの中身、展示します!】

トルタル好評連載「万年筆で生活している」の川窪さんが手作りしたオリジナルペン各種を展示します。
ご本人はみちくさ市ブングテン参加のため来られませんが、ご希望あれば購入も可能です。
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 軸が天然素材で上からウェンジュ、煤竹、南天、エボナイト。インクに浸けて使用

その他書ききれないくらいのリアルアイテムを取り揃えてお待ちしておりますので、気軽に遊びに来てください。
よろしくお願いします。

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2012年11月15日

●CROWDパブリッシングとかいってみる


1、来年年明け、電書についてのセミナーで電子雑誌トルタルの制作について話すことになった。TEDの見過ぎかもしれないんだけど、こういう時はできるだけ内容をシンプルした方がよいと思う。せっかくの機会なので「こういうやり方です」といえる言葉を見つけたいなと思って考えてみた。ぼくらがやってるコレ、ってなんだろう。

2、トルタルは、離れたところで暮らすメンバーがほとんど顔を合わせずに作っているのがたぶん最大の特徴。そもそもFacebook投稿がきっかけで始まったから、みんなSNSをつかい慣れている。編集部はFacebookグループ。個人間の連絡や議論はTwitterやらFacebookメッセージ、ごくたまにメール。最終的にできあがったものをDropboxに放り込んで、でもこれだとURLが長い&DL数が管理できないので、bitlyで短縮して、TwitterとFacebookで配布するカタチにしている。

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 最初の投稿。このときの「いいね!」が編集部の母体。

3、こう考えると「ソーシャルパブリッシング」とかいえそうだけど、この言葉は色んな意味でつかわれているみたいで、ちょっと微妙。そもそも「ソーシャルうんぬん」って何だかイマサラな感じもする。

4、スケジュール管理・進行状況はGoogleドキュメントにEXELみたいな一覧表をつくって共有。文章もGoogleドキュメントに上げる。こうすると赤入れやら校閲作業がやりやすい。確定した素材はSkydriveに放り込んで、これも共有。データサイズを調整する人、加工ができる人が適宜取り出して、直して戻す。それらをHTMLにして、Github上でEPUB化。この辺はプログラムの分かる人がやって、ぼくは最後の校正、各端末を持っている人がチェックをする。この制作上のやりとりはサイボウズLIVEつかっている。

5、無料のデータ共有サービスをつかいまくっているから「CLOUDパブリッシング」とかもいえそう。てか、それならいっそ「CROWD」の方がいいな。群集。トルタルのコアメンバーは20数名くらいだけど、ちょっとずつ手伝ってくれている人、たまにふらっと登場して軌道修正してくれる人、今後に備えて素材を準備してくれている人などなどを加えるとたぶん60人くらいが関わっている。だから、CROWD。ついでにいうと、そういう人たちが散開戦術みたいに自在に動けたらいいなあ、とも思う。スピアウトとか別冊とかもそう。

6、というわけで、CROWDパブリッシング。四文字熟語だったら散開出版。いまの候補。とりあえず。「綴り、違ってるよ」といわれそうだけど、少し間が抜けてるくらいがちょうどいい気がする。

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2012年11月04日

●Google先生とぼく


1、今年4月にトルタルを創刊したときGoogle先生はこの言葉をまだご存知なかったようだ。律儀な先生は、ぼくらが検索窓に入力するたび「もしかしてタルタルではありませんか?」と表示してくださったものだ。

2、先生はものすごく頭が良いと思ってた。でも、それは昔の話なのかもしれないな。だって数ヶ月経って検索結果がそれなりの数増えても「タルタルではありませんか?」と聞き返すのは変わらなかったから。ぼくらは呆れて、でも慣れっこになっちゃって、そのうち気にしなくなったのさ。

3、ところが、半年経ったある日のことだ。

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4、「おいボブ見てみろよ」思わず叫んでしまったよ。先生はとっくに「タルタル」といわなくなっていたんだ。いつからだろう。気が付かなかった。ちゃんとトルタルを覚えてくださったんだ。アルゴリズムバンザイって思ったし、一瞬でも機転の利かない理想主義者野郎だなんて軽視しかけてごめんなさいとボブ(犬)と一緒に反省したのさ。

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5、先生はもうひとつ贈り物をしてくれた。予測変換に「電子雑誌トルタル」を加えてくださったんだ。こんな検索語句を入力するヤツがそんなにたくさんいるとは思えないけど、でも気持ちは受け取っておくよ。ありがとう、先生。タルタルがまだ予測の2番めにいるのには目をつぶっておいてあげるよ。

<電子雑誌トルタル最新号、3号はこちら(無料)>
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2012年10月28日

●電子雑誌トルタル3号でました!


カナカナ書房の電子雑誌「トルタル」3号リリースしました!
こちらから直接ダウンロードできます。無料。登録も必要なしです。

 →トルタル3号

iPhone/iPad/iPod touchの方はiBooks
AndroidスマホはHimawari Reader
Winパソコン・MacはReadium
をつかえば快適に読めると思います。
kobotouchでも、動画以外はだいたい大丈夫です。
よく分からないやという方はこちらのガイドを参照してください。→「トルタルの読み方」

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誰かに紹介したい・送りたいというときも
http://bit.ly/torutaru_3
このダウンロードURLを配布しちゃえば、ファイルを添付するより軽くて便利だと思いますよ。
もちろんURLをブログやSNSに貼っていただいてもOKです。

これまでのバックナンバーはこちら→カナカナ書房電子書籍一覧
トルタルはまだまだ(たぶん)続く予定です。今後とも宜しくお願い致します。

 トルタル3号予告PV(制作・石川亮介、音楽・佐々木宏人)
 




Posted by tekigi1969 at 12:00 | Comments [8] | Trackbacks [0]

●電子雑誌トルタル3号まもなく登場


ぼくが編集人をやっている電子雑誌トルタルの3号がまもなくリリースされます。
本日12時。表紙はこちら!(松野美穂さん制作)↓

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目次はこんなふうです。
ドレミファソラムシ(fron)動画
左後方から駆け上がるヤツら(田中モトヒロ
トルタルタルト(黒猫文庫)回文
ひと匙の余韻(寺居和美)
わたしとわたしの母のこと(山本晴美
新米おごじょ日記(まつだきょうこ)
万年筆で生活している(川窪克実
すだち徳島かぼすは大分2(亀山鶴子)漫画
妖怪博士(川崎ゆきお)
切り撮った光景(田中モトヒロ
ARIARI(牧瀬洋)イラスト
theRoom1058(NORO)音楽・動画
セガール24時!!!(油井亮太郎)
101号(諏訪景子
僕たちが編もうとしているもの(今井孝治・梅本克・古田アダム有)特別寄稿鼎談
飯の種(小嶋智古田靖)インタビュー
本屋好き(wakkyhr)新連載
キャプテン☆俺(珠里友
フランスのパン(パン好き委員会巴里支部)
アホウドリの糞でできた島(古田靖

今号ももちろん無料。28日正午12時になったらダウンロードリンクを公開します。
お楽しみに。

 カナカナ書房公式サイト→http://kanakanabooks.com





Posted by tekigi1969 at 08:02 | Comments [31] | Trackbacks [0]

2012年10月14日

●トルタルのバックナンバー動画公開

電子雑誌トルタル1号2号に掲載したfronさんのドレミファソラムシ動画をyoutubeでも公開しました。
上手く動画見れなかった方。まだトルタル未体験の方、もしよかったら、こちらでもご覧下さい。

ドレミファソラムシ「ド」の回
 

ドレミファソラムシ「レ」の回
 

2号掲載のNOROさん「Dance Dance Skip ~ だんだんすき / 」PVも公開ちゅう。
 

トルタル本誌では動画にまつわるコラムの掲載ちゅう。
3号リリースももうすぐ。よろしくお願いします。

<電子雑誌トルタル2号はこちら(無料)>
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ダウンロードURL→トルタル2号
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Posted by tekigi1969 at 07:55 | Comments [1] | Trackbacks [0]

2012年09月09日

●ダ・ヴィンチ電子ナビさんの片隅に


ダ・ヴィンチ電子ナビさん「本の未来を創り出せ!挑戦し続ける電子書籍クリエイター3人にインタビュー」に恥ずかしながら、登場させていただきました。
ありがとうございます。

「SNSを通じて様々な才能が結集する電子雑誌「トルタル」編集長 古田靖さんの本棚」
こちら→ http://ddnavi.com/serial/80665/

いまでも収入の大半は紙の媒体で得ているのだけど、電書はいろんなことが起こるなあというのが実感です。たぶん出版業界・読者の本棚のなかに「電子」というカテゴリーが増えるだけじゃなくて、きっとぜんぜん違う何かになっていくんでしょうね。
よかったら読んでみてくださいね。

ダ・ヴィンチ電子ナビにも取り上げられたトルタル2号はこちらです(無料)>
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ダウンロードURL→トルタル2号
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Posted by tekigi1969 at 11:34 | Comments [0] | Trackbacks [0]

2012年08月20日

●トルタルをおもにSNSで配信しているワケ


1、トルタルには決まったダウンロードサイトがありません。ダウンロードURLの配布はTwitterとFacebookが中心。あとは執筆者や気にいって下さった方々のBLOG他に貼ってもらっています。「わかりづらい」「どこかの電書プラットフォームと契約して置いたほうがいい」「公式配布サイトをつくったら」とよくいわれるのですが、わりとガンコにSNSにこだわっています。(さいきんカナカナ書房の公式サイト内に電書一覧だけはつくっちゃいましたが。→ここ

2、これにはいちおうの理由があります。ここ数年、ぼくが新しい本やミュージシャンの存在を知るきっかけの8割はSNSでした。信用している誰かが「こんなおもしろいものがあるよ」と書いているから、それを読む。聴く。観る。ほとんどがこのケース。おもしろいニュースや記事がどこにあるのかもTwitterやFacebookで知ります。もちろん漏れている情報もあるんだろうけど、その辺はリアルの知人や雑誌があるから、ネットでの情報収集はSNS(とその連携アプリ)でほとんど足りちゃってるという実感がありました。SNSで流通できるデータはごく小さいんだけど、でもだからこそ、すごく軽快に流れていく。入ってくる。

3、これに対してBLOGやら公式サイトは、大きい分だけ動きが鈍い。記事を書いても、定期的に巡回してくれるひとは限られているし、おそらく数年前より激減している。RSSで熱心に更新情報を集めているひとも多くはなさそう。「ここにこんな記事があるよ」と知らせるツイートがなければ「無人島で開店しているお店」のような状態になっちゃう。

4、というわけで、もし仮にトルタルの公式ダウンロードサイトをつくったとしても「ここにダウンロードサイトがありますよ」と、URLとキャッチコピー的な紹介文を綴ったツイート投稿が欠かせません。これって読者にとっては「ツイートをみる」→「URLをクリックする」→「サイトが開く」→「URLをクリックする」という二度手間になりますよね。だったら、1回のクリックで直接ダウンロードできる方がいいじゃん、と思ったのです。

5、というわけでファイルをDropbox上にアップして、そのダウンロードリンクをbitlyで短縮したURLを配布するというトルタルのスタイルを思いつきました。現在のところ創刊号は3940回、2号は1380回ダウンロードされています。(この数字が多いのか少ないのかはまたの機会に書きたいなと思っております)

6、この配布方法には問題もあります。もっとも大きな問題は、SNSの投稿があっという間に流れてしまうところです。少しでも多くの方に知っていただくためには、何度も何度も投稿しなければいけません。これはすごくめんどくさい。じつは、ぼくが「電子書籍」ではなく「電子雑誌」をつくってみたかった理由のひとつが、このめんどくささの軽減にあります。

7、2010年末にぼくはiOSアプリ「電子書籍を出してみたよ」という電書を出したのですが、このときある方から「朝トイレでこの本を紹介したツイートを見かけて、Appstoreをクリックして購入して、通勤電車で読みました」という@をもらいました。「すげえ!」というか「読者にとっての電書って、こういうことなのかも!」と思ったのです。生活のなかにあるスマホ1台で、本にまつわるほぼすべてが完結する。ついでに著者にも感想がいえる。それでTwitter宣伝に力を入れようとしたのですが、1人では限界がありました。宣伝ツイートを繰り返していると、だんだんリツイートも反応も薄くなってしまう。紹介文を工夫しようにも限界がある。

8、でも複数のメンバーが関わる「雑誌」なら、この負担を分担することができます。著者・作者の人数も多いし、紹介するときの立場、考え方、フォロアーさんもマチマチだからバリエーションも豊富にできる。SNSを活用しやすくなるんじゃないか、と思ったのでした。それで編集部もFacebook内につくって、実際に会う打ち合わせも最小限にしました。(←これはあんまり関係なかったかも、と今ちょっと思ってます)

9、実際にやってみた結果は想像以上だったと思います。画像や写真、音楽、動画、ウェブ等の作り手が関わるとSNSの使い道は飛躍的に広がるんだなあ、と思い知りました。1冊の雑誌の存在を知らせるためのツイートが、何十種類もつくれるのです。きちんと統計やらレポートやらで効果を検証したわけじゃないけれど、1人でやるよりも「あの無人島にはどうやらお店があるらしいよ」と知ってもらう確率は高まったはずだと思っています。

10、とはいえ、このやり方が正しいか、今後もこれでいいのかはまだよく分かりません。「自分の関わっていることを宣伝するツイート」は発信する側にも、それなりにためらいがあるし、TLにこういうツイートが並ぶのを嫌う方もおられます。1号、2号、別冊と増えていけば「トルタルとかコトルタルとか、なんだか分からないツイートばかりでウゼエ」と思われてしまうケースもあるかもしれない。(もしそう思われている方いましたら、ごめんなさい)その辺は、これからあれこれ試してみながら考えてみようと思っています。

11、以上ざっと勢いで書いちゃいましたが、そんな感じでこういう配信方法を選んでいるわけです。圧倒的に人気のあるプラットフォームがたった1つだけある、という状況になれば話は違うのかもしれません。でも、そうなったとしても、やっぱり「膨大な本のなかから、こちらを見つけてもらう方法」は必要になるのかな、とも思っています。ともあれ、何かのご参考になれば幸いです。

<電子雑誌トルタル2号はこちら(無料)>
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Posted by tekigi1969 at 16:39 | Comments [1] | Trackbacks [0]

●最近関わった本


1、7月末に出たこちらの本、半分ほど取材・執筆のお手伝いをしました。ぼくは17ヶ所くらい行ったんだけど、こうした施設での研究成果が日常生活に浸透するのには早くても30年くらいかかるのだとか。だから研究所の今を知ることは「30年後の未来」を想像することでもあるのかなあ、と思いました。そうそう、写真もカッコイイですよ。
 
 ↑
 ちなみにこの本は2月末に出た「TOKYO図書館紀行」の続編です。
 

2、5月に出た「大人の科学マガジン デルタ・ツイスター」でも数ページ、原稿書いてます。キャパシタと超小型モータについてお話を聞いて来ました。


3、順番がおかしくなっちゃったけど7月発売のこちらの新書も少しだけ執筆協力をさせていただきました。
 

4、以上ご興味ありましたら、適宜よろしくお願いいたします。

<古田が編集長をしている無料の電子雑誌トルタル2号はこちら(無料)>
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2012年08月19日

●トルタルが無料になっているワケ


1、今年4月に創刊した電子雑誌トルタル。無料で配布しているのには、いくつか理由があります。1つめのワケは、できるだけ多くのひとに届けたかったから。ほとんどのひとにとって電書(電子書籍)はまだ馴染みのないものだと思うので、手にとってもらうまでに障壁を最小限にしたかった。EPUB3というフォーマットにしたのも同じ理由です。これならiPhone、iPadユーザーだけでなくパソコン、Android端末他を持っているひとにも読んでもらえる。これがもっとも大きな理由。

2、2つめのワケは電書の配信方法です。有料の電子コンテンツを配信できるサイトはいくつかあるけれど、多くのひとにとって、どれもあまり馴染みのないモノばかりです。少なくとも、2012年8月現在はそうだと思う。ぼく個人の経験でいえば、これまでいろいろなサイトで電書を販売して来たなかで、そこそこ売り上げが出ているのはAppStoreだけです。書店アプリはイマイチで、単独のブックアプリにするとダウンロードがのびます。たぶん見つけやすくて、購入時の手間も少ないせいでしょう。でも、これだとiPhone、iPadユーザーしか読めない。それと、Apple的には「本はiBookStoreで売って欲しい」という意向があるらしく、昨年くらいから単体のブックアプリをAppstoreではほとんど受け付けてくれなくなりました。(それなのに、ああそれなのに、iBookStoreはまだ日本語に対応してないのです)無料にしてしまえば、こういう販売サイトのルールや意向から自由でいられます。
 ↑
<補足>ちょっと2に補足をすると、AppStore以外でももちろん電書販売はできます。でも何故か少ししか売れない。出版は楽でも、購入がめんどいからだと思います。生まれて初めて電書サイトを開いた方がクレジットカードとかpaypalの登録をするのは、「1冊の本のために個人情報を登録する」ということになっちゃいます。これは敬遠しちゃうでしょう。ぼくも買いません。ちなみに「楽天kobo」「Amazon Kindle」が期待されている理由のひとつが、これです。この2つのサイトはすごく多くのひとが登録済みで、ある程度信頼も得ているので、AppStoreと同等、もしくはそれ以上買ってもらえるんじゃないかと見られているわけです。

3、3つめのワケはEPUB3というフォーマットにあります。このデータ形式は全世界共通のオープンなものなので、今後、電子書籍のスタンダードになるだろうと考えられています。動画も入れられるし、javascriptも動く。ほとんどのデバイスにEPUB3を読める無料リーダがあるので、トルタルでもこの形式をつかうことにしました。でも、たぶんまだほとんどの方が「EPUBって何?自分のパソコンでも読めるの?難しくないの?」という感じだったろうと思います。ホントに読めるかどうか自信が持てない本にお金なんて払えないですよね。というわけで、無料にしました。「オレのパソコン・スマホはEPUBが読める」ということを確認してもらうことが先決だと判断したのです。

4、4つめのワケは3の裏返しです。ほとんどのデバイスで読めるということは、電書の製作者にとっては「1つのページがバラバラな大きさで表示される」ということでもあります。ページの大きさは、デバイスの種類の数だけ存在する。しかも、スマホとかだと、縦でも横でも読めたりするし、フォントの種類・大きさもリーダーやユーザーの設定次第。文字を囲んだきれいな枠線が、どこで切れるかを制作時にコントロールすることができない。(このへんのことを「リフロー型」といいます)こんな「本」は、まだぼくはつくったことがありませんでした。WEBデザインに近いんだけど、ページめくりをするところは本に似ている。だからWEBデザイナーにも分からないところがある。それなのにデバイスもリーダーも、続々と新しいものが出まくっていて、状況はさらに複雑になっていく。わお、どうしよう。でもやってみたい。いつか必要になる気もするし。というような状態だったので、EPUB3電書の作り方を構築する練習も兼ねてつくっちまおうと、無料にしました。

5、今年の1月にトルタルを無料にしよう考えたのは、だいたいこんな理由からです。何かの参考になるかなと思ってつらつら書いてみたんだけど、分かりづらかったらすみません。

6、その後だいぶん状況は変わりましたが、もうしばらくトルタル本誌は無料のままがいいかな、と思っています。無料のままでも関わった方々みんなが採算がとれるように工夫できたらいちばんいいのかもしれませんね。(ここ最近はその方法をアレコレ考えてます。ただ広告入れるってだけじゃつまんないもの)

<トルタル2号はこちらです(無料)>
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ダウンロードURL→トルタル2号
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2012年07月23日

●コトルタルとかコボルタルやら


1、電子雑誌トルタルに関連して「コトルタルA2」とか「コボルタルβ版」なんてものが出ているのに気づいている方はどのくらいいるんだろう。ちょっと分からないけど、じつはやってます。これらはトルタルから派生したスピンアウト企画の電書です。カンタンにいえば別冊ですね。現在、すでに3冊リリースされてます。

2、この別冊プロジェクト、言い出しっぺはトルタル執筆陣のひとり古田アダム有さんでした。彼がUSTREAM配信で「トルタル別冊あってもいいよね。コトルタルとか」と話したのがたぶん最初です。飲みながらの話でそのまま忘れていたのですが、その数日後にタイトルロゴができていました。

3、以下トルタル編集部(Facebookグループ)内でのやり取り要約。松野美穂「ロゴつくってみました」古田アダム有「いいだしっぺだしなんかやりたいな。ロゴつかっていいですか?」松野美穂「ぜひぜひ」NORO「小腹が空いた時用みたいな。笑」山本晴美「雑誌好きな人の「虫養い」にコトルタル!」古田アダム有「本誌とは別の方向で色々できるといいと思うのです。コトルタルA2(Adam AriでA2)という形でやろうかな。幾つもあっていいですよね」古田靖「いいですよ、じゃあお任せします」古田アダム有 「しまったw 踏み込みすぎたw」松野美穂 「やったもん勝ちの匂いがする」古田アダム有「準備始めました。20種類くらいできちゃう雨後の竹の子方式がいいと思うなぁ」松野美穂「ビジュアル班サイドとしてはZINE的ななにかになってもいいかもなあと思うわけです」古田靖「竹の子もzineもかんげいです!」古田アダム有「コトルタルはCo-Torutaruですよね。たくさん作ろう」というような流れでスタートしました。

3、こんな感じで5月にリリースされたのが「コトルタルA2」。最初はiPad限定(iBooksでのみ読める)でしたが、その後PDF版もでています。全編・古田アダム有さんの制作で、写真満載でzineっぽいつくり。

 A2.jpg
 コトルタルA2ダウンロードURL(無料です)
 iBooks Ver. (約12MB):https://bitly.com/CTTA2_1_iPad ←iPadのみ
 PDF HiFi Ver.(約170MB):http://bit.ly/CTTA2_1_HiFi
 PDF LoFi Ver.(約12MB):http://bit.ly/CTTA2_1_LoFi
 iPadZineからも落とせます:http://www.ipad-zine.com/b/1647

4、そしたら今度はトルタルのEPUB制作をしてくださっている小嶋智さんが、kobo touch日本発売に合わせて新たにスピンアウト。「コボルタル」という別冊をスタートさせました。16階調グレースケール(白黒)電子ペーパー、縦書き可、というkoboに最適化した電書をつくってみるプロジェクト。内容はトルタルからの転載やkobo対応したオリジナル、書き下ろしコラムなど。不具合を調整したり、いろいろチャレンジしたりしながら、随時アップデートしていく予定とのこと。詳しくはこちら→コボルタル β リリースしました!「買い物ログ」

 コボルタルPV(YouTube)
 

 コボルタルダウンロードURL(無料です)
 コボルタルβ版→ http://bit.ly/koborutaru_1 (kobo touchまたは縦書き対応EPUBリーダが必要です)

5、さらにさらに古田アダム有さんはトルタル2号発刊に合わせて「コトルタルA2ほぼフリーペーパー版 Vol.0.1」をリリース。内容はトルタル連載「赤ずきんちゃん気をつけて」をベースにした電書ですが、注目はそこではなく「100円なのに、タダで全編読むことも可能」という異次元の境地に挑戦しているところです。BLOGでも読めるし、パブーの試し読みでも全編閲覧可能。それなのに値段も付いている、というけっこう画期的な「有料フリーペーパー電書」。果たして誰か買うのか。お好きな方は、ぜひご注目を。詳しくはこちら→「コトルタルA2(シリーズ)」

  コトルタルA2 Vol.0.1(100円であり、無料でもあり)
  パブー内の商品紹介→ http://p.booklog.jp/book/53692(PDF、EPUBがあります)

6、ただいまぼくも「コトルタル400」というのを準備ちゅうだったりします。何が何だかわからないかもしれませんが、電書は本の作り方も変えていくんじゃないかなあと思っているので、しばらくアレコレ試してみます。トルタルともども、雨後のzineの子も宜しくお願いできれば幸いです。自分でつくってみるのもオススメですよ。

<本家、トルタル2号はこちらです(無料)>
 torutaru_2.jpg
ダウンロードURL→トルタル2号
EPUB3読み方ガイド→「トルタルの読み方」




Posted by tekigi1969 at 09:32 | Comments [29] | Trackbacks [0]

2012年07月15日

●電子雑誌「トルタル」2号でました!


カナカナ書房の電子雑誌「トルタル」2号リリースしました!
こちらから直接ダウンロードできます。無料です。登録も必要ありません。

 →トルタル2号

iPhone/iPad/iPod touchの方はiBooks
AndroidスマホはHimawari Reader
Winパソコン・MacはReadium
をつかえば快適に読めると思います。
よく分からないやという方はこちらのガイドを参照してください。→「トルタルの読み方」

torutaru2.jpg

「友だちに読ませたいな」というときは
このダウンロードURLをお気軽に配布しちゃってください。
http://bit.ly/Torutaru_2
添付するより軽くて便利だと思いますよ。
ブログやSNSに貼っていただいてもOKです。

ちなみに創刊号はこちら→トルタル創刊号 トルタルはこれからも(たぶん)続きます。
今後とも宜しくお願い致します。

 トルタル2号予告PV(制作・石川亮介、音楽・佐々木宏人)





Posted by tekigi1969 at 12:00 | Comments [1] | Trackbacks [0]

2012年07月13日

●電子雑誌トルタル2号リリース間近


 4月1日に創刊した電子雑誌トルタルの2号がまもなくリリースされます。
 予告PVできました!(制作・石川亮介、音楽・佐々木宏人)


 2号の表紙はこちら!(松野美穂さん制作)↓

torutaru2.jpg

 ちょうボリュームアップしたトルタルですが、もちろん引き続き、無料、無登録で読めます。
 完成したら、このサイトでもダウンロードリンク告知しますね。

<電子雑誌トルタル創刊号>
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 ダウンロードURL。無料。→トルタル創刊号
 読み方ガイド→「トルタルの読み方」
内容紹介PV(YouTube)→電子雑誌トルタル創刊します!



Posted by tekigi1969 at 08:30 | Comments [5] | Trackbacks [0]

2012年04月29日

●4月28日ヒトハコ時報「横須賀からの手紙」


1、去年に引き続き、友だちのやっている「ヒトハコ時報」に参加させてもらいました。不忍ブックストリート一箱古本市の当日、古書ほうろうさん前の編集室でリアルタイム制作・頒布するというフリーペーパーです。ツイッタアカウントは@Hitohako_jihoh。現地の様子は同時にUSTREAMでも配信されました。ぼくは、およそ1~2時間ごとにやってくる〆切に合わせて「横須賀からの手紙」という連載記事を即興で書いて送る役目。

2、以下、その原稿転載です。(30分くらいで推敲もしないで書いちゃってるので誤字脱字、いいかげんなところなど見つけても何卒ご容赦下さい)

●横須賀からの手紙第1回(12時発行)
去年に引き続き、今年も横須賀・浦賀の自宅から不忍に向けて短文をお届けすることになりました。宜しくお願いします。本を手に入れるには買う、借りるのが一般的だと思いますが、合法的な手段としてもうひとつ「もらう」という方法があります。いまでも強烈に覚えているのは中学1年生のときにもらった本です。それまでたいして口を聞いたことのなかった同級生(男子)に「この本あげるよ」といきなり渡されたのは、カート・ヴォネガット『スローターハウス5』でした。ぼくはその本をすごく気に入ったのですが、妙な具合の疑問が残りました。彼はなぜ、ぼくがそれを気に入ると分かったのか。そして、なぜそれをプレゼントしなくてはいけなかったのか。どうして、よりによってスローターハウスだったのか。何となく想像はつくのだけど、あんまり深入りするべきじゃないたぐいの事のような気がしたのです。高校生になって、別の同級生から「絶対に気に入るから」と自信満々に渡されたのはディック・フランシスの競馬シリーズでした。ミステリーはほとんど読む習慣がなかったのだけど、そこはさすがの名作。グイグイ楽しく読み、そう話しました。そしたら翌日さらに数冊、読み終わると次は10冊どさっ、どさっと持ってきてくれるようになってしまったのです。「そこまで好きなわけじゃない」とは言い出せず、全部読みました。このとき妙な疑問を感じることはなかったのは、たぶんこの同級生がきれいな女の子だったからです。今年はこんな感じで、本についてリアルタイムに書いてみようと思います。いまは4月28日朝9時過ぎ。1時間おきにやってくる〆切に間に合えば、次号でまたお会いしましょう。

●横須賀からの手紙第2回(印刷機トラブルで14時ごろ発行)
横須賀・浦賀の自宅から不忍に向け、1時間おきに書いております。ライター古田靖です。「ヒトハコ時報」を毎号続けて読むひとはあんまりいなさそうだけど、前回の「もらう本」の続きで「あげる本」について書きます。文章書きの仕事をしているにも関わらずぼくはあんまり本を持っていません。読書はそれなりにするのだけど、基本的に気に入った本を何十回もくどいくらいに読み返すタイプだからです。そのなかで「10年ごとに読もう」と決めた本がいくつかあって、ひとにあげるのはたいていその一冊です。10年ぐらいおきに読み返すと、始めて読むのと変わらないくらい新鮮な感じがするのと、感想がまるっきり変わるのがおもしろい。ときには「こんな本に熱を上げておったとは!若造めが」と10年前の自分を見下す楽しみまで味わえます。ちなみに若気の至り本は次の10年が来る前にだいたい処分しちゃいます。10代のときから40代になったいまもまだ継続的に読んでいて、ときどきひとにあげている本のひとつが澁澤龍彦「高丘親王航海記」です。初めて読んだとき「なんかすげえ。でもたぶんこの小説のホントのすごさを自分はまだ分かっていなんじゃないだろか」と思ったのが、この10年おき読書のきっかけになりました。もうすぐ43歳になるのだけども、まだじつは「ホントのすごさ」に届いている実感はわきません。ちょっとだけ分かりそうな予感が出てきたかな、とかそんなくらいです。いつかこの本を読んで「若かったなあ」と思うときが来るのでしょか。80まで生きたらもしかして。

●横須賀からの手紙第3回(16時ごろ発行)
横須賀・浦賀の自宅から古書ほうろう前編集部に向け、約1時間おきにお送りしている連載3回目です。ただいまお昼ごはんを食べ終わったところで、こちらも不忍と同じくきれいに晴れています。我が家からは浦賀湾が見えるのですが、きょうは咸臨丸フェスティバルというイベントをやっているようです。ちょっと興味があって、文章の仕事とは別に、ここ2年ほど個人で電書(よくいう電子書籍)をあれこれつくっています。先日はトルタルという無料の電子雑誌を創刊しました。原理的にいえば電書が古書になることはありませんが、つかわれているフォーマットが過去の遺物になる可能性はけっこうあります。そうすると、その電書を読むためには昔懐かしいデバイスをひっぱりださなくちゃいけなくなって、なかなかページがめくれなかったりして「読みづれえなあ」「こんなに面倒だったっけ」と悪戦苦闘しながら読むことになるかもしれません。面倒です。でもすげえ楽しい気もします。「電古書」の誕生です。電古書は放っておいても、いずれきっと生まれるでしょう。でも、いますぐ読んでみたい。それで「電”気”書籍」という言葉だけつくって、海を見ながらときどきボンヤリ考えてみています。このあいだ某万年筆職人さんに言われたのは「機械式テレビジョン」をつかった電気書籍構想でした。19世紀につくられた発明品で、ニプコー円盤というグルグル回る円盤をつかった電子式以前のテレビです。けっこうきれいに映るらしい。詳しく知りたい方はググっていただくとして、この大げさなデバイスをつかって短編小説を表示させてみたい。たぶん、それはすごく電古書に近いものになるんじゃないでしょうか。時間とお金と人手があったら、やってみたいことのひとつです。

続きは5月3日の「ヒトハコ時報」で書くつもりです。

     

<電子雑誌トルタル創刊号>
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 ダウンロードURL。無料。→トルタル創刊号
 読み方ガイド→「トルタルの読み方」
内容紹介PV(YouTube)→電子雑誌トルタル創刊します!



Posted by tekigi1969 at 13:57 | Comments [0] | Trackbacks [0]

2012年04月09日

●トルタル創刊1週間


電子雑誌トルタル創刊から1週間が経ちました。
おかげさまで日本、アメリカ、香港、台湾、フランス、オーストリア、スペイン、韓国、イタリア、ブラジル、インドなどから
創刊10分で100ダウンロード
16時間で1000ダウンロード
1週間弱で2000ダウンロードしていただきました。ありがとうございます。

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でもやっぱり「EPUB3」という新しいフォーマットに戸惑われる方も多いようで「落とせない」「読めない」というケースも少なからず、あるようです。
こちらに、読み方/対応ソフトのガイド
 →「トルタルを読むには」
が用意してありますが、
これだけでは分かりづらいようなので、
もう少し詳細なガイドを作成しようと思います。
すみませんが、もうしばらくお待ちください。

 トルタル創刊号直接ダウンロードURL(無料)はここです。
 →トルタル創刊号

「何の本なの?」という質問もいただきました。たしかに、あんまり説明してなかったかもしれません。伝えたい気持ちはあるのですが、でもせっかくの「雑」誌なのだし、一口に説明できるようなモノにはまだしたくないっす。というわけでPVでご説明ということにさせてください。

 

というわけで、引き続きトルタルを宜しくお願い致します。

あ、そうそう。2号もやります。準備開始しますよー。



Posted by tekigi1969 at 08:56 | Comments [0] | Trackbacks [0]

2012年04月01日

●電子雑誌トルタル創刊しました!


カナカナ書房の電子雑誌「トルタル」創刊しました!
創刊号はこちらから直接ダウンロードできます。無料です!

 →トルタル創刊号

読み方/対応ソフトが分からないという方はこちらにガイドがあります。

 →「トルタルを読むには」

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たった1つのファイルですが、
スマホ、パソコン、タブレットで読めるはずです。

もし「友だちにもあげたいな」というときには
このダウンロードURL
http://bit.ly/torutaru_1
を直接伝えると軽くて便利だと思いますよ。ブログやSNSに貼っていただいてもOKです。

トルタルを宜しくお願い致します。



Posted by tekigi1969 at 12:19 | Comments [0] | Trackbacks [0]

2012年03月27日

●2、3、4月に出た本、出る本


1、カナカナ書房とか電書のことばかりエントリーしてたけど、仕事もちゃんとしております。こちらは紙媒体をつかったものがメインです。

2、2月に出たのが「TOKYO図書館紀行」。取材・文章を半分くらいやらせていただきました。おかげで図書館にめざましたですよ。とくに閉架図書館は、宝の山ですぜ!
 

3、広瀬有二さん「ゴルフ週刊誌のFacebookが日本一になった理由」は3月発売。構成をやらせていただきました。Facebookで200万人を越えるファンを集めるパーゴルフ。その「どうして」「どうやって」「ここからどうする」の答えが書かれています。
 

4、「食べても太らない!糖質カットの健康ダイエット」はムックです。インタビューページの構成をしました。その翌日から夕食でお米を食べるのをやめてみたんだけど、すげえ勢いで一気に痩せてびっくし。てか、それ以上に体調がいいカンジがするので、無理のない範囲でしばらく続けるつもりです。
 

5、んでもって4月1日正午にはトルタル創刊号(無料)がでるという感じです。いちおう編集長ということになっちょります。宜しくお願いします。押忍!

【トルタル創刊記念iPad用オリジナル壁紙プレゼント実施ちゅう】
 下のリンクからダウンロードできます(再配布不可。個人使用に限る)

 壁紙1
 壁紙2

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 (左が壁紙1、右が壁紙2)




Posted by tekigi1969 at 10:02 | Comments [1] | Trackbacks [0]

2012年03月25日

●トルタルを読むには

(↓以下、4月11日修正しました!)
トルタル創刊まで1週間を切りました。
ここでトルタルの読み方について、ちょっとだけ説明をさせてください。

電子雑誌トルタルはEPUB3という電子書籍フォーマットで作成されています。
オープンな国際規格なので有料・無料のリーダー(閲覧ソフト)がたくさん配布されています。
これさえあればトルタルを読むことができますが、
「自分のパソコン、スマホに入っているか分からない」という方もおられると思います。
またソフトによっては「読みづらい」「動画が観れない」といった切なく悲しい事態が起こる場合もあります。

そういうことのないよう、
ここでトルタル編集部が見つけたオススメの無料閲覧ソフトをご紹介します。
(2012年4月11日現在の情報です。適宜、修正します)

●iPhone/iPadでトルタルを読む方には、iBooksをオススメします。
iBooksをインストールしておいてください。

●Androidスマホで読む方には、Himawari Readerをオススメします。
Himawari Readerというアプリをインストール
トルタルのダウンロードリンク(創刊号はhttp://bit.ly/torutaru_1)をクリック
「HimawariReader(その他のリーダー)で開きますか?」とポップアップからHimawariReaderを選ぶ。
(注)4月11日現在、一部読めないコンテンツがありますが、次回アップデートで修正頂けるようです。

<Androidスマホ参考>Himawari Readerがインストールできない、ポップアップが出ないという方にはStarBooksMoon+Readerをひとまずオススメします。
(注)機種やOSのバージョンによってかなりバラツキがあるようです。詳細が分かり次第、ご報告します。

●Windowsパソコン・Macで読む方には、Readiumをオススメします
(Readiumの導入)
Google Chromeという無料ブラウザをインストール。
Google ChromeからReadiumのサイトを開く。
ADD TO CHROMEボタンをクリックで、導入完了。
(トルタルをReadiumに入れる)
Readiumを起動(Chromeの検索窓にreadiumと入力すると立ち上がります)
左上のファイル追加(+のボタン)を押す
URL記入欄に、トルタルDLリンクURL(創刊号は http://bit.ly/torutaru_1 )を入力。
(トルタルを読みやすく設定する)
・Readiumの設定ボタン(本棚表示画面左上にある歯車)を押し「Paginate all reflowable ePUB content」項目のチェックを外す。→動画再生可。
・上記のチェック項目がでないときはChrome設定(右上にあるレンチ)→ツール→拡張機能 から「拡張機能をいますぐ更新」を押す→Readiumが最新版に。
・ブラウザの大きさを調整→レイアウトの崩れが解消。
・リンクを開くときは右クリック(MacはControl)→新しいタブで開くをつかう。→イチイチ戻る必要がなくなる。

<Windowsパソコン・Mac参考>
EPUBReaderもつかえます。ただし動画はYoutubeでの閲覧になります。
(EPUBReaderの導入)
Firefoxという無料ブラウザをインストール。
FirefoxからEPUBReaderのサイトを開く。
add to Firefoxボタンをクリックで、完了。
(EPUBReaderにトルタルを入れる)
ダウンロードしたトルタルのファイル(創刊号はtorutaru_1)をドラッグして、Firefoxのアイコンの上にドロップする。

<Mac参考>
Macの方は、Murasakiでも読むことができます。
Murasakiのサイトからダウンロードできます。
(最新版は有料ですが、無料の旧バージョンでも大丈夫です)

上記以外のデバイスでの表示確認はできていません。
その他の端末で読まれた方は情報をお寄せいただけると幸いです。

以上、トルタルを読むためのEPUBリーダについての紹介でした。
使いかたはどれもシンプルなので、直感でいけちゃうと思いますよ。

トルタルをダウンロードする前にこれらのソフトをご準備いただければ、うれしいです。






Posted by tekigi1969 at 14:51 | Comments [0] | Trackbacks [0]

2012年03月24日

●電子雑誌トルタルは4月1日正午に創刊します!


カナカナ書房の電子雑誌トルタル創刊が4月1日正午に決まりました。
この時間になるとトルタル公式Facebookページその他にダウンロードリンクが登場する予定です。
無料なのでダウンロードしてみてくださいね。

 ↓こちらがトルタル創刊号、公式PVです。



ただいま「春もトルタルももうすぐやってくるよ記念プレゼント」として、
iPad用オリジナル壁紙ダウンロードキャンペーンを実施ちゅうです。

トルタルのロゴ、創刊号表紙を描いてくださった
松野美穂さん作成の高解像度壁紙が無料で落とせちゃいます。
下のリンクからダウンロードしてください。
(なお再配布不可。個人使用に限るというアレでお願いします)

 壁紙1
 壁紙2

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 (左が壁紙1、右が壁紙2です)

なお、Facebookアカウントをお持ちの方は、
電子雑誌トルタル公式Facebookページの上の方にある「いいね!」を押していただけると、
更新情報が適宜ウォール上に流れてくるようになりますよ。



この「いいね!」を押していただいてもOKです。

というわけで、創刊まであと8日でっす!適宜、宜しくお願いします。



Posted by tekigi1969 at 15:59 | Comments [0] | Trackbacks [0]

2012年02月05日

●「電子雑誌トルタル」創刊しようと思います


カナカナ書房から「電子雑誌」を出すことにしました。
雑誌名はトルタル。無料で配信します。創刊予定は4月1日です。
トルにタルとぼくらが思ったものを詰め合わせてお届けします。

こちらが予告PVです。



映像は福岡の映像クリエイターstoneriver71さん作成。
タイトルロゴは千葉のグラフィックデザイナー・イラストレーター松野美穂さん作成。


以前ある編集者さんに「雑誌を創刊するのは、何もない荒野に旗をたてるようなこと」といわれたことがあります。その土地にナニカを見出してくれるひとがいれば、家を建ててくれる。それが魅力的な町になれば、さらに人・物・お金といったものが集まって、育っていく。いまお見せできるのはまだ旗だけです。でも、編集部代わりのFacebookグループには、いろんな場所・ジャンルの魅力的な人たちがもう家を建てはじめてくれています。

もしかして大都市になっちゃうか。ふたたび荒野に戻ってしまうか。
どうなるか分かんないけど、作りながら考えてみます。

電子雑誌トルタル公式Facebookページは→こちらです。
創刊号が出るまで、連載予告とか、お見せできるコンテンツができたら、こちらで適宜流します。
もしよかったら「いいね!」を押して、チラチラ見守ってやってください。



これを押せば「いいね!」完了です。
Facebookアカウントのない方も記事は読めますので、ときどき巡回しにお越しください。

では4月1日をどうか楽しみにしていてください。
(遅れたらエイプリルフールのせいにするつもりだったりします。でも4月上旬にはきっと)

Posted by tekigi1969 at 07:36 | Comments [1] | Trackbacks [0]

2011年11月26日

●精興社さん工場見学その2

精興社さん工場見学その1の続き。

1、活版印刷所に後ろ髪をひかれつつ、現役で稼動している工場棟へ。1913年の創業以来「美しい活版印刷」で長年名を馳せた精興社さんも、いまではオフセット印刷機で刷ってます。青梅にあるのは菊全判両面2色兼用機3台。おもに書籍の本文を、両面いっぺんに刷っていきます。

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 インキの匂いがたまらんです。

2、オフセット印刷は、効率のよさが最大の特徴。マシンスペック的にはもっと高速で動かすことも可能で、そうすればこの工場から出荷できる製品は多くできる。でも、印刷された本文をできるだけ細部までチェックし、品質を高く保つためには遅いほうがいい。そのバランスをとって「どちらかといえば効率よりも品質を優先して遅め」にしているそうです。トレードオフってやつですね。こういう部分でも、会社の個性というのが出るんだと思う。

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 家庭用のプリンタとはケタ違いに大掛かり&精密そうな紙送りの部分。

3、工場2階には「組版」「製版」をおこなう部署がありました。こういう印刷前の工程を「プリプレス」というそうです。どうして「プレ」じゃないんだろう。あ、そうそう。印刷業者さんは「インク」を「インキ」といいます。こちらの理由も定かではないですが、業界人っぽい用語として覚えておくと何かの役に立つかもしれません。いつか、きっと、何か。

4、「組版」で組まれるのはもう金属板ではなくデータです。出版社から届いたさまざまな形式の原稿データを、指定に従ってページのカタチにする。メインはInDesignとMCB2。いわゆるひとつのコンピュータによるDTP(Desk Top Publishing)というやつです。といってもそこはやはり創業98年の会社なので、標準のレイアウトだけでなく、数式の出てくる本や古文書といった特殊な組版にも対応。古文書専門の校閲(原稿の間違いをチェックすること)担当の方までいました。「、。(!?といった約物(記号類)が本のなかできちんと統一されているかをチェックしたり、索引を自動抽出するデータ処理ソフトもつかっているのだとか。最近は印刷代を安く上げるために、この工程を出版社内でやっちゃうことが増えているけど、本当はこのくらいキチンとやった方がイイものができるんだと思う。ウェブや電書には校閲自体が存在しないことも多いから、ここだけ別途商品化できたらいいのにな。

5、DTPといえば、こんな魅惑のマシンもありました。

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 写研のCTS機「サザンナ」。なんと現役!
 ちなみに記録媒体は8インチフロッピーディスク!

6、DTPのはしり、CTS(computerized typesetting system 電算写植システム)の時代に登場した機械で、キーボードが写植独自の 「一」「寸」「ノ」「巾」という配列になっています。この配列は「一寸の巾」と呼ばれて、写植をやるひとはみな最初にこれを暗記したのだとか。故障もなく、サポートもしっかりしているので、慣れている方にとってはいまでも立派につかえるマシン。ベテランオペーレータの方がビシバシつかっておられました。

7、精興社さんには活字時代に開発した「精興社書体」という独自の書体があるんだけど、いまはそれもデータ化されたフォントになっているそうです。「実際に活字を刷ると少しインキが広がるので、データ上のカタチはそのインキ分を考慮して決めました」とのこと。ほんの数%の違いでずいぶんニュアンスが違ってしまうみたい。

 
 ↑
 松岡正剛さんの「千夜千冊」も、この工場で印刷されたそうです。

8、ぼくはつい最近まで知らなかったんだけど、じつはフォントって、字によって大きさ・幅が微妙に違うそうです。習字を思い出せば分かるように、機械的に均一に並べるとかえって読みづらいんですよね。だから活字もフォントも、文章を並べたときに読みやすいように調節してあるのです。ウェブ上でつかわれているフォントの多くは「横書きにしたときに読みやすいように」つくってあるので、そのまま縦書きにするとバランスがガタガタになっちゃうのです。確認したわけじゃないけど、日本語の書籍印刷につかわれるフォントは、縦書き用のものだと思います。

9、1つの漢字のアップだけが表示されているディスプレイを見つけて「何をなさっているんですか?」と聞いたら、フォントのカタチを調整しているとのことでした。話によると、古文書の世界というのは結構スゴクて「ある特定の本の1ページにだけ登場する漢字」というのが出てきたりするのだそうです。世界にそこにしかない文字です。もしかしたら、単なる書き間違いかもしれない。でも、印刷所が内容を修正することはできません。だから、活版時代はその1字だけのために金型をつくり、活字をつくって刷った。いまもそのためだけにフォントをつくることがあるのでした。すげー。すげー。かっこいいっ。あ、あと、文章書きなのに、これまでぜんぜん知らなくてすみませんでした。

 この青梅工場見学の内容は
 ご一緒したやもさんのBLOG記事
 →「あこがれの精興社
 にも写真とレポートが載ってます。ご参照ください。

(続きます)


Posted by tekigi1969 at 15:11 | Comments [8] | Trackbacks [0]

2011年11月24日

●精興社さん工場見学その1

先日、印刷会社さんの工場を見学させていただきました。
貴重な機会をつくってくださったのは精興社さん。
わがまま聞いていただき、ありがとうございます。

1、精興社さんの工場・事業所はあちこちにあるので、9月9日にまずは青梅工場へ。ここはおもに書籍の本文を印刷している工場。敷地内には、90年代まで稼働していた活版印刷工場が資料館として保存されていました。最初にこちらを見学。「こうじょう」というより「こうば」と呼びたい感じ。なかはいまでもインキの匂いが残っていて、当時の様子が再現されていました。

 KumiMorota01.jpg
 活字が並ぶ棚「スダレケース」
(写真はKumiMorotaさん撮影のもの)

2、活版印刷の時代、原稿はもちろんデータじゃないので、1文字ずつ活字を拾わなくちゃいけなかった。この作業が「文選」で、「銀河鉄道の夜」のジョバンニが学校帰りにやっていたアレであります。

 KumiMorota002.jpg
 スダレケースのアップ。
(写真はKumiMorotaさん撮影のもの)

3、並び順は使用頻度や関連度によって決まっているらしいけど、ちょっと見たくらいでは分かりませんでした。あと、よく出てくる文字(例えば「の」)の棚は広かったりしています。

4、拾った活字は、デザインどおりのレイアウトになるよう組版用の金具(ステッチ)に並べていきます。1行分の長さの金属板(インテル)、ルビがあるはもちろん短い板をつかって、行間をそろえ、手作業で1ページずつきっちり詰めていくわけです。まさに文字通りの「組版」!

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 工業製品!という感じ。

5、活字の組版ができたら、熱に強い紙を重ねた「紙型」に転写。重版とかのために保存される母型は、この紙型とのこと。精興社さんでは、品質を高く保つために、活字は1回つかうごとに鋳造しなおしていたそうです。紙型にドロドロに溶けた地金を流し、印刷にかけるための鉛板がつくられます。

6、ぼくは見逃したんだけど、見学に参加した某さんはここで「岩波のマーク」の活字を見かけたとか。家に帰ってから、本棚にあった古い岩波文庫の奥付をチェックしてみたら、たしかに「印刷精興社」とありました。たぶんここで刷ったんだろなあ。すげー。

7、古い作家さんのエッセイなんかで「〆切が守れず、印刷会社で立ったまま原稿を書いた」なんてよくあるけど、ここで書くのは、楽しかったんじゃないかなあ。聞いてみたら「ときどきそういう”常連”の方がおられましたね」とのことでした。なかには、工場の片隅にボトルキープをしていた剛の作家さんもおられたとか。かっこいいなあ。

精興社さんの活版印刷については、ここに詳しく載ってます→精興社博物館

(続きます)


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2011年10月16日

●湘南電書鼎談、第4回配信やります

1、10月17日(月)17時30分ごろから、第4回湘南電書鼎談をUSTREAM配信します。横浜の居酒屋個室に陣取って、wi-fiが届く限り、いま話題のEPUB3、iCloudのこと、ぼくらが手がける電書/冊子づくりの実態などなどを、グビグビ語る所存です。

2、この湘南電書鼎談というのは、印刷業界の面々とぼくが今年5月にはじめた集まりです。彼らもぼくも電書(電子書籍)の登場で、これまで住んできた世界が大きく変わる可能性がある。でも「変わるねえ」なんていつまでのぼんやり観察してるのはつまんない。そんなのウンコだ。むしろいい具合に「変える」ぐらいでいきたい。てなわけで定期的に集まって、USTREAM配信をしながら、業種関係なしにいろいろ話したり、実際に電書をつくったり、冊子にしたりと活動を始めた次第です。今回の配信は古田アダム有さん、アサガヤデンショ&電書部EPUB班の小嶋さん、ぼくの三人編成でおこなう予定です。

3、電波が届くのか、じつは現地に行ってみないと分からないのですが、問題なかったら実行します。ダメだったら横浜市内ウロチョロ歩き配信になるかも。もしよかったら、ソーシャルストリームで参加してやってくださいね。

 
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 ここから視聴できます。または→こちら

4、ちなみに第1回配信の内容は文字にまとめた「第1回湘南電書鼎談」として、EPUB、PDF、POD冊子、iOSアプリになってます。(→こんな感じ)印刷屋さん、プログラマ、デザイナー、イラストレーター、ライターがそろえばできちゃうみたいです。

5、なおiOSアプリ版は、14日から「iPhone4S発売記念!電書読もうよキャンペーン」として85円でDLできるようになってます。無料の試し読みもできるので、iPhone&iPadユーザーの方はこの機会にiOSアプリ「みんなの本屋さん」をインストールしてみてください。このセールは10月31日までです。ぜひ宜しくお願いします!
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 カナカナ書房の「タウンライツ」もここに並んでますよ。


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2011年10月13日

●じっくり「取り組む」という読み方


1、いまやっている仕事の資料にしようと手にとった本がすげかった。

 

2、これ、学習意欲のある中高生向けの一般書なのです。
  しかも「入門だからこのくらいでいいや」という気配は微塵もない。
  本気で、徹底的に、書かれている。
  ネイピア数、虚数、円周率が何なのかピンとこない人でも、
  この1冊だけで、他の本を参照することなく、理解できるという代物です。

3、たぶんこれを読み通せば、高等数学の入り口が
  きちんと分かるんだと思います。
 「分かった気になる」んじゃなくて、「分かる」。
  それを目指し、実際にカタチにするのは、ものすごいことだと思います。

4、そんなようなことを先日SNSでつぶやいたら、
  同じ吉田先生の著書「虚数の情緒」も「名著です」と教えていただきました。

 

5、タイトルもそそりますが、内容もたしかにすごそうです。
  松岡正剛さんの解説記事→こちら   を読んで、うひゃあとなりました。
  これはすげい。分厚そうだけど、欲しい。じっくり取り組みたい。

6、本当の「本」って、こういうモノをいうのかもしれない。
  ちょっと打ちのめされました。


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2011年10月11日

●「タウンライツ」「第1回湘南電書鼎談」目次

先日のエントリーで紹介したカナカナ書房9月の新刊2冊の目次です。
記事中に書けばよかったんだけど、
うっかりしてたので、改めてご紹介。

 短編小説集「タウンライツ HIVを巡るぼくらのストーリー」目次

 ・地球を僕の手の上に
 ・トンネル
 ・百合のある部屋
 ・祝日
 ・REstory
 ・コンプライアンス/アドヒアランス
 ・公園
 ・仕事場
 ・ブランコをこいだ日
 ・桜の記憶
 ・病室
 ・Living Together
  あとがき
  参考にしたサイト・文献

 「第1回湘南電書鼎談」目次

 ・はじめに
 ・3月11日の震災と印刷
  津波と液状化、そして火災が印刷を襲った
  輪転機は急に止まれない、ホットメルトはメルトできない
  電子書籍のマネタイズ
  ウェブは無料の世界、電子書籍は?
  データにお金を払う文化
  バリアブル型の電子書籍
 ・出版の現状とこれまでの電子書籍・ガラケー
  紙にインキで印刷された本をめぐる出版の現状
  日本が”電子書籍先進国”だったころ
 ・印刷業者にとっての電子書籍
  これまでの組版を知る者が感じる「こりゃダメだ」感
  印刷業者と電子書籍
  POD(プリントオンデマンド)少部数印刷という潮流
 ・これまでのこと・これからのこと
  出版のリスクと電書のリスク
  ウェブをつかったマネタイズ
 「東京」という地方
  本の中身に関わる、ということ
 ・追記
 ・おまけコラム「印刷屋アメリカへ行く:IT業界訪問日記」

試し読み・ご購入は
無料のiPhone/iPadアプリ「みんなの本屋さん」からお願いします。
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2011年10月08日

●「第1回湘南電書鼎談」出ました!

昨日に引き続きカナカナ書房9月の新刊のご紹介。

2冊目は「第1回湘南電書鼎談」です。

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この本は電書(電子な書籍)について語り倒した今年5月の2時間に渡る会話記録+おまけコラムで構成されています。語っているのは今井孝治さん、勝田俊弘さん、古田アダム有さんとぼく。ぼく以外の3人はみな「印刷」の世界に関わっている方々です。

電書のメリットについて語るとき、よく印刷する必要がなく、倉庫もトラックでの物流もいらないからコストが小さくなるといわれます。ということは印刷に関わる彼らは電書の普及で仕事を減らす、ということになっちゃいます。
「いや違う」という意見もあります。
日本語の文章には、他の言語にはない複雑で面倒なルールがたくさんあります。ルビの付け方、文字間のバランス、どれも微妙な調整をしたうえで「読みやすい」ものに仕上げてきたのです。こういう工程を「組版」というのですが、彼らはこの分野を担ってきた歴史があるのです。日本語の電書を誰にとっても読みやすい「本」にするためには、このノウハウを見逃す手はありまえん。(ぼく個人としては、印刷業界が持つノウハウが電書に生かされることをきっかけにして、日本語のWEB全体の組版が向上したらいいなあ、と思っています。これは予想というより希望ですね。そうなって欲しい)
この本では、そんなぼくらが「電書」について語っています。

もうひとつ、この本にはテーマがあります。3月11日に起こった地震です。 じつはこの鼎談メンバーは11日の夜、都内に集まる予定でした。ところが、あの揺れと停電、交通機関の麻痺で中止になってしまいました。印刷という業種は、大規模な「工業」でもあります。この地震は彼らに、そしてフリーランスのライターであるぼくにも、それなりのダメージを与えました。そのことについても語っています。

いまでも不思議だなと思うのは、3月から4月にかけてぼくらをおおっていた「電書どころじゃないね」という気分が、どこかの段階で「いや、いまだからこそ話そう。やろう」という確信に変ったことです。あれはなんだったんだろう。
その変化は奇妙なくらい前向きで、力強いものでした。その結果、鼎談を毎回USTREAMで配信し、内容をぼくが文字おこし&構成して、手分けして電書・冊子化するという流れが生まれたのです。

あ、あと、おまけコラムについて。これは鼎談メンバーである古田アダム有さんが、アメリカのIT企業をまわった時のルポです。もともとは有さんのブログに掲載されたものですが、おもしろかったので、再録させていただきました。

もし「読んでみようかな」とご興味を持ってくださった方は、
iPhone/iPadの無料アプリ「みんなの本屋さん」から、購入できます。
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要領は、昨日のエントリーでご紹介した「タウンライツ」と同じです。
アプリ(無料)をインストール後、
アプリ内のアドオンで無料で試し読み、気に入っていただけたら購入という感じです。

なお湘南電書鼎談では、活動を通じて生まれるコンテンツをいろんな形式の電書・冊子にしています。
こちら(湘南電書鼎談の刊行物)に書いてあるとおり、
この「第一回湘南電書鼎談」も1つのコンテンツが電書だけでもPDF、EPUB、アプリとあって、もちろんPOD(プリントオンデマンド)印刷の冊子にもなっています。
これからの本は、多彩な読み方がされていくのだと思います。ぼくらにどんなことができるのかまだ分からないけど、いまできることはアレコレ試してみようという、これもその一環です。

もしよろしかったら湘南電書鼎談の今後の活動にも注目してやってください。
あ、もちろん、アプリも冊子も買っていただけたらうれしいです。
(複数の形式で購入すれば、
 「読み味」を比較するなんていうマニアックなこともできちゃいますよ)

「第1回湘南電書鼎談」目次

 ・はじめに
 ・3月11日の震災と印刷
  津波と液状化、そして火災が印刷を襲った
  輪転機は急に止まれない、ホットメルトはメルトできない
  電子書籍のマネタイズ
  ウェブは無料の世界、電子書籍は?
  データにお金を払う文化
  バリアブル型の電子書籍
 ・出版の現状とこれまでの電子書籍・ガラケー
  紙にインキで印刷された本をめぐる出版の現状
  日本が”電子書籍先進国”だったころ
 ・印刷業者にとっての電子書籍
  これまでの組版を知る者が感じる「こりゃダメだ」感
  印刷業者と電子書籍
  POD(プリントオンデマンド)少部数印刷という潮流
 ・これまでのこと・これからのこと>
  出版のリスクと電書のリスク
  ウェブをつかったマネタイズ
 「東京」という地方
  本の中身に関わる、ということ
 ・追記
 ・おまけコラム「印刷屋アメリカへ行く:IT業界訪問日記」


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2011年10月07日

●「タウンライツ」「第1回湘南電書鼎談」出ました!

ぼくがやってる電書のインディーレーベルカナカナ書房が、
新しい本を2冊出しました!

とりあえず1冊目を紹介します。
「タウンライツ HIVを巡るぼくらのストーリー」という短編小説集です。

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著者の藤丸心太さんはグルメ、まんが評論、ゲイ、HIVについて執筆するライターさん。
去年の文学フリマに彼が出品していた短編小説を読んだのがきっかけで、今回のアプリが誕生しました。じつはカナカナ書房を始めた時から「創作モノを出したい」「ぼくではない若い書き手さんの本もつくりたい」と考えていて、このHIVをテーマにした短編小説集を読んですぐに「これだ!」とtwitter経由でお願いしたのです。

この小説には、HIVウイルスを身近に感じながら生きていく生活が静かに丁寧に描かれています。おもな登場人物はいわゆるゲイと呼ばれるひとたちです。ぼくはこの作品を読んで、こうした感情と生活がごく近くにあるんだ、ということをすごくスムーズに地続きに感じることができました。
それはたぶん「小説」という形式だったからと、藤丸さんが「伝えたい」と真摯にテーマに向きあおうとしているからだと思っています。

表紙・イラスト・デザイン手がけてくださった藤本晃司さんは藤丸さんの知人のグラフィックデザイナー・イラストレーター。電書は初挑戦だったそうですが、すごく雰囲気のあるデザインに仕上げてくれました。いろんな絵柄が描ける方なので、他の絵でも登場してもらいたいなあと思っています。

ぼくは今回全体を管理する「編集」をしたのですが、「自分が本棚に並べたいと思うような本」が出せた、と自負しています。著者になるのとはまた違ったうれしさですね。

もし「読んでみようかな」とご興味を持ってくださった方は、
iPhone/iPadの無料アプリ「みんなの本屋さん」でご購入いただければうれしいです。
このアプリ(無料)をインストール後、アプリ内のアドオンで購入する仕組みです。
もちろん、その前に無料で試し読みもできますよ。

カナカナ書房のiPhone/iPad向けブックアプリは、今後しばらくはこのアプリ内で販売することになると思います。iPhone・iPadユーザーの方はぜひ、この機会にインストールしてみてください。

ちなみに「タウンライツ」に収録されている小説は新宿2丁目にあるコミュニティセンターaktaが発行するマンスリーペーパーに連載されているものがベースになっています。連載はいまも継続ちゅうなので、よろしかったらこちらもぜひ。続編の電書も出せたらいいなとも思っています。

ちょっと長くなっちゃったので、
もう一冊の新刊「第一回湘南電書鼎談」については、また改めてエントリーします。

適宜、宜しくお願い致します。



Posted by tekigi1969 at 17:00 | Comments [2] | Trackbacks [0]

2011年02月12日

●『「アイデア」が生まれる人脈。』紙版&アプリ版

2009年4月に、紙の本として発売された『「アイデア」が生まれる人脈。』(監修児玉知浩さん・著古田靖)がこのたびiPhone/iPadアプリになりました!
出版元は、紙のときと同じ、青山出版社さんです。

AppStoreへのリンク→こちら

紙の本はこちら↓です。



ひとつのアイテムで、
こんな風に紙版リンクと電子版リンクを並べて書いたのは初めてです。

まだまだアプリで本を読むひとは少数派だとは思うけれど、それでも電書で本を読むという習慣は確実に広がりつつあるような気がします。

この本をつくっていたときの感覚について、当時、BLOGにこんな記事を書きました。本書の内容は、このイメージをベースに、整理・発展させたものです。
その後自分ではじめたカナカナ書房がこの記事に書いたことの実践編になるといいなあと思っています。どうなるかはまだこれから。

ご興味ありましたら
紙も!電子も!ぜひ、宜しくお願いいたします!

Posted by tekigi1969 at 19:19 | Comments [3] | Trackbacks [0]

2010年12月26日

●「電子書籍を出してみたよ」バージョンアップしました!

1、先日予告したとおり(だいぶ遅れちゃったけど)
  カナカナ書房のiPhone/iPadアプリ「電子書籍を出してみたよ」 (著者はぼく)が、
  ver2.0へとバージョンアップされました!

2、バージョンアップ告知PVは↓こちら。

 

 映像・立体型そらむしくん制作は→fronっち
 キャラクターデザインは→sunoちゃん
 音楽は→Hurt●Recordさんの作品を使用させていただきました。

3、バージョンアップの内容は、
  iPhoneアプリで表示したときに起こっていた不具合の修正
  1万字超の「あとがき2.0」加筆
  カナカナ書房のPVを文中に搭載
  となっております。
  つまり、文字数どんと30%増量!

4、以前購入された方は、アップデートをしていただくだけで
  無料ですぐお楽しみいただけます。
  「まだ買ってないぜ」という方も
  いまならまだキャンペーン価格の「115円」なので、
  もしiPhone、iPadなどお持ちでしたら、
  この機会に
  ぜひポチっと、DLのご検討をしてみてください。

Posted by tekigi1969 at 18:08 | Comments [5] | Trackbacks [0]

2010年12月09日

●「電子書籍を出してみたよ」はこうやって出したよ5

「電子書籍を出してみたよ」はこうやって出したよ4のつづき。

1、新橋のルノアールに着いたのは約束した時間の15分前。出直そうとしたときにすれ違った背の高いひとがコンテンツ会社のMさんでした。Mさんは、iPhone、iPadで読める電子書籍アプリをつかった事業の構想を話してくれました。

2、それはもちろん、ぼくもカナカナ書房でやりたかったことのひとつです。この2つのデバイスはスマートフォンとタブレット型パソコンであると同時に、いまの日本でもっとも普及している電子書籍端末でもありました。アップル社のiBooksサービスはまだ海外でしかスタートしていませんが、日本でもアプリというカタチですでにいくつもの電子書籍が並んでいたのです。これは、ぜひともやってみたい。

3、でも、やりたくても手が出せなかったのです。アプリ開発にはそれなりの知識が必要。まさかプログラマさんにタダでお願いするわけにもいきません。電子書籍アプリをカンタンに作成できるサービスもありましたが、それには初期投資が必要でした。それに、カナカナ書房を会社組織にしなくてはいけない可能性もありました。だから、ただ「いいなあ」と思っていただけだったのです。Mさんの話を聞いた感想は「うらやましいなあ」でした。

4、Mさんが知りたがっていたのは、「本のクオリティ」に関する部分のようでした。当時(というか、いまもかな)電子書籍をつかったいちばん現実的なビジネスは、いわゆる自費出版的なものです。本を出版したいというひとから原稿と制作費をもらって、体裁を整え、出版する。紙の本の世界でも賛否両論あるやり方だけど、昔からずっと一定の需要があるのは確かです。こうした形式から生まれた名著もたくさん存在します。その本が良いのか悪いのかを判断するのは、読者であるべきだとぼくは思っていますが、乞われるままに出していたら、やはりクオリティは維持しづらいでしょう。これまでさまざまなケータイコンテンツを手がけてこられたMさんは、このところをずいぶん気にしていました。

5、意見を求められていると思ったので、正直に、そういったやり方には可能性を感じないと話しました。ぼくたちがカナカナ書房としてキンドル本をつくったのは、ほとんど無料でPublishできる環境があったからです。アプリの世界でも激しい価格競争が起こることは予想できました。クオリティはもちろん、そういう意味でも難しいのではないか。そう言いました。個人的な意見とはいえ、電子書籍についてそういう考えがスラスラ出てくる自分にちょっとびっくりしたのはナイショです。

6、その上で、ぼくにできることを考えてみました。ライターですから原稿のリライトといった貢献ができるかもしれない。でも、それにはある程度の金額を支払ってもらわなくてはなりません。そうでなくてはぼくがご飯食べられなくなっちゃいます。さらにイラストや写真、編集者さんが介在すればコストはかなり膨らみます。これならクオリティは維持できそうですが、制作費を誰が負担するのか、という壁にぶちあたっちゃいます。電子書籍アプリの売れ行きは未知数なので、やっぱり著者さん以外は出したがらないでしょう。

7、会話の出口が見つからないので、アタマのなかで状況を整理しました。いま、目の前には、ウェブにコンテンツを配信する技術と意欲を持っている方がいる。おそらく、ぼくがもっとも困難だと思った「電子書籍への変換」のところはクリアできるのです。一方で、出版に関わるひとには、コンテンツをつくるノウハウがあります。彼らにはMさんが心配する「クオリティ」を上げることができます。だったら、残る問題は、このつなげ方だけです。そうか、と、ぼくの知人を紹介することにしました。とくに編集プロダクション・制作会社とのパイプができれば、何かが見つかりそうです。そう話し、Mさんとのやりとりが始まりました。その過程で、出版の世界を知る一助になればと電書フリマでつくった「キンドルで本、出してみたよ」のPDF版をお渡ししたのです。

8、Mさんから届いたのは、電書の感想メールではなく「これ、アプリにさせてもらえませんか」という申し出でした。会社初の電子書籍として、これを出す。自費出版でなく印税契約を交わしたい、というお話でした。びっくりしましたが、この本の権利者はほぼぼくひとりです。もちろん即決です。全面的に書き直した上でのアプリ化をその場で決めました。

9、こうしてPublishされたのが、アプリ「電子書籍を出してみたよ」です。アプリ化の作業、校正、表紙づくり、さらには契約の書式・条件まで、Mさんとぼく、カナカナ書房に協力してくれる知人とでイチからぜんぶ話し合いながら、つくっていきました。面倒だけど、前例がないということは、みんなが納得できれば、どんなやり方でもアリなのです。これはすごく心地のよい環境でした。

10、「電子書籍を出してみたよ」は、発売後1週間でランキング5位まで上昇しました。過渡期だからこそ起こったことだとは思いますが、すげえうれしかったです。ありがとうございます。ぼくや参加してくれた仲間が「これで食べていける」というレベルにはもちろんまだ達してはいませんが、それでも2000人もの方々がDLしてくださったのは大成功だと思います。だから、来年も続けます。カナカナ書房では、現在、ぼくではない他の著者さんの作品を準備しています。HIVについての小説集だったり、スティーブン・セガールについての熱すぎる愛をまとめたものだったり、ミュージシャンが主導する音付き電子絵本だったり、どれもぼくが読んでみたいと思った一冊です。そういう作品があってこそ「レーベル」になれるはず。クオリティはもちろん大切ですが、紙の書籍にはない、ある程度の緩さも出していけたらいいな、と考えています。もし宜しかったら、これからの活動にも期待してやってください。

<アプリ、アップデートのお知らせ!>
 近日中に、
 iPhone/iPadアプリ「電子書籍を出してみたよ」が
 アップデートされます。
 ver2.0では
 iPhoneで発生していた一部不具合を修正するだけじゃなく、
 このBLOG記事『「電子書籍を出してみたよ」はこうやって出したよ』を基にした
 1万字超の「あとがき2.0」が加筆される予定です。
 すでにデータは更新審査に入っておりますので、
 文章30%増量アップデートは、もうすぐのはず。お楽しみに!

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2010年11月26日

●「電子書籍を出してみたよ」はこうやって出したよ4

「電子書籍を出してみたよ」はこうやって出したよ3のつづき。

1、電書フリマの会場では、「ライターの古田靖」と名乗るよりも「カナカナ書房のなかのひと」「眼鏡のアイコンのtekigi」といった方が「ああ!」といってもらえるようでした。こっちでぼくを知ってくださった読者さんが、以前出した著作を買ってくださるということも増えてきた。キンドル本も電書も、作業量に見合う売り上げにはまだほど遠かったけれど、それがぼくという書き手の存在を知ってもらうきっかけになっているらしい。

2、だったら、日本語でもっと書こう。そう思っていたところにパブーというサービスがあることを知りました。ここならBLOGを更新する感覚で書けちゃうし、自動的にEPUBとPDFに変換することもできる。それで書いたのが「小麦粉発酵ベーグル指南書」という電子書籍です。最初は完成したら有料にするつもりでしたが、あれこれ考えてやめました。ちょっと前に流行った、フリーなんちゃら、ってヤツを試してみたかったのです。この本がきっかけでカナカナ書房とぼくのことに興味を持ってくれたら、それでOK。儲かったわっしょい、とする。いわば試供品です。ほとんどひとりで作った本だから、失敗したって、誰にも文句はいわれない。この辺を独断で決められるってのも、インディーレーベルのちょう身軽なところだな、と思いました。

 bagelmini.jpg
 ↑表紙は友だちのMさんが描いてくれました

3、ラインナップが増えてきたことで少しずつレーベルっぽさもでてきました。twitter経由で知り合った福岡の映像作家石川亮介さんがPVをつくってくださったのもこの頃です。

 

4、そんなことを続けていたある日、飲み会の席で一度お会いしたことのあるデザイナーOさんからメールが来ました。彼女がときどき仕事をしているwebコンテンツ会社さんが電子書籍の配信をはじめたがっているというのです。仕事になるかは分からないのだけど、紹介してもいいかとのことでした。ぼくに異存のあろうはずがありません。ともかく会いましょうと新橋のルノワールにいきました。

   
 ↑
 紙の本もつくっております。
 いまのところ、仕事としてはこっちが「本業」です。

Posted by tekigi1969 at 16:08 | Comments [0] | Trackbacks [0]

2010年11月24日

●「電子書籍を出してみたよ」はこうやって出したよ3

「電子書籍を出してみたよ」はこうやって出したよ2のつづき。

1、茶亭・羽當で、iPhoneに表示させた「キンドルで本、出してみたよ」を読んでみました。解像度のせいか、高輝度LEDのおかげか、思ったよりもきれいです。すげえ見やすい。ケータイの液晶画面=目が疲れるという先入観はどうやら杞憂だったみたい。でも、読み進めてみるとやっぱりちょっと読みづらいところがある。とくに全体が文字だけで埋め尽くされているページがあると、「ウッ」と思います。

2、ぼくは「一気にスイスイ読めちゃう文章」に個人的にこだわりがあります。目標は日本語最速の文章書き。そこで、iPhone画面1ページに表示できる最大文字数を数え、本文ちゅうの全ブロックが必ずその文字数以下になるよう書き直すことに決めました。そうすれば、ウッとなるページは消滅します。また、漢字とひらがなのバランスも工夫することにしました。電書フリマに来るようなひとはwebでの文章を読み慣れているひとだろうから、ひらがなにすることの多い雑誌やムック特有の文章はむしろ読みにくいかなと思ったのです。その他にも、いくつかアイデアを思いついたんだけど、今後の武器になるかもしれないので、これ以上は企業秘密。表紙はYくんが手作りしてくれました。

  kindlede.jpg
 ↑
 加工したぼくの写真を表示させたキンドルと
 紙に手書きしたタイトルをデジカメで撮影した表紙

3、7月17日、渋谷のコラボカフェでおこなわれた電書フリマは大盛況でした。参加作品は64で、総売上数5206冊!それほど広くないスペースでこれだけの作品数、売上になったのは「電書」ならではだと思います。おそらくそれだけの書籍はこの場に置くことすらできなかったんじゃないでしょうか。「電書」という単語が飛び交うなかにいると、世間でいろいろ議論されている「電子書籍」とやらが、遠い世界のどうでもいいことのような気がしてきました。なにやらクラブとかライブハウスみたいな雰囲気だなあ、と思ったのも印象に残っています。「カッコいい若者が集まる場所はカッコいい」とぼくは勝手に信じているので、これはきっとカッコいいことになるぞと思ったのでした。

4、あまりの混雑にコラボカフェを退散。フリマで知り合ったひと、twitterを見て遊びに来てくれたひとたちとスタバとか青山のAtoZカフェとかで話をして過ごしました。この日の電書フリマがなんだったのか。上手い表現が見つからないんだけど、とにかく「祭」の一種だったと思います。その場にいても、近所をウロウロしていても、ぼくは一日中なんだか浮き足立ったような気分を感じていました。この熱気は、集まった方々の「電子書籍には何かあるぞ」という潜在的な思いから発していたものだったのかもしれません。

5、この日『キンドルで本、出してみたよ』は135冊売れました。びっくりです。なんだ、電子書籍ぜんぜん売れるじゃん。あ、電書だけど。もちろん、この場所は特殊な空間です。でも、売れた。すごくおもしろい作品、ひとたちにも出会えた。この体験はすごく大きな励みになりました。

(続きます)

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 iPhone/iPadアプリ「電子書籍を出してみたよ」
 AppStore商品リンク→こちら

 

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2010年11月22日

●「電子書籍を出してみたよ」はこうやって出したよ2

「電子書籍を出してみたよ」はこうやって出したよ1のつづき。

1、電書フリマ用の原稿は1週間ほどで完成しました。書きあがったモノをベースに、取り扱い説明書などの文章校正の仕事をしている電書部Tさん、YくんとSKYPEでやり取りをしながら、細部を詰めていきます。Tさんは、ぼくの書く文章に登場する数字が半角、全角交じりになっていることを不思議がっていました。それは、電書「キンドルで本、出してみたよ」が日本語だけど、横組みだったからです。横組みというのは、英語のように文字が横に並ぶ組版のこと。この場合、数字や英語は基本的にすべて半角にすればいい。ところが、ぼくがライターの仕事で日常的に書いている文章はほとんどが縦組みです。この場合、2桁のアラビア数字だけが半角で、あとは全角にすることが多いのですよ。考えてみると、取り扱い説明書やwebの文章はほとんど横組みだから、たぶん、あんまり知られていないんですね。これは意外な発見でした。

2、電書部には技術班という方たちがいて、変換はそこでやっていただける仕組みになっています。ぼくはテキストと画像データだけ渡せばいい。すると担当の方がタグを貼り、技術班がPDFとEPUBに変換してくれるのです。この二つの形式さえあれば、とりあえずパソコン、iPhone、iPad、kindleで読むことができる。この辺を任せちゃえるってのは、ちょうラクチンです。もちろんさまざまな形式の本をがんがん変換していくシステムだから、レイアウト上の制約はありました。でも、ぼくはもともと雑誌でも「デザイン先割り」(写真の位置や大きさ、文章の配置、キャプションの位置などがすべて先に決まっていて、あとで文字をぴったり当てはめるやり方)の仕事が得意なので、とくに気になりませんでした。それより気になったのは、液晶画面のことです。

3、電書フリマに来られるお客さんの多くは、たぶんこの電書をiPhoneで読むだろうと思いました。次にパソコン、iPad。キンドルはまだまだ少数派。iPhoneはすごく高性能で素晴らしいデバイスだとは聞いていましたが、あれは電子ペーパーではなく、目に光が直接あたる液晶画面です。ぼくはパソコンでさえ、長い文章を読んでいると目が疲れたり、頭に入ってこなくなることがあります。あの大きさ、液晶画面で、約3万字(改行や空白は含まないので、新書一冊の半分強くらいかな)の本を本当に読み通せるんだろうか。auユーザーのぼくには、それが分からない。正直いって、自信がない。

4、Tさん、Yくんは「ぜんぜん読めますよ」といってくれたんだけど、彼らは20代のケータイ世代。しかもいち早くスマートフォンを手にするくらいITにも適応しているとんがった若者なのです。それが一般的な感覚なのか、イマイチ信用できません。というわけで、41歳のおっさんなりに納得するため、渋谷の茶亭・羽當にiPhoneを持ってきてもらって、打ち合わせをしました。

(続きます)

(告知) この後日談をベースにした
「あとがき2.0」的なアレを
アプリ「電子書籍を出してみたよ」アップデート時に追加することにしました。
お楽しみに!

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 iPhone/iPadアプリ「電子書籍を出してみたよ」
 AppStore商品リンク→こちら

 

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2010年11月21日

●「電子書籍を出してみたよ」はこうやって出したよ1

1、13日に発売したカナカナ書房初のiPhone/iPadアプリ
 「電子書籍を出してみたよ」ですが、
  現在なんとAppStoreブックカテゴリ5位になってます。
  びっくりです。ありがとうございます。
  せっかくのチャンスなので、もっと上を目指したいところです。

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2、このアプリでは
  “kanji crossing”を出した経緯について書いています。
  その後、なにをしていたのか。どうしてiPhoneアプリが出たのか。
  そういえばまとめていなかったので、書いてみます。
  後日談、というかけっこう現在進行形の話です。

3、“kanji crossing”を出したのは今年の5月。「電子書籍を出してみたよ」を読んだ方は実数をご存知でしょうが、あれはちょっとずつしか売れていません。ほんのちょっとです。それでも在庫を抱える倉庫があるわけじゃないので維持費はいりません。制作費もちょっぴりなので、紙の本よりも、どっしり構えることが可能です。もしかしたら、amazon.comで買い物ができる世界100カ国のどこかにこの本がブレイクする安住の地があるかもしれない。それで、ちまちまとtwitterで英語でつぶやいてみたり、少しでも売れるように、facebook(海外で人気のあるSNS)にファンページをつくったり、1日500円ずつweb広告を出してみたり、ということをやっていました。

4、「電書フリマ」について聞いたのは、そんなころでした。ゲームクリエーターの米光一成さんがやっておられる電書部(電子書籍部)が主体となり、電子書籍をあえて対面販売しちゃおうというイベントです。電書とカジュアルに呼ぶのもミソで、7月に予定されていました。“kanji crossing”のとき、唯一キンドル端末を持っていたYくんが彼らと交流があり、「出しましょうよ」と誘ってくれて、電書部メーリングリストに参加。オンラインで買うことが当たり前のように論じられている電子書籍を、あえてわざわざ出かけていって売る・買う。このみょうな取り組みがどういうことになるのか、ちょっとおもしろそうだぞと思ったのです。

5、参加してから、気づきました。フリマに出せるコンテンツがない。“kanji crossing”は海外向けの内容だから、日本人が読んでもちっともおもしろくないでしょう。ぼくがいままでに出した紙の著書を持ってくる手もあるけれど、まだどれも絶版ではないから、出版社さんとの交渉・契約が必要になる。一日限りのフリマのためにそこまでするのは、ちょっと面倒です。

6、じゃあ書いちゃえ。このBLOGの記事を基に「キンドルで本、出してみたよ」を1週間ほどでまとめることにしました。最初は技術的なことにもきっちり触れて、実用的につかえるようにしようかと思っていたんです。でも、やめました。そういう入門書っぽいつくりは、ぼくがこれまで仕事でつくってきた紙の本と同じになっちゃうからです。せっかく好きなようにやれる機会なんだから、「本ってこういう風だ」という感覚をあえて排除して、さらっと楽しんで読めるような本にしようと決めました。その代わり、徹底的にスピーディに読めるようにする。この一点にこだわることにしました。それなりの文章量を液晶画面でストレスなく読み通せるようにする。自分なりに文体や構成を工夫し、脚色のない青春小説のようなドキュメントのような何だかよく分からないモノを目指してみました。自分のことだから、取材はいりません。

(たぶん続きます)



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2010年11月15日

●iPhone/iPadアプリ出しました

1、iPhone/iPadアプリ
 「電子書籍を出してみたよ」を発売しました。
  いまなら発売記念キャンペーンで半額の115円です。
  iPhone、iPadユーザーの方、よろしくお願いします。→こちら

2、このBLOGに書いた電子書籍関連記事をまとめて
  電書フリマで限定販売した「キンドルで本、出してみたよ」を改訂・改題したものです。
    表紙はこんな風↓です。
  ともだちのfronさんが描いてくれました。
  制作・発売元は株式会社ラクティブさん。
 denshisyosekiwo.jpg

3、もし気に入っていただけたら
  レビュー・評価なんかもしていただければ幸いです。

4、Phone、iPad、どっちも持っていないぼくは
  じつはこれをまだ買えない・読めないのは、ナイショです。

Posted by tekigi1969 at 18:12 | Comments [4] | Trackbacks [0]

2010年05月22日

●キンドル本のサンプルを読むには・買うには

前回のエントリーで書きましたが、
amazon.comのkindleストアより、
Kanji Crossing :wearing kanji style in your life (Kindle Edition)
という本を出してみました。

いちおうこれは全世界で買えるはずで、
キンドルの専用端末がなくても、PC、mac、iPhone、iPad等で読めるのですが、
日本ではまだちょっと敷居が高そうな感じです。
とくに、ぼくのように英語に苦手意識があると、ちと及び腰になってしまう。
というわけで、ここでカンタンに無料サンプルの落し方と本の買い方の概略を書いておきます。
(もっと詳しく知りたい方は、検索すればいろいろ出てくると思います)

1、まずamazon.comにいって、興味のあるキンドル本を探す。
  もし差し支えなければ、せっかくなので
  ぼくらのつくった”Kanji Crossing”を開いてください。

2、パソコンからアクセスすると、
  右のほうに「Try it free Sample the beginning of this book for free」
  という項目が出ているはずです。これが無料サンプルへのリンクです。
  ここにある「send sample now」ボタンを押すと、
  アカウント入力を求められます

3、アメリカのamazon.comと、
  日本のamazonでは、それぞれ個別に登録しなくてはいけないようです。
  初めてアメリカのamazon.comを使う方は、
  あらためて、登録して、サインインしてください。
  (日本のamazonと同じアカウントにしても問題ないようです)

4、キンドル本を読むために必要なソフトを落とすように求められると思います。
  windowのパソコンだったら Kindle for PC
  appleのパソコンだったらKindle for PC
  iPhone、iPod Touch、iPadからのアクセスの場合も
  それぞれに適応したソフトを選んでインストールしちゃってください。
  無料です。

5、「please choose the device to receive your purchase」てなメッセージで
  さっき入れたソフトを選択して、continueボタンを押せば落ちてきます。
  落としたソフトを開けば、サンプルが読めるようになっています。
  ここまではすべて無料です。

6、「よっしゃ、これ買ってやろうじゃねえか」と思った場合は、
  buy nowボタンを押しちゃってください。
  アカウント画面になるので、さっき入力した情報をいれます。

7、すると今度は住所とかの入力画面が出てきます。
  電子書籍はデータを配信するだけなのですが、
  これもどうやら入力しなければいけないようです。
  住所(address)の1行目(line1)は、丁目・番地が先。
  住所(address)の2行目(line2)に、アパート・マンション名などが来るそうです。
  Cityには市、Stateに都道府県を入れます。
  電話番号は、011-81-(または+81-)を最初に付けて、市外局番の先頭の0をとる。

8、配送先(といってもモノは移動しません)が、
  クレジットカードの請求書が来る住所と同じかどうか聞かれます。
  適宜ご判断してください。ぼくはyesにしました。

9、「Continue」をクリックすると、クレジットカードの入力画面です。
  この辺は日本のネットショッピングと同じです。
  必要事項を入力して、料金の請求先の住所を選んで、
  注文内容を確認、確定すれば、購入完了です。
  ほんの一瞬で本の内容がすべて落ちてきます。

以上、ざっくりとですが、こんな風にすれば読めます。買えます。
日本のamazonで買い物をしたことのあるひとなら、
けっこう直感でイケちゃうのではないでしょうか。

最初はちょっと登録が面倒ですが、
実際に買ってみると、あまりのあっけなさにびっくりしますよ。

ご興味ありましたら
ぜひ一度お試し下さい。

 kanjicrossing.jpg
 Kanji Crossing :wearing kanji style in your life (Kindle Edition)
 ↑
 できれば、これで。

Posted by tekigi1969 at 18:38 | Comments [190] | Trackbacks [0]

2010年05月16日

●コンビニでも買える将棋本「羽生の一手詰」が出ます!

明日17日(月)、
「羽生の一手詰」(マガジン・マガジン社)というムック本が発売されます。
監修は、げんざい三浦弘行八段と第68期名人戦を戦っている羽生善治名人。
構成は、将棋ライターの相崎修司さん。

定価はなんと700円(税込)!
全国書店だけでなく、なんとコンビニでも買えます!
(セブンイレブン、ローソン、ファミマ一部店舗)

 

企画段階だけですが、
ぼくもちょっとだけ関わらせていただきました。
(おもに酒飲んでただけ、というのはナイショです)

一手詰の本なので
はじめて「将棋覚えてみようかな」という
ひとのために構成されています。
もちろん、ルールとか、駒の動かし方も丁寧に解説。
「正解」だけでなく、「よくある間違い」についても説明しています。

遠い昔に覚えたきりで
「ひさしぶりに指そうかな」
とぼやーっと思っていた方にも、いいと思いますよ。

ご興味ありましたら
ぜひ手にとってみてくださいね。
宜しくお願いいたします。

   
 ↑
 こちらはぼくが最近編集協力した本です。
 コンビニにはありませんが、ぜひぜひ。

Posted by tekigi1969 at 14:18 | Comments [4] | Trackbacks [0]

2010年04月23日

●川嶋朗著「病気にならない体をつくるドライヤーお灸」、出ました

湯たんぽ、冷え取りで有名な
川嶋朗先生の新著「病気にならない体をつくるドライヤーお灸」がでました。
編集協力をしております。

 

この本は、
自宅にあるドライヤー1台で、
お灸と同じことができるセルフケアを紹介しています。

ポイントとしては、
「とくに何も買ってこなくていい」
 ↑でも、できれば、この本だけは買って欲しいです!
「ツボの位置がよくわからなくても、平気」
 ↑温風をあてれば、悪いところとツボが自然に熱くなります!
といったところです。

肩こりとか冷え性、
頭痛持ちの方にはとくにオススメできるんじゃないかと思います。
ぼくは
二日酔い気味なとき、
風邪っぽいとき、
パソコンみてて目が疲れたときなんかに
ドライヤーでゴーッと、やっているんだけど、
マッサージより、奥に浸透して、楽になる感じがあります。
カンタンで心地いいので、けっこうハマるひとも多いはず。

ご興味ありましたら、ぜひ宜しくお願い致します。

Posted by tekigi1969 at 14:15 | Comments [1] | Trackbacks [0]

2010年03月19日

●高田純次・茂木健一郎対談 「裏切りの流儀」発売

ちょう異色の組み合わせ
高田純次&茂木健一郎の対談本
「裏切りの流儀 あらゆることはバランスで成り立っている」(青山出版社
が発売されました。
文章の構成を担当しております。

 
↑amazonの商品リンク。

↓対談の様子をおさめたPR動画。

テレビでは見えないような
お二人の素の部分が感じられるように
構成したつもりです。

あらためて出来上がった本を読んでみたんだけど、
思ってた以上に
ヘンテコで
でも、すごくおもしろい一冊になったと思います。

どういう風に読んでもらえるのか
ちょっと想像つかなくて、それがスゴク楽しみ。

もしご興味ありましたら、
ぜひ読んでみてください。
宜しくお願いします!

Posted by tekigi1969 at 18:57 | Comments [0] | Trackbacks [0]

2009年12月14日

●新聞広告がでました

1、今月末発売予定の
  ぼくの新著「新企画は宇宙旅行!」の
  新聞広告がでました!

 asahi.jpg

2、掲載されたのは昨日の朝日新聞18面読書欄なんだけど、
  きょうは新聞休刊日だったから、
  まだお手元にある方は良かったらチェックしてみてください。
  テレビ欄ヨコです。

3、コピーの末尾には
  「仕事と夢の幸福な関係!」とあります。
  編集部の誰かが考えてくれた文句だと思うんだけど、
  「なるほど!それだよ!」と、うれしかった。

4、宇宙旅行のこと、旅行業界のこと、
  ビジネス的な視点なども、きちんと書いたつもりだけど、
  たぶん、ぼくがいちばん描きたかったのは、これだったのです。
  個人と社会、個人と仕事、社会と仕事の幸せな関わりかたが
  ここにはあった、と思うのです。
  読んでくださった方に、もし、それが伝わったらうれしいっす。

5、新聞の切り抜きもっていけば、
  本屋さんでの注文予約もカンタンですよ。

6、もちろんネットでも買えます。
  amazon、楽天さんなどなど、予約受付ちゅうです。
  宣伝からみの更新が多くって申し訳ないですが、
  いやもうホント、これでご飯食べてますので、ご容赦ください。
  宜しくお願い致します。

    
  ↑  左がamazon、右が楽天ブックスさんです。
Posted by tekigi1969 at 17:03 | Comments [0] | Trackbacks [0]

2009年12月13日

●ブックカバーと本の手触り

1、ちょっと奮発して文庫用のブックカバーを買ってみました。

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2、つくったのは、ご近所に住んでる染織家・西川晴恵さん。
  ヘンプ100%で、琉球藍天然発酵染。
  友だちだからってワケじゃなく、これ、以前から興味があったのです。

3、電子書籍はひとつの流れとして確実にある。
  でも、きっと、モノとしての本も残るんだと思う。
  例えば、テレビが普及したあとも、
  ラジオは新しい立ち位置を占めて、独自の娯楽として君臨している。
  モノとしての本にも、新しい可能性があるんじゃないかなあ
  とか、そんなようなことを漠然と思ってて、
  なにかのヒントにならないかな、と、買ってみたのでした。

4、つかってみて感じたのは手触りのおもしろさ。
  しかも本のカバーってのは、
  読んでいるあいだじゅう、ずっと触っている。
  そこに心地のいい布があるってのは、すごく落ち着くし、おもしろい。

5、それで思い出したのは、
  寄藤文平さんが
  「アホウドリの糞でできた国 ナウル共和国物語
  の装丁をしてくださったときのこと。
  
6、あの本の表紙カバーは
  じつは馬糞紙なのです。馬のウンコでできた紙。
  「糞つながりでおもしろいっすね」
  なんてぼくは言っていたんですが、
  あのとき寄藤さんはサンプルを何度も撫でて
  「これ触り心地がいいんですよね」
  と力説なさっていたのでした。

7、装丁デザインってのは見た目のことだと思っていたので
  ぼくはすっかり忘れていたんだけど、
  単行本には、触り心地、重さ、ページのめくり心地といった
  付加価値もあるのでした。ずっと前から。たぶんこれからも。

8、文庫本はその辺がちょっと弱いんだけど、
  手織りのヘンプ布カバーをつけたことで、
  「おお!触り心地って大切じゃん!」と、それを思い出した次第です。
  これが今後のヒントになるかはまだ分かんないけど、
  単純に読書が気持ちよくなることだけは確か。
  最近は、
  本好きなひとに会うたび「これ触って、持って、ページめくってみてよ」と
  話しております。

 book.jpg

9、ちなみに
  このカバーをつくった西川さん、というか、はるちゃんの作品は、
  こちらの「webshop COCOON」で
  見たり、買ったりできるそうです。
  ブックカバーは残念ながら品切れちゅうだけど、
  「只今つくっております」と書いてあるから、
  そのうちきっと並ぶと思いますよ。

 

 ↑
文庫用のブックカバーには収まらないけど、
ぼくの最新刊(左)、予約受付ちゅうの近刊(右)も
もしよかったら、手触り確認してみてくださいね。 

Posted by tekigi1969 at 16:12 | Comments [0] | Trackbacks [0]

2009年12月08日

●「新企画は宇宙旅行!」予約開始

1、きょうアメリカで、
  ヴァージン・ギャラクティック社の
  宇宙船スペースシップ2(SpaceShip2)の実機がついに公開されました。
  ロケットエンジンの開発が順調にいけば、
  来年中にも、誰でもいける(まだ高いけど)宇宙旅行がスタートします。
  →関連記事「ヴァージンの宇宙船、「スペースシップツー」の実機を公開

2、それで、いきなり宣伝で申し訳ないのですが、
  ぼくの次作が、まさにこのあたりのことを書いたものなのです。
  「新企画は宇宙旅行!」というタイトルで、
  いまはamazonほかで予約受付ちゅう。販売は24日ごろの予定です。

 

3、ノンフィクションです。
  大手旅行会社に勤めるひとりの文系人間&営業一筋のサラリーマンが、
  新事業を考える部署に異動となり、
  突然ひねりだした企画が「宇宙旅行」でした。2005年のことです。
  そこから、彼がどうやって「JTBの宇宙旅行」を作り出していったのか。
  それを関係者に取材をして、まとめました。

4、詳しいことはおいおい書いていきますが、
  この本に、宇宙飛行士や学者さんは少ししか登場しません。
  おもに活躍するのはサラリーマン、脱サラおじさん、
  コンサルタント、エンジニアといった人々です。
  彼らが2005年当時、何を考え、していたのかを通じて、
  民間が手がける宇宙旅行とは、NASAやJAXAのものと何が違うのか
  宇宙ベンチャーの強みと弱み
  ニッポン企業のサラリーマンにしかできないこと
  Xプライズとは何だったのか
  旅行の歴史と、旅行会社という仕事の楽しさ
  といったことが、リアルに分かる一冊にしたつもりです。

5、もしちょっとでもご興味をもっていただけましたら
  ぜひ、宜しくお願い致します。
  まだ自分くらいしか読んでいないので、言いますが、
  「ホントにおもしろい本なんじゃないか」と思いますよ。

6、ちなみに楽天ブックスでも予約で買えます。
   ↓
 
 【予約】 新企画は宇宙旅行!

Posted by tekigi1969 at 15:51 | Comments [0] | Trackbacks [0]

2009年10月29日

●「劇的!ニッポン!」のおじさん

1、新刊「劇的!ニッポン!30秒で読める号外ニュース」(青山出版社)
  発売されました。
  青山出版社さんのサイトに中身の説明があります。→こちら
  こういう本なんですよ。宜しくお願いしますね。

 
 ↑amazonの商品リンクです

2、webやぎの目「やぎコラム」でもご紹介いただきました。
  わっしょい。ありがとうございます。
  表紙カヴァーで国旗を持っているおじさんは、
  やぎの目・林雄司さんのイラストです。
  じつはカヴァー裏側にも、このおじさん、おります。

 ossann.jpg
3、バーコードの横からのぞいているのが、そうです。
  てか、
  もしかしたら
  バーコードとかISDNコードの看板を支えているのかもしれない。

4、もしカヴァーをなくてちゃっても、大丈夫。
  おじさん、います。さびしくないです。

 coveruchigawa.jpg

5、文中のアイコンに登場するのは、
  もみ上げがカールした別のおじさん。

 iconsetumei.jpg

6、文章も楽しめるように書いたつもりです。
  どこかでこのおじさん見かけましたら、
  宜しくしてやってください。


 
Posted by tekigi1969 at 07:10 | Comments [0] | Trackbacks [0]

2009年10月22日

●「劇的!ニッポン!30秒で読める号外ニュース」出ます!

1、「劇的!ニッポン!30秒で読める号外ニュース」(青山出版社)
  という本を書きました。
  書くだけじゃなく、せっかくなので、売ろうと思っています。
  amazonのリンクもできてます。

 

2、↑10月22日9時現在書影はまだ表示されないみたい。
  こんな顔してます。

 sinkan.jpg

3、著者は、ぼくで
  監修は、竹内睦泰さん!
  (超速シリーズなどで有名)
  イラストは、林雄司さん!
  (デイリーポータルZ、webやぎの目などで有名)

4、本屋さんでは、こんな風に棚にささっているかもしれません。
  見間違えないよう、横顔も覚えておくと便利です。

 09.010.22%20008.jpg
 
5、どういう本かというと、いわゆる歴史の本なのです。
  世界恐慌(元祖リーマンショック)以降の80年の日本の流れを
  もういっぺん、ざーっと押さえておくと、
  これから先、けっこう便利じゃんね、的なことです。

6、全項目300文字以内で書いてあるので、
  あらすじ、流れを
  つかみやすくなっています。←ここ意外と重要!

7、細かいことも大事なんだけど、
  あえて木の種類とか大きさとかは無視しちゃって、
  「ようするに森じゃん」とか、
  ざっくりいったほうが見えること、ってのもある。
  そういう視点で、分かったつもりになれる本を、目指しました。
  「あ、こういうことだったか」
  なんて、あらためて思ってもらえたら幸いです。

8、本屋さんでは、こんな風に並ぶこともあります。
  平積み、というやつです。

 09.010.22%20004.jpg

9、もしあなたが本屋さんでしたら、
  こんな風に並べてみるのはどうでしょう、とご提案。

 09.010.22%20005.jpg

10、早い本屋さんなら、10月23日(金)には並ぶはず。
  見つけたら、
  レジで1260円と一緒に差し出すと、家まで連れて帰れます。
  amazonさんは24日発売だそうです。(現在は予約)
  何卒、なにとぞ、よろしくお願いいたします。

Posted by tekigi1969 at 09:14 | Comments [7] | Trackbacks [0]

2009年10月08日

●原稿、栗、エロ落語マンガ誌

1、まだ原稿まみれが終わりません。
  去年からやっている某単行本は、
  いろいろ方針変更などあって、ついに「7稿」に到達。
  これで一区切りになるといいなあ。

2、もう1冊の単行本はスムーズに完了。
  きっともうすぐ出るはずです。

3、先日、ご近所さんに栗とカボスをもらいました。
  とくに栗がすごい立派。まあご立派。
  こんなにたくましいのはひさしぶり。

 kuri.jpg

4、「ゆでるだけで甘いよ」
  とのアドバイスを受けて、
  包丁もいれず、そのまま蒸しました。
  スプーンでほじくり返して食う。うまいっ。

5、ご立派といえば、
  お世話になっているマガジンマガジン社さんが
  「まんが落語 男と女の艶ばなし」
  という雑誌を出したそうです。



6、↑amazonさんの商品リンクはこれ。
  エロ落語マンガ雑誌って、すごい試みだと思う。
  ようは成人向けマンガなので、
  好き嫌いはあるかもしれないけど、
  ぼくはけっこう楽しんで読みました。
  「尻餅」がよかった。落語でも聴いてみたいっ。

Posted by tekigi1969 at 18:29 | Comments [6] | Trackbacks [0]

2009年06月17日

●パンだぜい

1、きょう焼いたパン。

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2、表面にタマゴは塗ってないけど、
  バターロールもどき。練り方のコツ、分かってきた。
  1ヶ月前から遊びでやっている
 「小麦粉そのものを発酵させるパン」
  の成果なのです。

3、種生地づくりに1ヶ月かかるけど、
  できると楽しい。手間も味になる。
  小麦が乳酸発酵するときの酸味もおいしい。
  ここ最近は1日おきに練ってます。焼いてます。
  発酵パンを最初に発明した紀元前のエジプト人が
  周辺諸国から「パン焼き人」と呼ばれたのも、なんだか納得。
  そのうち、詳しく書きますね。

 
 ↑
 参考にしてるのは、この本です。

4、おまけ。最近読んで、一番おもしろかった本。

 
  ↑
 世界最高・最強・最ヘンタイな英語辞典OEDの執筆物語。
 ノンフィクション。むちゃくちゃおもしろい。
 どこか壊れてなくっちゃ、
 辞書なんて作れないのかもしらんです。
 言葉の「意味」とか「言語」ってなんだろ、
 なんてなことを考えるヒントも満載だと思います。

Posted by tekigi1969 at 18:23 | Comments [0] | Trackbacks [0]

2009年06月01日

●伝わりにくいこだわりと「オフン」

1、たぶん読んでくださるひとには
  ほとんどカンケーない部分。
  でも、作ったほうは、
  すげえ「こだわった」という表現とか造語があったりする。
  自分でないとこうはならない、とか
  オレが思いついたモノだ、とか
  自分勝手に、密かに誇ってたりするのです。

2、ぼくにもいくつかある。
  BLOGでも単行本でも、ちらちらやってる。
  雑誌やムックはあんまりしないけど、たまーにこっそり冒険をする。
  ただ、単なる自己満足になってると恥ずかしいので、
  誰かに指摘されるまでは、あんまり言わない。

3、でも、気づかれないのもさびしいので、たまには言いたい。
  いちばん新しい『「アイデア」が生まれる人脈。』という本は
  そうとう自由に書いちゃったので、そういう部分がかなりある。
  たとえば、
  オンな人脈(仕事とか)とオフな人脈(友だちとか)を、
  混ぜ合わせるやりかたについて書いた部分。

4、オフンな人脈をつくろうとか、そんなふうに書いたのです。
  この「オフン」、自分ではすげえ気に入っている。
  ビジネス書にあるまじき
  チカラの抜けそうな音の響きがいいなあ、と思うんですよ。

5、編集Tさんとのやりとりのなかで、
  何度もあーでもない、こーでもないと
  色んな言葉・表現こねくり回して、
  ふっと思いついたときには「おおおっ」と
  脳内にβーうんちゃらドルフィンが流れたくらい。
  あんまり気づかないかもしれないけど、この言葉はそうなんです。

6、野望としては
  「デキるビジネスパーソンはオフンな時間を大切にする」
  とか、そういう雑誌特集をみたい。
  できれば、ダンディなナレーションで「オフン」と言われたい。
  むりか。むりかも。どかしら。

7、ほかにも、いくつか
  どーでもいいこだわりポイントがあるんだけど、
  ぜんぶ自分から言い出すのもカッコ悪いので
  できたらどっかで読んでみてください。
  同じポイントでクスッとしてくれるひとがいたら、
  すごいうれしいです。

 

Posted by tekigi1969 at 17:04 | Comments [4] | Trackbacks [0]

2009年05月26日

●あのひとにだって負けない

「ちくしょう、すげえなあ」
とぼくがいったら
「すごいよねえ」
と奥さん。

「負けないぞ」
「いや、それはムリ」
「でも、悔しいじゃん」
「負けるし、勝てるわけないから」

あるニュース記事(→こちら)を読んでの
本日の我が家の会話です。

amazonの予約だけで
すでに1万部突破なのだそうです。
(→読売オンラインの記事

内容すらちっとも分からないのに、すご過ぎる。

でも、負けない。
きっと1Q84読むけど、
すげえおもしろいんじゃないかと期待してるけど、
すくなくとも自分から負けは認めないっ。

てなわけで、
ぼくの本も、宜しくお願いします。
村上さんのついでで構いませんのよ。

 
 ↑
 上が、村上さんの7年ぶりの長編新作2冊で、
 下は、ぼくの3年ぶりの単行本2冊です。
 ↓
 

 旧作もまだまだ売れ残っ、じゃなく、絶賛売ってます。
 この機会にコンプリートなんてオシャレかもかも。
 ↓
 

Posted by tekigi1969 at 18:33 | Comments [0] | Trackbacks [0]

2009年05月24日

●新刊、近刊、次回作

1、「「アイデア」が生まれる人脈。」発売から一ヶ月。
  自分ではまだ見てないのだけど、
  新宿のあおい書店さんで、平積みになっていると聞きました。
  本屋さんが北アメリカ大陸だったら、
  「平積み」なんて、もう、ビバリーヒルズの丘の上っす。
  ありがたや。ありがたや。こんど拝みにいきます。

 

2、あと、
  大阪の富田林市本町商店街にある芦田書店さん
  BLOGで、この本を紹介してくださいました。
  →こちらの記事(「Books Asida つれづれ日記」さんより)
  ありがとうございます。

3、芦田書店さんは行ったことのない本屋さんですが、
  「弥生社会のハードウェア」「東京の道事典」「へんてこマンション」などなど
  かなり個性的で惹かれる本を紹介していて、ちょう気になります。
  名古屋のちくさ正文館みたいな感じのお店なのかもしらん。
  富田林にいけるチャンスがあったら、ぜひのぞいてみたい。
  しっかし、こんなすごいラインナップに並べてもらっていいのだろうか。
  いや、きっといいのだ。そゆことにしとこう。

4、週明けの火曜日、26日には
  ちょっとだけ記事を書いた
  別冊大人の科学マガジン「真空管工作」が発売されます。
  詳細ページは→こちら
  今回のふろくは、バリオメーター式真空管ラジオですよ!

 
 ↑
 amazonでも予約受付ちゅうです。

5、んでもって、現在は次の単行本をつくっています。
  取材はほぼ完了して、あとはガンガン書くのみ。
  夏には出る。はず。
  ある男性サラリーマンの方が主人公のノンフィクションです。
  瀬川四段の本と同じくらい、いや、もっと
  わくわくするようなリアルさを楽しんでもらえる一冊になるよう、がんばります。
  そしたら、次は、将棋についての本をやるかも。
  とにかく、一番一番大切に、前に出るだけっす。押忍。

6、そういえば今日は千秋楽だ。
  日馬富士の初優勝、あるんじゃないかしらん。

Posted by tekigi1969 at 16:40 | Comments [1] | Trackbacks [0]

2009年05月11日

●金子貴一「秘境添乗員」はおもしろい!

1、金子貴一さんの新著「秘境添乗員」読みました。
  知り合いだからってワケじゃなく、
  すげえおもしろいので、オススメします。

 

2、金子さんというひとは、
  「秘境添乗員」兼「ジャーナリスト」兼「英語・アラビア語通訳」
  という3つの職業の持ち主。(現在、通訳はお休みちゅうのようです)
  これだけでもかなり濃密なのに、
  さらに「熱心な仏教徒」でありつつ
  「マニアックな宗教大好き(コプト教とかミトラ教などなど)」だったりして、
  そのうえ
  「自衛隊イラク派遣のときに同行した民間通訳」だったりもするのでした。

3、この本は、そんな金子さんの半生記です。
  ざっと書くと、登校拒否で引きこもりがちだった高校生が
  アメリカでキリスト教原理主義者(元ヘルス・エンジェルズの麻薬密売人)
  の一家にホームステイし、その後、エジプトに留学。
  どうしたことか「エジプト人になろう」と決心し、
  ごく自然に、シャツのボタンは3つ外し、
  金ネックレスでオシャレをし、濃厚な香水をつけるファッションを会得。
  一時帰国で乗車した山手線で、
  まわりに広い空間ができるほどの現代エジプト青年へと大変貌。
  その後、イラン・イラク戦争を取材したり、日本に住む亡命クルド人団体とであったり、
  ピースボートに参加したり、沖縄の泡盛研究の一環でミャンマーの密造酒村をおとずれたり、
  陸上自衛隊と一緒にイラクで宿営地賃貸交渉をしたり、
  飛鳥寺で崇仏派&廃仏派を一緒に弔うマニアックな特別法要をおこなってもらったりして、
  ついには、昨年、四万十川の水源の町で、奥さんを見つけてしまった!
  そんなお話なのです。100%の実話なのです。

4、これでおもしろくないワケはない。
  ご興味ある方は、ぜひ、読んでみてください。

5、ちなみに
  ぼくが構成などをお手伝いした金子さんの前著
  「報道できなかった自衛隊イラク従軍記」も
  まだまだ絶賛発売ちゅう。
  イラク派遣時の出来事にスポットを当てた一冊です。
  こちらもおもしろいですよ。

 

6、↑この本つくっているとき、
  ぼくは金子さんと70時間以上話をしたのだけど、
  そのときにお聞きした面白エピソードは
  まだまだたくさん残っている気がする。
  覚えてるだけでもこの5倍あったはず。次回作も期待してます!

Posted by tekigi1969 at 16:27 | Comments [1] | Trackbacks [0]

2009年04月28日

●「ブルー・オーシャン戦略を使いこなす」はこんな本です

先月発売された「ブルー・オーシャン戦略を使いこなす」。
(↑クリックするとbk1さんの本紹介ページが表示されます)
監修は武蔵大学経済学部教授の米山茂美先生。
米山先生の解説、理論、チャート図解をもとに
ぼくが文章を構成した本です。

  
 amazonの商品リンクです。

教科書みたいなデザインで、しかも「戦略」。
ちょっとハードル高そうに見えるかもしれないけれど、
じつはちっともそうじゃありません。
分かってしまえば、すげえおもしろい。
なにしろ、工学部出身のぼくが理解できたのだから、
門外漢でも大丈夫、ってのは保証します。

しかも、
経営というよりも
新しいサービス・製品を考案するための
ノウハウがいっぱいつまっているので、
社会人なら、誰でもつかえるヒント満載なのです。
本の宣伝もかねて、内容についてちょっと解説します。

まず、前提。
ブルー・オーシャン戦略ってのは、
2004年に発表された新しい経営戦略理論のこと。
「競争の激しすぎる市場」を
血の海=レッド・オーシャンに例えて、 それとはまったく逆の
「競争のない市場」を
ブルー・オーシャンと名づけています。
だから、これは
そういう競争のない市場をつくり出すための戦略。

これまでの
マーケティング理論、経営戦略の多くは
「競争を有利に進める」というモノが多かった。
でも、それをみんなが突き進めると、
やがては似たようなサービス同士の価格競争になってしまって、
共倒れになりかねない。これがレッド・オーシャン。

「安くて、高性能」になれば
消費者としてはホクホクだけど、
ぼくらはたいがい
消費者であると同時に
サービスや製品の提供者でもあるから、
家ではホクホク、でも会社ではグッタリしてしまう。

もちろん
「競争のない市場」を探す、という視点もあった。
いわゆる”ニッチ”というのもそのひとつで、
ニッチな市場を見つけ出すための市場調査も盛んにおこなわれている。

でも、ブルー・オーシャン戦略は、それとも違う。
青い海を「探す」のではなく、「創る」ことが目的。
もうちょっというと、
ブルー・オーシャンを生みだすようなサービス・製品
ってのがあるのです。
それを作り出すための考え方・手順を理論にしたモノなのです。

ちょっと乱暴に例えていうなら
内角低めギリギリのストライクを狙うのではなく、
真ん中高めのボール球なのに、つい打者は振ってしまうぜ!
と、いうような
藤川球児のストレートみたいなサービスをつくっちゃうのですよ。
これならストライクゾーンを大きくしたのと、同じことになるワケです。

「そんな都合のいいモノがあるんかいな」
と聞かれれば、
「あるんですよ、これが」
と答えるしかないです。
「日本でもできるんかいな。このご時世にできるんかいな」
と問われたら、
「できるし、実際にやってますよ」
といいます。
任天堂のwiiとか、旭山動物園の事例が
本書でも紹介されてます。これらはかなり青い海なのでした。

詳しくは読んでもらえるといいんだけど、
ものすごく、ざっくり言うと、
ブルー・オーシャンな製品を考え出すためには、
「これまでの常識とは違う発想」をしなくちゃいけません。
でも、こんなことはみんな先刻承知。
たいていは、分かっちゃいるけど、できましぇん、なんです。
そこで、
ブルー・オーシャン戦略では、
「これまでの常識」をくつがえす発想をするための手順とヒントが
こと細かく、ツール化されているのでした。

「ブルー・オーシャン戦略を使いこなす」では、
実践のキモになる、
このツールの使い方と、ヒントの考え方について、
かなり多めのページを割いて、具体例とともに解説をしています。

もうひとつ、本書には、
他の本にはない大きな特徴があります。
それは「マネされにくくしよう」というテーマに
1章を割いていること。

せっかく「競争のない市場」をつくっても、
ここは資本主義社会なので、
いつかは他社が参入して、競争が始まってしまうでしょう。
これは避けられないことです。

でも、競争が激化するまでの時間を長くすることはできます。
「模倣困難性を高める」
ようするに
「マネされにくくしておく」
ことで、青い海を長持ちさせればいいのです。
監修の米山先生の研究成果が
いくつかのノウハウにまとめられて、紹介されています。

例えば、特許。
六角エンピツの特許を取るとしたら、どうすべきか。
シンプルに「断面が六角形になるエンピツ」として登録したら
四角形やら楕円形のモノが他社から出てしまって、
「机のうえに置いても転がらない」というセールスポイントが守れない。
しかも、特許には「~ではない」といった消極的記載が認められないので
「断面が円形じゃないエンピツ」という登録はできない。
じゃあ、どうするべきか。答えを知りたい方は、本書でどうぞ。

これは「マネされにくさ戦略」のほんの一例だけど、
特許以外にも、これを積極的に作り出す方法を紹介しています。

というわけで、
この本は、
会社の経営に興味のあるひとだけじゃなく、
「まったく新しいサービスとか商品を考えたい」
「企画をたてるときに気をつけるべきヒントが欲しい」
というひとにも
読んでもらえるような一冊になっているはずです。
少なくとも、ぼくはそのつもりで書きました。

興味のあるかたは、ぜひ手にとってみて下さい。
宜しくお願いいたしまーす。

 
 ブルー・オーシャン戦略を使いこなす
 ↑
 楽天市場さんからも買えます。
 もちろん町の本屋でも。

Posted by tekigi1969 at 14:30 | Comments [1] | Trackbacks [0]

2009年04月19日

●「アイデアが生まれる人脈」amazon予約開始

拙著『「アイデア」が生まれる人脈。』
amazon予約がスタートしてました!

 
リンクは↑こちら。
19日現在まだ画像は表示されてませんが、
カギカッコも句読点もなく、
シンプルに「アイデアが生まれる人脈」と表記されていますが、
24日発売(amazonでは23日予定)のぼくの本は、
これに間違いありません。

宣伝記事が多くなって恐縮ですが、
ぜひとも宜しくお願いいたします。

てか、
単行本はおおむね
自分が書き上げてから
第三者の方の感想(レビューとか、ウワサとか)を知るまでに
一ヶ月以上、もしかしたらそれ以上の期間があるんです。

だから、
そのあいだはずっと「どうなんだろう」とそわそわすることになります。
関係者のひとの「おもしろいよ」に励まされたり、
でも「気をつかってくれてるのかな」と疑いたくなったり。

「売れてます!」という報告がすぐあればいちばんだけど、
この時期は、
そういう晴れやかな想像はまったくできない。できるわけがない。
せめて、ひとりでも楽しんでくれるひとが現れますように
と、すごくハードルを下げて、それでもまだどきどきしてしまう。
発売後、ちょっと経って、そういう声をどっかで見つけると、ようやくホッとできる。
こればっかりはちっとも慣れない。

てなわけで
もし「早めに読んでやろうじゃないか」なんて
奇特な方がおられましたら
amazonもしくは書店さんに予約いれてくださいませ。
宜しくお願いいたします。はあ。はあ。

Posted by tekigi1969 at 18:05 | Comments [1] | Trackbacks [0]

2009年04月12日

●『「アイデア」が生まれる人脈。』は4月24日発売予定

1、今月24日、出ます。
  単行本的なナニカ(something like tankobon)
  てか、ズバッといえば、単行本。
  できあがりましたので、いよいよ出します。

2、タイトルは
  「アイデア」が生まれる人脈。
  4月24日に発売される予定です。
  著者はぼくで、監修は”人脈の達人”児玉知浩さん。
  値段は、えーと、まだ知りません。出版元は青山出版社さん。

3、表紙はこれです。
  見間違えないように、覚えておいてくださるとうれしいです。

 %E3%82%AB%E3%83%90%E3%83%BC.jpg

4、この本のいちばんの特徴は、
  「人脈本とかビジネス書が嫌いなひとのためのビジネス書」
  という、ちょっとどうかと思うほど無謀なアレを
  目指しているところです。
  たぶんあんまり前例のない方向だと思うので、
  監修の児玉さん、編集Tさん、営業さん、
  そのほか協力してくださった方々の意見をもとにしつつ、
  かなり好きなように書いちゃいました。

5、気に入ってもらえたらうれしいです。
  失敗してたらぼくのせいです。
  どうなんだろう。

6、24日以降、どこかで見かけたら手に取ってやってください。
  パラパラめくっていただければ、ありがたいです。
  さらにじっくり読んでなんてもらえたら、幸せっす。
  買ってくださるなんて方がいらしたら、ああ、もう、ステキ。

7、とはいえ
  現時点では、まだすべては印刷所のなかにしかありません。
  本屋さんでもネット書店でも、取り扱いは、
  おそらく24日以降、確実なのは月末だと思います。

8、ひとまず、こんな手はあります。
  街の書店さんに出向いて
  「青山出版社さんから4月末に発売される予定の
   『「アイデア」が生まれる人脈。』を予約したいんですけど」
  と言う。

9、これをやっていただけると、
  書店さんも「先に予約が入るなんて、売れるのかな」なんて勘違いして
  何冊か多めに入荷してくれるかもしれないし、
  版元さんも「予約順調だし、チカラをいれようか」なんてなったりして、
  そのぶん、たくさんの本屋さんに並ぶ可能性が高まるのですが、
  そんな酔狂なひとは、おそらくぼくの両親くらいでしょうから、
  どうか、ご無理はなさらずに、24日をお待ち下さい。
  でも「どうしても」とおっしゃるのなら、それはもう、ぜひぜひ。

 
 ↑
  こちらは、発売から3週間ほど経ちました。
  いろんな書店さんに出ていると思いますので、
  ご興味ありましたら、ぜひ読んでみて下さいね。

Posted by tekigi1969 at 18:06 | Comments [0] | Trackbacks [0]

2009年04月01日

●「ポールセンの針金録音機」発売

1、大人の科学マガジンvol23「ポールセンの針金録音機」発売されましたっ。
  学研さんの紹介ページは→こちら

2、うちにも届きました。
  「大人の科学」の仕事をすると
  ふろくをもらえるのが、みょうにうれしい。
  プレゼントっぽい大きさの箱で届くから、
  得した気分をかきたてられる。

 s-181-8153_IMG.jpg

3、今回のふろくは、録音・再生のできる磁気記録機。
  付属の針金だけじゃなく、
  自宅にあるハサミとかにも録音できちゃいます。
  よかったら家のあちこちに録音をして、遊んでみてください。
  けっこういろんなところに録音できるはずです。

4、あれこれ試してみると、
  磁石がくっつくのに、録音が上手くできない場所とか
  鉄を含んでいるはずなのに、磁石がつかないモノとか
  が出てくるはずです。

5、ぜひ試してほしいのは、キッチンのシンク。
  シンクのステンレスは
  たいてい磁石がつかないはずです。だから録音もできない。
  でも、
  ある部分だけ録音できたりするのです。

6、「なんで?」
  と思ったら、誌面を開いてください。解説やヒントが載ってます。
  その磁気記録解説ページのうち
  4ページほどの文章を書きました。
  同世代にはきっと懐かしい、
  荒馬宗介(アラマソウカイ)復刻マンガもきっと役立ちますよ。
  なんでHDDが衝撃に弱いのかも分かるはず。

7、時間ができたら、ぼくもつくろうっ。

 
 ↑
 amazonはこちら。
 まだ写真がないみたいだけど、
 在庫はちゃんとあるようです。

8、ちなみに、次号はちょっとびっくりなモノがふろくになるらしいです。
  大人の科学マガジン初のデジタルふろくはなんと→これ!
  仕事ではないんだけど、
  こ、これは欲しいっ。もぐらたたきプログラムしたいっ。

Posted by tekigi1969 at 17:35 | Comments [0] | Trackbacks [0]

2009年02月02日

●コーヒー飛沫付き「幻影の書」

1、こないだ、コーヒーを注ごうとして、
  うっかり、こぼした。
  飛まつが本にかかった。
  図書館で借りたヤツ。ぎゃあ。

 (注1)
  文章を書いて、本をつくって
  「買って下さい」という商売をしているにもかかわらず
  ぼくはけっこう図書館をつかいます。
  てか、去年読んだ本の3分の1はたぶん図書館のモノ。
  もう3分の1はもらったモノ。買うのはすこし。
 「ゲンコーフィッチじゃん!」といわれたら、そうかもしれません
  (↑言行不一致の愛称)

 (注2)
  横須賀市立図書館は、ネットで予約をしておくと、
  近所の公民館まで運んでくれるサービスがあるのです。
  (宅急便も利用できるけど、これは有料)
  他の地域にもあるかもしれないけど、これはちょう便利!

2、慌ててふいたけど、シミになった。
  読めないわけじゃないけど、汚れている。
  たまにこういう本にめぐりあうときがあって
  ひどいのになると、
  ボールペンでアンダーラインが引いてあったりする。
  「知らん顔して返すひとがいるんだなあ」
  なんて、よく奥さんとブツブツ話していた。
  ブツブツしてた以上、知らん顔はしづらい。

 (注3)
  もっとひどくなると、
  破れてたこともあります。

 (注4)
  ゲンコーがフィッチせず、珍しくイッチしたのです。

3、奥さんが借りてた本なので、
  彼女が返却にいって、その旨申し出た。
  とくに怒られることもなく、
 「新しい本を購入して、
  2ヶ月以内にもってきてください」
  ということになった。
  汚れた本は、ひとまずそこで保管される。

 (注5)
  自分だったら、言い出せずにバックレたかもしれません。

4、予約待ちのひともいそうだったので、
  amazonで同じ本を購入。すぐに届いて、再び公民館へ。
  そしたら、
  「ありがとうございます」
  と、ひどく喜ばれたらしい。

 (注6)
  なかなか言いだせないひと
  すぐには来られない忙しいひとが
  多いのだそうです。

5、ぼくが手続きしたわけじゃないのに、
  なんだかイイことをした気分になって一緒にホクホク。
  汚れた本は、我が本棚へ。
  たまにはゲンコーイッチもいいものだと思いましたよ。

 (注7)
  いちばんイイのは、汚さないこと。

  
  ↑
 汚したり、迷ったり、返したり、引き取ったりしたのは
 この本です。

Posted by tekigi1969 at 18:43 | Comments [3] | Trackbacks [0]

2008年09月30日

●電磁石エンジンは本日発売

1、きょうは大人の科学マガジンvol21電磁石エンジンの発売日です。
  現在では”モーター”という呼び名が一般的ですが、
  1860年代までは、エンジンという呼称のほうがポピュラーだったようです。
  蒸気機関やガソリンエンジンと同じ扱いだったのかな。

 

2、そんな電磁石”エンジン”をつかった
  電気自動車(EV)の歴史と未来について、10ページほど書きました。
  よかったら、読んでみてくださいね。
  ついでにコイルくるくる、つくってみるのも楽しいですよ、きっと。

3、〆切原稿書き上げたら、つくろうかな、と思っていたのだけど、
  17時に終わっても、残念ながら、見本誌は我が家に届かず。

4、たぶん雨のせいなのです。
  クルマの入れない路地の奥に住んでいると、
  日付指定のない宅急便は後回しにされやすいみたい。
  ご近所小3くんが遊びに来たときにでも、一緒にやろうかな。

5、厚みのあるこのシリーズは、届くのがすごくうれしい。
  両手で持つ感じが、
  クリスマスプレゼントみたいだからじゃないだろか。
  学研のおばさんを待っていた気分も、こんなだったかな。

6、以前、記事を書かせてもらった
  vol20の手回し鳥オルガン別冊のシンセサイザー・クロニクル
  まだまだ発売ちゅう。こちらも、宜しくお願いしまっす。

   

Posted by tekigi1969 at 18:37 | Comments [6] | Trackbacks [0]

2008年08月08日

●学研シンセSX-150はけっこう弾けます

1、シンセサイザー・クロニクルのふろくシンセSX-150。
 「演奏するのはムリ」なんてな声もチラチラあるけど、
  んなこたあない。ちゃんと、弾けるんです。
  誌面で木枠改造をしてくださった
  千石空房・Kさんのジュピター演奏が
  ニコニコ動画にアップされてました。

 

2、でもこれはけっこうテクがいる。
  もう少しカンタンに曲を弾くには、
  「リボンコントローラ」をつくっちゃう手があります。

 

3、↑のyoutube動画は、
  誌面にも登場するmasa921さんのサイト
  「SynthesizerDIY」にも出ていますよ。
  これなら鍵盤感覚で、指で弾けちゃいます。

4、「これじゃあ狭い」という方には、
  もっとダイタンに、
  でっかいリボンコントローラをつくる手もあります。
  Chuckさんの「電音の工場ブログ」のこの記事(→こちら)に
  詳しいつくり方が出ていました。

5、このへんの改造は
  電子機器の知識もほとんどいらないので
  その気になれば、あっという間にできちゃうはず。
  よかったら、ぜひお試しください。
  ぼくも改造ページの記事作成手伝ったいきおいで、
  なんかアレコレ試したい気分になっております。

 

Posted by tekigi1969 at 19:20 | Comments [0] | Trackbacks [0]

2008年07月16日

●「テレビで言えなかったニュースの裏側!」は22日発売

ぼくが構成・編集をお手伝いさせていただいた
岩田公雄さんの著書
「テレビで言えなかったニュースの裏側!」(学研)が
できあがったようです。

 s-175-7528_IMG.jpg

岩田さん、という名前でもしピンとこなくても、
読売テレビ・日本テレビ系で放送ちゅうの
「ウェークアップ!ぷらす」
「情報ライブ ミヤネ屋」などでニュース解説をしている
あのひと、といえば、きっと分かるはず。
(googleの画像検索結果→こちら

発売は7月22日の予定。
詳しい内容紹介などは、
そのころに、また改めて書きます。
でも、おもしろい本になってますよ、とだけは断言しときます。いやマジで。

amazon、楽天での取り扱いはまだみたいだけど、
bk1→こちら
セブン&ワイ→こちら
などでは、
もう予約受付がはじまってるみたいです。

てなわけで、宜しくお願いしまっす。

 s-175-7530_IMG.jpg
 ↑
 ヒットを願って
 サカキの葉とともに飾ってみました。

Posted by tekigi1969 at 10:51 | Comments [0] | Trackbacks [0]

2008年07月07日

●コンビニに置かれる本つくってみました

1、ぼくが文章・構成などをお手伝いした
  「カーボンオフセットライフ」という本が
  本日から店頭に並ぶそうです。
  (7/8追記
   すみません。
   発売は7月18日(一部22日)に変更になったようです)

2、タイトルで「おっ」と思われたかもしれませんが、
  この本には
  1冊につきCO2排出権10キロがついております。
  丸紅さんのプレスリリース→こちら
  ちょっと珍しい試みなのかもしれないですね。

 s-174-7488_IMG.jpg
 ↑
 こんな表紙。新書サイズよりはひとまわり大きい。

3、珍しい、といえば、
  この本、本屋さんにはほとんど置いてないと思います。
  おもに、コンビニエンスストアなどで販売されるんですよ。
  北海道のセイコーマート
  関東はファミマ、ローソン、デイリーマート、病院、西友
  関西ではファミマ
  に並んでいるはず。(全店舗ではないようです。ぼくもまだ見てない)

4、というわけで
  ぼくとしても初体験なことだらけの一冊で、
  なにがどうなるやら、よく分かりませんが、
  担当した第1章、第2章は工夫して書いたつもりです。
  環境といっても、
  まだ分かっていないことも多いし、できないこともあるし、
  もしかしたらいまの仮説・試みが否定されることだってありうる。
  そんなことをいまさらながら考えながら、
  それでもやれることはあるんじゃないか、と自分なりに書きました。
  もしどこかで見かけましたら、手にとってみてくださいね。

5、あああっ。
  そうか。amazonリンクは貼れないのか。(取り扱いがないから)
  ともかく、
  写真のような本を見かけましたら、適宜宜しくしてやってください。
  お願いします。

Posted by tekigi1969 at 17:25 | Comments [0] | Trackbacks [0]

2008年04月16日

●「世界一へんな地図帳」ほか

1、知り合いの編集Eさんより新刊が一冊届いた。
  「世界一へんな地図帳」という本で、
  拙著「アホウドリの糞でできた国」が参考図書の一冊になっております。
  おもしろそうな本を、ありがとうございました。

2、なにがおもしろそうって、
  おいしい国を次々紹介する内容はもちろん、
  著者クレジットの横に、
  ”つぼイノリオ推薦”と書いてあるのがたまらない。
  中学生時代、名古屋の深夜ラジオで
  ”つぼイノリオのボップン10分(または15分)”を
  聞いて育った、
  てか、ハガキを出して読まれたこともあるぼくにはたまらない。

3、Eさん、この本と一緒に
  さいきん手がけた本の資料も送ってくれたんだけど、
  そのひとつが
  マルセル・プルースト「失われた時を求めて フランスコミック版」。
  コミック版ですか!しかも「うし★とき」!!こ、これは読みたい。
  わたせせいぞうみたいな絵柄がステキな気がする。

4、ちなみに「世界一へんな地図帳」奥付の
  企画・構成Eさんの肩書きには、
  「シーランド公国男爵」とありました。
  ぬはは。
  なんだかわからないツボばっかり、おされまくり。
  脱帽です。さすがっ。

 

Posted by tekigi1969 at 17:41 | Comments [2] | Trackbacks [0]

2008年02月20日

●「イエロー・マジック・オーケストラ(第2版) 」読みました

 

「イエロー・マジック・オーケストラ(第2版) 」(アスペクト)を読んだら
とてもおもしろかったので、そのレビューを書いてみます。

1、この本はかつて「OMOYDE」に収録された
  YMO3人の個別ロングインタビューと
  楽曲解説、ヒストリーなどがついた分厚い一冊。
  愛憎、じゃなくて、愛蔵版ですね。
  でも、個人的には、けっこう愛憎のがしっくりくる。

2、ぼくにとってのYMOというのは、
  13歳前後に猛烈な影響を受けた存在で、
  だからこそ、その後の3名はものすごく厄介な存在なのです。
  なんというか「お父さん」みたいな相手。
  (この辺のことは、こないだ「83年日記」のインタビューでも答えてます)

3、カッコ悪いところは見たくないけど、
  だからといって、いまさら「すげえ」とも思いたくない。
  こういうミュージシャンって、
  それぞれの世代に、1組くらいずついるんじゃないのかな。
  フリッパーズなんちゃらとか、電気なんとか、とか。

4、だからこの本を開いたときは、
  けっこう自分、ナナメの体勢だったのでした。
  でも読んでるうちに、あれれ、と思って、
  最後はまっすぐになった。

5、YMO3名の語り口調が
  ぼく以上に、すでにナナメだったからです。
  なんというか「あれはね、ぜんぶ若いときのノリだったの」と
  酔っ払ったお父さんが、突然、種明かししてきたような感じ。

6、そんな風に言われちゃあ、
  こっちももう大人だし、「あはは」と笑って聞くしかない。
  よく考えたら、あの頃の3人よりも、いまのぼくの方が年上なのだ。
  そう思ってまっすぐ読んだ。そしたら、
  3人の、バランスをとらなくちゃという大人っぽい意識と、
  それとは逆の、こだわりだとか、大人げのなさの葛藤が
  あの時代のヘンテコな空気を生んだんだなあ
  ということがリアルに分かったような気がしました。

7、例えば
  BGMに入ってる「QUE」という曲を
  細野さんと高橋さんは気に入っているんだけど、
  坂本さんは、そのレコーディングに参加しておらず、
  「きっと意識的サボタージュだね」なんていってる。
  ライブでも、この曲ではキーボードを弾かずに、ドラム叩いて、
  「けっこう気持ちよかったですね。ユキヒロのドラム完コピするの」
  とまでいってる。わはは。

8、あと、散開ツアー(名古屋公演いきました)の
  ナチスっぽいセットが、
  じつは3人ともあんまり気に入ってなくて、
  「ヤバイよね」と思いつつやってたなんてのも知りませんでした。

9、「そうだったのか」と驚きつつも、呆れつつ、
  最後まで読んで、なんだかすごく納得がいって、
  ぼくにとってのYMOが
  ようやく「封印」できたような気がします。
  これまで聴けなかったYMOの曲も、日常的に照れずに聴けそう。

10、世代や捉え方にによって
  いろんな読み方がありそうな本だけど、
  ぼくのような愛憎を抱えるファンには、
  とても最適な一冊だと思いますよ。オススメ。

11、あ、あと。
  YMO散開ツアーのゲストとして参加していた
  ドラムのデヴィット・パーマーが
  これのために当時大人気だったABCを脱退したってのは
  この本で初めて知りました。
  らんぼうなヤツだなあ。でも、こういうトピックスはすごく好きです。

   
Posted by tekigi1969 at 15:17 | Comments [6] | Trackbacks [0]

2008年02月13日

●読む本、読んでる本、読みたい本

1、こないだ能町みね子さん(名著「くすぶれ! モテない系」の著者さん!)とお会いする機会があって、そのときにちらっと「BLOGに載せておられる写真いいですね」という話をしたのでした。昨日になって、なんでかそのことを思い出して「ボロい家とか路地とかいいよね」といったら、奥さんが「10年くらい前に『小屋大全』みたいな写真集をみて、すげえと思ったなあ」といいだした。おっ。ネットで検索して「たぶんこれかな」てな一冊を発見。カメラマン中里和人さんの「小屋の肖像」という作品でした。amazonにはなかったけど、地元の図書館にあったので、さっそくネット予約。楽しみです。新しい本もたくさん出ているみたいだから、よかったら、買ってみよう。

     

2、ちなみに、ここ数日は「イエロー・マジック・オーケストラ(第2版) 」と「誘惑される意志」ジョージ・エインズリーを併行して読んでいます。YMOのメンバー3人のロングインタビュー集と、人間がする自滅的行動についての研究本。どっちも分厚いので、小脇に抱えているだけで偉くなった気分になれます。読んでももちろんおもしろい。そのうち感想も書くつもり。

   

3、今日は、朝からクイズをつくっています。一応友だちの手伝いなんだけど、仕事というよりかは、遊び半分な気持ち。かなり難しくていいらしい。でも、例えば「宋の時代の怪談本『異聞総録』にはたくさんの不思議な話が登場します。若いころの馬亮公が読書をしていたとき、窓から現れた巨大な手のひらに、彼は落書きをしました。すると手のひらは、何と言ったでしょうか」なんて問題はアリなのだろうか。やっぱりナシかなあ。答えは「洗ってくれ」。これ、南伸坊さんの本に紹介されてる話で、すごく好きなんです。まあ、もうちょいマジメに考えなくちゃダメか。でも、いいなあ、こういうの。

 

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2007年12月16日

●「くすぶれ!モテない系」読みました

 

1、能町みね子さん著「くすぶれ!モテない系」を読みました。
  知り合いの編集者さんが手がけた一冊。
  「うんうん」と思いながら、最後まで一気に読んじゃいました。おもしろかったです。

2、「モテない系」は、けっしてモテないわけじゃなくって、
  彼氏がいるひとも多いし、結婚していることもある。
  そうではなくって、
  「モテ」から遠ざかりたい自意識を持つ女性のことのようです。
  モテ要素を意識的に避けたい自意識と、
  だからといってモテたくないわけでもない気持ちとのアフフヘーベン。
  そういう自意識がつくる迷宮の物語。

3、だから「非モテ」とか「負け組」からはむしろ遠くって、
  「文化系」「サブカル」のほうに近い雰囲気。
  本当に好きなミュージシャンを正直に言ってもどうせ分かんないから
  「いろいろ聞きますよ」と答えて、
  どうしても答える必要があるときは、
  ひとまず、「く」の付くあのバンドを挙げるイメージ。

4、この自意識からすると、サブカルうんぬんとかよりも、
  「モテないっす」という旗のほうが集まりやすい。だから、モテない系。
  このネーミング理由はすごいな、と思いました。
  あと本書に出てくるファッション分析も圧巻。
  いままでボヤーッと感じていた「感じ」が、一気にクリアになりました。

5、ちなみに、
  ぼくの友だちには、このカテゴリーの女性がそうとう多い気がします。
  そんなことなさそうなのに「モテないよねえ」と、異様に盛り上がるガールズトーク。
  いままで決してクビをつっこめなかった、
  そのトークの内面を、ぜんぶきっちり解説してもらった気分。
  「もしかして、その感じ分かるかも」とチラッとでも思った方は
  本屋さんでぜひのぞいてみてください。たぶんあなたのための本です。

Posted by tekigi1969 at 15:19 | Comments [3] | Trackbacks [0]

2007年10月14日

●中日まず1勝、「愛犬王 平岩米吉伝」レビュー

1、クライマックス第1ステージ1戦目、ドラゴンズさくっと快勝。1回裏の攻撃は「燃えよドラゴンズ」の歌詞みたいな理想の展開。しかも次世代の主砲・森野将彦、4打点。すばらしい。今夜も勝って、一気に決めて欲しい。でも、そうカンタンにはいかないだろうなあ。とりあえず、2戦目は平田良介選手を応援します。昨日先発野手陣のなかで唯一ノーヒットだったし、彼もまた将来のクリーンナップ候補なのです。がんばれ、ドラゴンズ!

2、図書館で借りてきた「愛犬王 平岩米吉伝」片野ゆか(小学館)読み終わりました。ものすっごくおもしろい。

  

3、平岩米吉というひとは、昭和61年まで生きていた「動物文学」という雑誌の発行人。この言葉そのものも彼の造語です。自由が丘の家で、多くの犬、狼、ジャッカルを飼って、その行動を研究。銀座に出かけるときには狼を同伴させることもあったりして、ちょっとした奇人扱いもされていたようです。その一方で、連珠(五目並べを発展させたボードゲーム)の棋士でもあったり、犬フィラリアの撲滅のための研究を援助したりと、すごく多彩な活動もしていました。科学的で冷静な分析眼と、ナイーブ過ぎるくらいの動物への愛着が、この本というか平岩米吉さんの核。彼がいなかったら、いまでも日本の犬は数年間しか生きられないような状態だったのかもしれません。(犬フィラリアはほんの20年ほど前までほとんど不治の病だった)こんなひとがいたなんて知りませんでした。本人の著書も読んでみようと思います。 オススメです。

(↓amazonで取り扱われている平岩米吉さんの著書)
   

4、ちなみに、ぼくの涙腺がヤバかったのは、ハイエナのへー坊のくだりと、シェパードのチムが死んでしまうところでした。そうそう。ちらと書いてあったんだけど、大正~昭和初期の日本で人気があった犬種は、ポメラニアンとダックスフンドだったんだって。これは、けっこう意外でした。

5、 あと、明治時代の上野動物園について触れられているくだりも興味深かった。明治40年にキリンがやってきたときは、連日長蛇の列ができたのだとか。(1ヶ月で28万人!)ちょうど、上野動物園のパンダ飼育員だった佐川義明さんの本(「上野の山はパンダ日和」)を手伝ったばかりなので、パンダフィーバーとアタマのなかで比較しちゃいました。でもきっとお客さんの驚きはキリンのときのほうが大きかったんだろな。佐川さんにお会いする機会があったら、話してみよう。

   
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2007年09月13日

●「上野の山はパンダ日和」佐川義明

先日ちらっとご紹介したパンダ本。

そろそろ本屋さんに
並び始めるころだと思うので、
タイトル、内容など、お知らせします。

上野の山はパンダ日和
 著者・佐川義明(上野動物園・元飼育係)
 東邦出版 定価1400円+税
 ISBN 4809406431 JAN 978-4809406430

表紙はこんな風。

 s-163_6372.jpg

本を裏返すと、パンダも後ろ姿。

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著者の佐川義明さんは、元上野動物園の飼育係。
73年2月にパンダの飼育担当になったときは
あのランラン、カンカンの時代でした。
それ以来、一時期的に担当を外れつつも、
23年間、上野のパンダの飼育にあたったという方です。

ぼくは文章の構成を担当させてもらったのだけど、
佐川さんにお会いするまで、
「パンダの顔つき・性格の違い」
なんて、考えたこともありませんでした。
でも、そう思ってみると、
上野のパンダも、みんな、ずいぶん表情が違うんです。

 s-163_6375.jpg

この本を読めば、
ランラン、カンカン、ホァンホァン、フェイフェイ、
チュチュ、トントン、ユウユウ、リンリン、シュアンシュアン
のことが今までよりもよく分かって、
パンダのことが、さらに好きになるんじゃないかと思います。
少なくとも、ぼくはそうでした。

 s-163_6377.jpg

あとはやっぱり
上野生まれのパンダ、トントンとユウユウ誕生秘話が読みどころ。

もし書店などで見かけたら
ぜひぜひ、宜しくしてやってください。
↓amazonでも予約、スタートしました。

 

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2007年06月29日

●季節の記憶

ぼくはけっこう理屈っぽいところがあって、でもそういうのはあんまりカッコイイことじゃないとも思っているから、できるだけサラッとした話し方、書き方を心がけているつもりなんだけど、それでもたまに「ぼくは実は理屈っぽいんだよ」とカミングアウト気分でいってみると、たいがい「知ってるよ」と返されてしまう。ということは、たぶん、そういうぼくの傾向は隠しようもなく現れてしまっているみたいで、それはすごく悔しいことなんだけど、だからといって、38年こうしてきたモノをいまさらどうすることもきっとできないだろうから、これから先もこんな調子でたぶん生きていくんだと思います。ところで、ちょっと前に知り合いになったIくんに保坂和志「季節の記憶」という小説を勧められました。この小説中の人物もなかなかに理屈っぽい。文体もそれにあわせてなのか、かなりもってまわってて、しかもセンテンスが冗長な感じがするほど長くて、勧めてくれたのがIくんでなかったら、もしかしたら、すぐに投げてしまっていたかもしれないんだけど、Iくんの小説の好みはぼくとかなり一致していることがわかっていたから、「きっと大丈夫だ」と読み進めていったら、ほんとうに大丈夫でした。いや、ただ大丈夫だっただけじゃなくて、おもしろかった。すごく。ペースさえつかめば、最後までつらつららと読めてしまう。たぶん、「理屈ってのはただの方便のひとつで、筋道の正しさうんぬんよりも、聞いていて心地よいかどうかでしか判断されないことの方が多いわよね」とか、そんな感じのことを作者さんが思っているからじゃないのかな。違うかな。ぼくはそう思ってるんですよ。理屈ったって、上手く行っても、ただ正しいだけなんだし。でも、理屈ぐらいしか言うべきことが見当たらないときも多いし、もってまわってあれこれ言いつつ、ああでもない、こうでもない、なんてな調子で、どこにもたどり着かずにグルグルしているのも、心地いいし。ぼくはこういう雰囲気、とても好きです。それにしても、この作品は、最初から最後までホントに何にもおこらない。そういうの、ひさしぶりに読みました。それで、それなりのボリュームがあるから、後半ドキドキしていたら、最後の最後の2行で、きっちりまとまってしまうのでした。これが、すっげえ気持ちよかった。教えてくれた、Iくん、ありがとう。

ちなみに、これ読み終わって、いまは町田康「告白」読んでます。まだ途中だけど、これまたおもしろい。

 

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2007年03月19日

●拙著も編集協力本も

1、河出書房新社さんのサイトを見たら
  拙著「瀬川晶司はなぜプロ棋士になれたのか」が
  全国学校図書館協議会選定図書になっていました。
  ありがとうございます。(参照→こちら

2、ただ、ホントのことをいうと、
  この「全国学校図書館協議会選定図書」というのが
  どれだけすごくて、どのくらいすごくないのか、よく知りません。
  ネットで調べてみたけど、イマイチよく分からない。
  でも、誰かがどこかで読んで、選んでくれたのは確かだし、
  それは、やっぱ、すごくうれしいことです。
  漢字14文字だし、御利益もありそう。わっしょい。

3、編集協力をさせてもらった
 「報道できなかった自衛隊イラク従軍記」金子貴一:著
  も、早くもamazonレビューがついて、
  まずまず好調な滑り出しのようです。

4、ここ2、3年単行本をつくってきて分かったのは、
  書籍の売れ行きは、
  出版して1、2ヶ月くらいのスタートダッシュが重要ってこと。
  「おっ、これ、評判いいね」という感じが出てくると、
  本屋さんでも一等地に置いてもらえて、
  あれよあれよ、と売れる、みたい。(←聞いた話です。ぬはは)

5、ちなみにこの本は、
  自衛隊、イラク、戦争という単語が並んでいますが、
  常識・文化の異なる人たちとどのように付き合っていくべきか、
  を考えるコミュニケーションの本としても読めるはずです。

6、本書に登場するのは、おもにアラブ文化ですが、
  じつは、「ジエイタイ」 もそのひとつです。
  民間人である著者・金子さんが彼らと生活をしていく中で感じた
  共感、納得、反発、ギャップは、
  そのまま自衛隊という「軍隊でない軍隊」を
  考えるヒントになっていると思います。
  自分が関わっているから褒めてるわけじゃなくて、
  ホントにオススメなんですよ、この本。
  御興味のある方は、お早めに、ぜひ!

 

Posted by tekigi1969 at 18:18 | Comments [4] | Trackbacks [0]

2007年03月14日

●王監督、出版されない本、御近所

1、知り合いの編集者さんのブログ(→ここ)で
  王貞治監督のインタビューがアップされています。
  なかなかネットで読めるものじゃないと思うので、
  御興味のある方はぜひ、ごらん下さい。
  (こちら→序文第1回第2回第3回第4回最終回

2、このゼイタクな記事は
  本来掲載される予定だった雑誌が
  発売されないことになったため、ここにアップされたそうです。
  実は、こういうことって、けっこうある。
  ぼくも、今年に入って2回ありました。
  事情が許せば、
  いまはこうやってネットに出すこともできるんですねえ。
  機会があったら、ぼくもやってみよう。

3、そういえば、ずっと前に
  「たぶん出版されないけど、緊急で書いて欲しい」
  という不思議な仕事の依頼を受けたことがあります。
  その本はやっぱり出ませんでしたが、
  ギャラはちゃんともらいました。しかもけっこう高かった。

4、このパターンも実はときどきあるんです。
  例えば、ある賞を受賞しそうな有名人がいたり、
  メダルを取りそうな選手とかがいるばあい、
  タイミングよく本を出すために、事前にある程度書いちゃうわけです。
  上手く行けば、すぐに本が出るけど、出版されないこともある。
  こんなことができるのは、たぶん大手出版社だけだと思うけど。

5、話は変わりますが、
  昨日、今日とひさしぶりのお休みでした。
  予定はなにもない。
  クワ片手に庭の土をほじくり返したり、
  ご近所をうろちょろしたりしました。

 gokinjo.jpg

6、自転車で走ると、
  あらためて「海辺に引っ越したんだな」という実感がわいてくる。
  夕方になると、路地で子どもが縄跳びをしていたり。
  近所にある小学校は、
  正門以外の3方向が、すべて海みたい。
  ちょっとびっくりしました。

Posted by tekigi1969 at 18:43 | Comments [2] | Trackbacks [0]

2007年03月04日

●報道できなかった自衛隊イラク従軍記

先日、お知らせした(→こちら
ぼくが編集協力した本
「報道できなかった自衛隊イラク従軍記」(金子貴一著)
のamazon予約がはじまったようなので、リンクを貼っておきます。



著者の金子貴一さんは、
民間人通訳として
陸上自衛隊のイラク派遣部隊第一陣に同行した方です。
帰国後は通訳、ジャーナリスト、旅行添乗員などをなさっているのですが、
契約上の制約があり、
これまで「イラク派遣に同行した」という
事実すら明かすことはできませんでした。

しかし昨年、最後の陸自支援部隊がイラクから撤収。
2年半の時を経て、
ようやく当時見聞きしたことを公表することが可能になりました。
(その経緯についても、本書には記されています)

というわけで、
この本では、
ほかの本では決して読めない
「自衛隊の内側」「サマワ宿営地のなか」からみた、
リアルなイラク復興支援の姿が描かれています。

宿営地の土地の賃貸交渉やイラクの現実など
大きなストーリーももちろん興味深いのですが、
ちょっとした部分に、ぼくはおもしろさやリアリティを感じました。

たとえば、
イラクに出発する日の朝、
陸上自衛隊はどこで金子さんと待ち合わせたか。
想像つきますか?

答えは
池袋駅の西武デパート前です。

この本はその待ち合わせシーンから、始まります。
ご興味のある方は、ぜひ読んでみて下さいね。
宜しくお願いします。

Posted by tekigi1969 at 08:08 | Comments [0] | Trackbacks [0]

2006年12月03日

●自愛のスプラッシュ

僕はあんまし自己主張が強い方ではない(と思う)のだけど、それでも、やっぱり、それなりには目立ちたかったりもするわけで、その辺のバランスってなかなか難しい。豪快に振る舞えるほど強くはないし、あんまり自己愛が表に出ているのってカッコ悪い気もする。だからブランコみたいにあっちに振れたり、慌てて戻ったりの繰り返し。少しずつこの触れ幅が小さくなれば上出来かな、というぐらい。

でも、すさまじいくらいに突き抜けちゃったナルシズムには憧れます。「自愛のスプラッシュ」という言葉は、梶井基次郎の日記に登場するフレーズ。丸善の本の上にレモンを置くというあの小説の作者です。 なんだか分かりますか。 自慰です。オナニー。たぶん男限定でしょう。 「スプラッシュ」だもの。これにはガツンとやられました。「自分大好き」感と、プライド、そこにコンプレックスも放り込んで、ぐるぐるかき混ぜちゃったら、あら不思議。青空みたいになっちゃったわいなという感じ。圧倒的です。「ボールド」のCMもこれには負ける。好きだなあ。

非モテのレモン・テロリスト――梶井基次郎の巻(前篇)」この記事にも、自愛のスプラッシュの話がでてきます。酔っ払って、電車通りで大の字になり、 「俺に童貞をすてさせろ!」と叫んだ逸話も。こんな人だからこそ、あの「檸檬」が書けたんだろなあ。ブランコだって、一方向にばかりチカラをかけ続ければ、いつかどこかにいけるのかもしれません。梶井基次郎の日記って出版されているのかな。僕はこんな風には生きられない。書くこともきっとできないけども、読んでみたい。

 

Posted by tekigi1969 at 23:04 | Comments [0] | Trackbacks [0]

2006年11月24日

●「性豪 安田老人回想録」レビュー

1、すげえ本をいただきました。「性豪 安田老人回想録」(聞き手都築響一)。セイゴーといっても元サッカー日本代表GKじゃなく、安田老人こと安田義章さん。性のほうの豪です。88歳の現役AV男優にして、膨大なエロ写真・映像コレクター。その安田老人が「今回すべて話すから」とその半生を赤裸々に語った一冊です。大正12年(5歳)に近所のお姉さんとオシッコの見せ合いをしたところから始まり、戦争中の女性体験、そして現在進行中の相手との話など、80年以上にわたる性の記憶がこれでもかと語られています。

 
性豪安田老人回想録
〔安田 義章述〕 / 都築 響一聞き手
アスペクト (2006.11)
通常2-3日以内に発送します。

 ↑bk1の商品リンクです。

2、カッコイイなと思ったのは、安田老人の語り口調。ものすごく淡々としているんです。自慢する気配も、言い訳もない。意味付けすらしない。ただ「なんとなくそんな感じになった」「仲良くなって」とふつうに話す。トイレ盗撮にハマッた経験も「自分の好きなことですから、いろんなところを回りました」という調子。戦後に一世を風靡した「日本生活心理学会」に所属していたにも関わらず、セックスは文化だと主張するわけでもない。「昔の日本では夜這いなんてふつうだった」という民俗学の研究があるけれど、安田老人の口からはそんな話もでてきません。ただ、自分はこうした、とだけ話す。たぶん、借り物の言葉で理論武装する必要を感じていないんじゃないかな。だから、この本で語られているのは「自分はこう生きてきたよ」という事実のみ。それが凄みになっている。

3、セックスにまつわるアレコレというのは、どんな時代でも、つねに微妙な場所に置かれている。スポットライトはあたらない。少なくとも、あんまり、あてるべきじゃない。文化論やサブカルチャー、自由の象徴の一種として扱われることもあるけれど、光をあてすぎるととたんにウソっぽくなってしまう。たぶん、ルールだとか倫理だとかのタテマエとは、致命的に相性が悪いんだと思う。でも現実には、安田老人の語るような出来事は、日常的に起きている。きっと。誰でも似たような体験をする可能性がある。善悪とかそういう技術ではわりきれない曖昧な世界がそこには広がっていって、直視しづらいと思っても、それは事実としてある。あるんだから、仕方ない。誰も詳しくは教えてくれないけれど、みんな何となくその存在は知っていて、時々覗いてみたり、ちょっとだけ出入りしている。こっそり行き来する。これは、なんというか「王様の耳はロバの耳」的なもので、あれこれいうのは無粋。粋じゃない。でもときどき達人のような人が現れて、こういうブラックボックスみたいな世界とこっち側とを自由自在に行き来してみせる。その一人が安田老人なのかもしれない。でも、彼は誰も誘いこもうとはしない。ただ「あっち側はあるよ」とだけ語る。これはすごく誠実な態度なんじゃないかな。この本にはもう一人達人がいて、聞き手の都築響一さんがそうだと思う。あらゆる意味付けをおこなわずに、ほどよい明るさでシンプルにライトをあてていく。さすがだなあ。この二人がそろわなかったら、こんなにリアルでドキドキする性の回想録は生まれなかったと思います。昔のエロ本みたいなつくりなんだけど、読後感はすごく爽快。おもしろかったです。

 
 ↑amazonの商品リンクです。

4、追加。この本の発売を記念して、安田老人vs都築響一トークショー「性夜」が開催されるそうです。日時は、2006年12月12日(火)18:30~20:30(18:00開場)。要予約だそうなので、詳しくは開催場所の青山ブックセンター本店(03-5485-5511)にお問い合わせください。僕も行こうかな。あっちを覗きに。

Posted by tekigi1969 at 22:06 | Comments [5] | Trackbacks [0]

2006年10月30日

●「まよなかのコックさん」を読んで思ったこと

1、友だちの編集さんが手がけた
  「まよなかのコックさん」という絵本を読んで思ったこと。

 
まよなかのコックさん
ボッカ絵と文
スカイフィッシュ・グラフィックス (2006.9)
通常24時間以内に発送します。


2、なんとなく
  「この絵本、何かが変わってる」と感じたんだけど、
  最初はその「何か」が分からなかった。

3、後日、「あ」と気付いた。
  この本、表紙が黒になっているんですね。
  それが妙な印象につながっていたんだと分かりました。
  あとコックさんの帽子が
  ほとんどマスクみたいになっていて
  正体不明な雰囲気がある。

4、僕の子どものころは、
  「夜」がものすごく怖かった。
  「まよなか」なんて、あまりにも途方もなくて、
  ワケが分からなくて、想像すらできない感じ。
  毎晩、眠るのも嫌だったけど、
  「まよなかに目覚めたくない」とも思ってた。

5、だから、この絵本は
  そんな「ワケのわからない世界」の出来事を
  のぞかせるようなつくりになっているんですね。
 「マズイ」の顔がすんごい絵になってるのも納得。
 「こんなにマズイ顔しちゃうような料理ってどんなだろ」
  とか子どもはきっと思うんじゃないかな。

6、年齢を経ると、夜が怖くなくなる。まよなかがなくなる。
  田舎だったら山奥が怖くて、妖怪とかも出たけれど、
  時代を経ると、そういう場所は少なくなる。
  空が怖かった時代は宇宙人のウワサ話が流行ったけど、
  どうやらそういうのは、なかなか来ないと分かったから、
  最近はあんまり流行じゃないみたい。

7、じゃあ、今はどこが「まよなか」なんだろ。
  「深海かな」
  「あ、すごい生き物いるもんね。あれはけっこうまよなかだ」
  「うーんと」
  「精神とかもまよなかっぽいな」
  「頭のなかは、ずっとまよなかがいいのかもしんない」
  「だねえ。将来もある程度まよなかじゃないとつまんない」
  「あ。北朝鮮もまよなかなんじゃないの?」
  「わはは。けっこうそうかもしれない」
  「だから怖いのかも」
  「どうだろ」

Posted by tekigi1969 at 14:58 | Comments [5]

2006年10月07日

●まよなかのコックさん

1、「いつか絵本をつくってみたいんですよ」
  と前から話していた友だちの編集者さんが
 「まよなかのコックさん」という絵本を
  手がけました。

2、こういう連絡をもらうのは、すごくうれしい。
  よかったなあと思います。

3、編集者さんってのは、
  本を書く著者、デザイン、装丁などに目を配るだけじゃなくて、
  出版元のエライ人との交渉あれこれ、印刷会社さんとの折衝や
  お金のこと、スケジュールまで管理する仕事。
 (↑これは僕からみた、編集像。実際にはほかにも大事な作業がありそう)

4、僕は編集業務をやったことはないけれども、
  これはもう、
  どう考えたって、誰がやっても大変な仕事だと思います。
  こんななかで
  「作ってみたかった」本が出せたんだから、ホントにすごい。

5、出来上がった本は、
 「販売」という意味ではここからが勝負なんだけど、
 「モノ」としてはすでに終わった過去になります。
  僕はライターだから、次に頭を切り替えればいい。

6、でも、編集者さんは、
  次の本のために、頭の半分だけ切り替えながら、
  すでに出てしまった本の今後(販売・宣伝など)にも関わっていく。
  つくづく大変だよなあ、と思いつつ、
 「次はこんなことやってみたいんですよ」
  とか編集さんたちが話すのを聞いていると
  ちょっとうらやましくもあります。

7、この本の原画展は
  熊本、静岡、大阪、仙台、名古屋、東京などで
  おこなわれるそうです。
  (詳細は→こちらのサイトにあります)
  ご興味のある方は、ぜひどうぞ。

  
まよなかのコックさん
ボッカ絵と文
スカイフィッシュ・グラフィックス (2006.9)
通常24時間以内に発送します。


Posted by tekigi1969 at 18:22

2006年10月06日

●ロックンロール七部作

1、最近もっとも「おもしれえ」と思った小説は
  古川日出男さんの「ロックンロール七部作」。
  (クリックするとamazonの商品紹介に飛びます)

2、「ロック」というより「ロックンロール」。
  グルングルンと地球をまわる七つの短編で、
  新しいロックンロール神話をつくっていくという作品です。

3、第三部あたりからのわけの分からない疾走感と、
  僕のいちばん大好きな第五部の
  あまりにも美しく、かつ、バカバカしい祝祭空間な結末!
  これは、一読の価値あり、だと思います。

4、ちょっとだけ書くと、
  第五部は、インドを舞台にしたエルビス神話になっています。
  ありそうで絶対にありえない話なんだけど、
  強烈なイメージが頭にボッと浮かんで、忘れられない。
  そんな短編です。
  このラストシーンは、いつか映像化してもらいたい。

5、直木賞候補にもなった「ベルカ、吠えないのか」も
  すんごくおもしろい小説だったけど、
  僕はラストがほんのちょっと恥ずかしかったのです。
  でも、これは、納得。圧巻。カッコイイ。
  お忙しい方は、
  この第五部だけでも、ぜひどうぞ。

 
ロックンロール七部作
古川 日出男著
集英社 (2005.11)
通常24時間以内に発送します。


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2006年09月06日

●「悪役レスラーは笑う」読みました

1、昨日はテキーラで酔っ払って、池袋→渋谷→下北沢を放浪。
  そんなつもりじゃなかったのに、始発帰宅でした。
  帰ったとたんに、雨。
  黒い雲が早く動いていて、
  ベランダからみる空は、「狙われた学園」っぽいです。
  お酒の飲み方、ちょっと考え直さなくちゃ。

2、森達也さんの
  「悪役レスラーは笑う―「卑劣なジャップ」グレート東郷
  読み終わりました。
  ナショナリズムってなんだろうと
  改めて考えることのできる、めちゃめちゃおもしろい本でした。
  終盤のグレート草津さんとのやりとりはとくに必見。
  複雑な思いを密かに抱える人々の
  カッコイイけど痛ましくもある生きざまは、あまりにもタフっす。
  「人生」って、すごいことなんだよなあ、と思いました。

3、この本は、いくつかの謎を追っていくうちに、
  答の出ない迷宮にハマりこんで、
  当初の予定よりも、さらにリアルな現実が見えてくる
  という構成になっています。
  このスタイルは、以前読んで大好きだった
  同じ森達也さんの「職業欄はエスパー
  とよく似ています。

4、取材でコメントを求めたり、インタビューをするときって、
  たいがい、こちら側には、ある程度の目論見がある。
  「こんな感じの答が返ってくるだろう」と予想してるんです。
  その通りの返答が戻ってくれば、記事は作りやすい。
  でも、予定調和っぽい記事で終わってしまうこともしばしば。

5、だから、こんな風に、目論見が狂っていく取材って、
  ものすごくドキドキして、すごく楽しいはず。
  それを検証してまとめるのは、
  もちろん時間もかかるし、たいへんなのだけど、
  それが、ドキュメンタリーの醍醐味ってやつなんだと思うなあ。

悪役レスラーは笑う
森 達也著
岩波書店 (2005.11)
通常2-3日以内に発送します。


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2006年08月29日

●レビューの違い

1、今日の横浜はちょっと暑かった。
  でも夕方には涼しくなって、空は三日月。
  8月半ばから見かけなくなっていた猫のH子さんにも
  ひさしぶりに遭遇しました。

2、「앨버트로스의 똥으로 만든 나라」
  (↑ハングルで書いてあります。表示されなかったらごめんなさい)
  これ、「アホウドリの糞でできた国」韓国版のタイトルです。
  これでgoogle検索をかけると、641件がヒット。
  あったりまえなんだけど、
  「本当に売ってるんだなあ」と今さらながら、うれしくなりました。
  BLOGに感想らしきものを書いてあるのもいくつか発見。

3、yahoo!の翻訳サイト(→ここ)をつかって、
  いくつかレビューを読んでみました。
  機械翻訳のせいなのかもしれないけど、
  全体的に率直な意見が多いのが印象的。

4、「후퀭搔 야스시はこう言いたかったのではないか」
  (↑この部分もハングルです。表示されなかったらすみません。)
  という表現も何度か出てきました。
  「후루타 야스시」というのは、僕の名前。
  著者の意見は〇〇なのではないか、というわけです。

5、こういう書き方をするレビューは
  日本語では、あんまり見かけた記憶がありません。
  「考えさせられる」という言い方が多かった気がします。
  韓国の人は、そこをはっきりと書くのかもしれないなあ。

6、5,6個のレビューを読んだだけなので
  それが国民性なのかは分からないけど、
  感想の書き方にも違いが出るのだとしたら、
  おもしろいなあと후루타 야스시は思いましたよ。

7、あ、そうだ。
  こちらのネット書店では、
  では一部のページが立読みできるようになっていました。
  こんな風に、
  ハングル版アホウドリの中身がちょっとだけ覗けます。
  ご興味がありましたら、読んでみてください。

<9月4日追記>
 僕の名前のハングル表記を「후퀭搔 야스시」と書きましたが、
 どうやら「후루타 야스시」が正しいみたいなので、修正しました。

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2006年07月18日

●「金花黒薔薇艸紙」で息抜き

1、朝6時起き&夜まで原稿書き生活5日目。
  ちょっと疲れてきました。
  明日には終わりたかったけど、
  明後日まではかかりそう。ぐはあ。

2、仕事の合い間の息抜きに、
  金子光晴「金花黒薔薇艸紙」を
  読みかえしてます。
  いや、もう、ホントにこれは素晴らしいです。
  めちゃめちゃ息、抜けちゃいますよ。

  

3、ずいぶん前に
  BLOGで紹介したような気もするけど、
  誰も覚えてはいないと思うので、ちょっと引用します。
  基本的に、この本は、語りおろしです。

 「とはいってもだ、ぼくも今年は八十だからね、
  もう生身の女は手にあまる年齢だから、そう、しょっちゅうとはいかねえが、
  くたぶれるとね、テレビを見ているだけでも面白い。
  ああ、世の中にはいろいろなお尻があるものだと、世はさまざまだと、
  女にもいろんなのがあるんだなあと、見てるとね、飽きない。
  この間なんか、妙にくねりくねりと下半身を動かす歌うたいのお尻を見ていたら、
  うん、テレビでだ。そしたら、庭先で氏も育ちもわからねえような野良犬が、
  ジっとつるんでいたてえこともある。」

4、「日本を代表する反戦詩人」
  とかつて呼ばれたこの老人は、
  歌手の尻に続いて、犬の交尾にみとれ、
  そのまま床屋に行き、
  交尾の続きを見ようと慌てて帰る途中で
  心臓発作をおこして倒れたりします。

5、全編、こんな話ばっかし。
  むちゃむちゃ、おもしろいです。しびれます。
  金子光晴は75年に81歳で没。
  これが最後の著作です。

金花黒薔薇艸紙
金子 光晴〔述〕 / 桜井 滋人聞き書き
小学館 (2002.7)
通常2-3日以内に発送します。


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2006年05月30日

●「東京R不動産」の本

1、「東京R不動産」(amazonのリンク)
  を読みました。
  表紙の青がすごくきれい。

2、最初にここを知ったのは、1年くらい前。
  奥さんが「ちょっと変わった不動産サイトがあるよ」
  と教えてくれて、
  メールマガジンに登録しました。
  (サイトは→ここ
  それから結構みています。なかなかワクワクする情報満載。
  この本は紹介物件がどうなったのかを紹介しているので、
  「あ、あの物件、こうなったのか」と思いながら読みました。

東京R不動産
東京R不動産
posted with 簡単リンクくん at 2006. 5.30
東京R不動産著
アスペクト (2006.4)
通常24時間以内に発送します。


3、今までの不動産屋さんにはなかった
  条件アイコンが並んでいるのがミソ。
  「改装OK」「レトロな味わい」「天井が高い」とか。
  そそ、こういうので選べると便利なのだ。

4、駐車場とか頭のおかしい間取りの部屋やら
  倉庫のような物件がでていたりする感じは
  なんとなくインディーズっぽい。

5、ただ、こうやって成功例を並べてみたら
  クリエイター的な雰囲気というか
  おしゃれ感が強くなっちゃうのが
  個人的には、ちょっと物足りないかなぁ。
  もうちょっとムチャな事例もみたかったです。
  第二弾には、その辺も期待。

6、どうせだったら
  「これはきっと住めないよ」
  なんて条件アイコンを用意する不動産屋さんが
  でてきたらいいなぁ。
  「いや、オレなら住める」なんて人がオーナーになる。
  うーん。儲からないか。

6、なんてことを考えながら、読みました。
  「どうせ自分が使うんだから
  楽しく住めればなんだっていいじゃん」
  なんて気楽な気分になれる、
  勇気の出る本だと思います。
  「オレならこうしちゃうぜ」なんて考えるのも楽しいよ。

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2006年05月01日

●沖縄の泡盛

1、こないだ植えたあばしゴーヤを
  「中城」さんと名づけました。

あばしゴーヤの苗.jpg

2、「なかぐすく」さんと読みます。
  とくに意味はないけど、
  なんとなく沖縄っぽいかなと。
  元気に育って実をつけてください、中城さん。

3、沖縄といえば
  まのとのまさんの「無敵の沖縄
  を読んでいて
  おおっ!とうれしい発見が。

4、おととし、沖縄に行った時に
  国際通り近くの居酒屋さんに入ったのです。
  お店の人に
  「沖縄に来たのは初めてなのだけど、
   どの泡盛を飲んだらいいかな」
  と相談したら、いくつか選んでくれました。

5、そのうちの一つが
  ものすごくスッキリしていておいしかった。
  でも、名前を失念。
  「なんとか川」だったんだけどなぁ。

6、そしたら、この本にその泡盛が登場していました。
  50ページに出てくる
  「多良川」という泡盛。
  そうだ、これだ!

7、玉城の垣花樋川の水をつかっているのだとか。
  そっか。水がいいのか。

8、自分が「おいしい」と思ったモノが
  「マジうまかった」と書かれていると、
  なんだかうれしいものですね。
  本に登場するそれ以外の酒、料理も
  俄然、うまそうに見えてきます。

9、そういえば、
  泡盛ってタイ米でつくるんですね。
  今まで知りませんでしたよ。

無敵の沖縄
無敵の沖縄
posted with 簡単リンクくん at 2006. 5. 1
まのとのま著
アスペクト (2006.4)
通常24時間以内に発送します。


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2006年04月19日

●自己破産ハンドブック

自己破産ハンドブック」破産再生研究会
 (クリックするとamazonの商品紹介が出てきます)

長年お世話になっている橋本玉泉さんが
監修をなさっている本です。

自己破産を
「踏み倒し」ではなく、「再生」のための手段として
とことん、マジメに実践的に解説しています。

この本のもうひとつの特徴は
「差し押さえが来る」
「住んでいるところを追い出される」
「職業が制限される」
といった
自己破産にまつわる「噂」「誤解」を
丁寧に解説しているところ。

僕も消費者金融でお金を借りていた
時期があります。
自己破産はしませんでしたが、
一人で「どうしよう」と
沈んだ気持ちになったりもしました。
こういう情報って
実は、多くの人が求めているんじゃないでしょうか。

ありそうでなかった実践的な自己破産解説本。
気になる方は、ぜひどうぞ。

自己破産ハンドブック
橋本 玉泉監修 / 破産再生研究会著
データハウス (2006.4)
通常24時間以内に発送します。


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2006年03月30日

●「イチローと松井」レビュー

今月出版された知人の本3冊の
紹介&レビューを書いたのですが、
アップ寸前でPCがフリーズして
すべて消えてしまいました。

悔しい。
後日また改めて書くことにして、
本日は1冊だけ。

イチローと松井 二人の天才の共通点

著者の秋元一剛さんは、
僕の「アスリートが育つ食卓」の編集をしてくれた人。
かれこれ7年ぐらい一緒に仕事をしております。
この本はそんな彼の最初の著書。

1、テーマは至ってシンプル。
  イチローと松井秀喜は、
  何がすごくて、何がすごくないのか。
  単純だけど、扱いづらいこんなテーマについて
  色んな証言を集めて、丁寧に考察しています。

2、スポーツ選手の能力を
  「すごい」以外の言葉で表現するのって
  とてつもなく難しい作業だと思うのです。
  選手自身もそれを表現する言葉を
  たいがい持ち合わせていない。

3、この本は、
  そんな見通しの効かない密林に
  色んな武器(視点)を持ち込んで
  とにかく、切り込んでいっちゃおうという本。
  こういう構成は僕には真似できません。

4、あ、あと、装丁がカッコイイです。
  カバーの質感もユニフォームみたい。
  書店で見かけたら、ぜひ、触ってみてください。

イチローと松井
秋元 一剛著
アスペクト (2006.3)
通常24時間以内に発送します。

Posted by tekigi1969 at 22:25 | Comments [2] | Trackbacks [2]

2006年03月19日

●見本が届きました

3月27日発売の新刊
今日、見本が届きました。
わっしょい。

瀬川晶司はなぜプロ棋士になれたのか.jpg

手にとってみると
やっぱり実感がわいてきます。
ハードカバーです。
今まで出した本のなかで、いちばん分厚いです。

ちなみにタイトルがちょっとだけ変わりました。
瀬川晶司はなぜプロ棋士になれたのか」が
正式な名前。

定価は1,575円(本体1,500円)で、決定です。
ISBNコードは 4-309-26889-7であります。
河出書房新社さんサイトの紹介ページ→こちら

書店に並ぶのは
3月27日ごろになると思います。

宜しくお願いします。
宜しくお願い致します。

Posted by tekigi1969 at 15:15 | Comments [4] | Trackbacks [0]

2006年02月08日

●箔押し

1、とあるBLOGが
  僕の本をオススメとして取り上げて下さいました。
  ありがたいなぁ、と読んでみて、びっくり。
  有限会社コスモテックさんという会社のサイトでした。
  特殊印刷を手がけておられる方々なのだそうです。
  (紹介記事は→こちら
  BLOGの名前は「ようこそ!行列のできる『箔押し印刷工房』へ」。

2、僕の初めての本(寄藤文平さんとの共著)
  「アホウドリの糞でできた国
  の表紙カバーにも
  この「箔押し」という印刷技術が使われています。
  触ってみると、
  文字やイラストの部分がちょっと凹んでいるんです。
  気づいてましたか?

3、実をいうと
  僕はこの技術についてほとんど知りませんでした。
  意識したこともなかったのです。

4、本のデザインを決めるとき、
  寄藤さんと担当編集のMさんが話していたのを覚えています。
  「箔押しにしちゃいましょう」
  「印刷代が高くなるんじゃないかな」
  「その分、カッコ良くなるはずです」
  「やっちゃいますか。実は一度、やってみたかったんです」
  「やりましょう」 
  「どうですか、古田さん」
  「あ、いや、見てみないと分かりません。でも、いいと思います」

5、後日、サンプルが来た。
  二人は光に当てたり、さすったりしている。
  「やっぱりいいなぁ」
  「触った感触がいいんですよね」
  「どうですか、古田さん」
  「カッコイイ!すごい!」

6、もっと正直に書くと
  「図書館にあるような本みたい!」と思ったのでした。
  わはは。でもホントにうれしかったです。

7、「ようこそ!行列のできる『箔押し印刷工房』へ」には、
  そんなカッコよくて、すごい箔押し技術のことが
  詳しく紹介されています。
  (「木に箔押しできるのか」とか「職人さんが彫刻することもある」とか)
  ご興味のある方はぜひ、どうぞ!

8、機会があったら、ぜひ、工場見学してみたいです。

Posted by tekigi1969 at 18:25 | Comments [4] | Trackbacks [1]

2006年02月06日

●3年目、お礼、死にカタログ

1、さっき気づいた。
  このBLOGが開設してから
  2年が過ぎて、3年目に突入していました。
  カウンターも40万を超えたみたい。
  ありがとうございます。

2、お礼といえば、
  拙著「アホウドリの糞でできた国
  と「アスリートが育つ食卓
  について書いてくださっている
  BLOGがたくさんあるのです。
  僕が知っているだけで、80サイト強。
  mixiのレビューも二冊あわせて45個。

3、あまりコメントはしておりませんが、
  気づいたモノは全て目を通しております。
  今後の参考にしますね。
  ありがとうございます。

4、寄藤文平さんの
  「死にカタログ
  を読みました。

5、おもしろくて、とても誠実な本だと思いました。
  ライターをやっている身としては、
 「絵が書けるっていいなぁ」と嫉妬しちゃいます。
  これを僕が文字だけでやってしまったら、
  きっととてつもなく重くなってしまうはず。

6、グッと来たのは、
  ジプシーの死のイメージ。
  「いなかったことにする」
  ってのは、個人的に盲点でした。

7、あ、あと、
  ハチ公の一生を図式化したイラスト。
  あのデザインには、やられちゃいました。
  ハチって、
  一生のほとんどを「待つ」ことで終えたんだなぁ。

死にカタログ
死にカタログ
posted with 簡単リンクくん at 2006. 2. 6
寄藤 文平著
大和書房 (2005.12)
通常24時間以内に発送します。


Posted by tekigi1969 at 09:59 | Comments [0] | Trackbacks [2]

2005年12月07日

●日本一怖い!ブック・オブ・ザ・イヤー 2006

1、12月3日発売の
  別冊SIGHT「日本一怖い!ブック・オブ・ザ・イヤー 2006」。
  山形浩生さんの選ぶ5冊のなかに
  拙著「アホウドリの糞でできた国 ナウル共和国物語」が、
  入っているそうです!
  ありがとうございます。

日本一怖い!ブック・オブ・ザ・イヤー 2006
SIGHT編集部編
ロッキング・オン (2005.12)
通常24時間以内に発送します。


2、こういうのって、
  ものすごくうれしいものなんですね。
  知らなかったなぁ。
  いや、もう、フォークダンス踊っちゃいますよ、僕。

3、この本には、
  ジョン・アーヴィングのインタビューも収録されているみたい。
  買わねば。一生の思い出にします。

4、賞とかもらう人は、もっとすごい喜びを感じるのかしらん。
  あ、そうだ。
  ずっと前に誰かが
 「芥川賞を受賞した作家は1年間芥川龍之介を名乗れることにしよう」
  と言っていた。
  これ、ものすごくいいアイデアだと思うんだけど、
  実現しないのかな。

Posted by tekigi1969 at 18:53 | Comments [0] | Trackbacks [0]

2005年12月06日

●トウキビ、大掃除、ブックバトン

1、先日届いた冬野菜の箱のなかに
  何故かサトウキビが1本入っていた。
  生。そのまま。
  「かじってね」ということだろうか。
  これを片手に満員電車で出社とかしてみたい。
  でも、おいしい。ありがとうございました。

2、大掃除に向け、
  本を200冊ほど処分することにしました。
  ブックオフに売り飛ばす前に
  ある程度は友だちにあげちゃおうと目論んでおります。
  どれがいいのかなぁと悩んでいると
  捨てられないものがまた増えてくる。いかんっ。

3、以前も書いたのだけど
  ちょっと質問の違うブックバトンがあったので書いてみます。
  (前のは→こちら

4、(持っている本の冊数)
  たぶん2000とかじゃないのかなぁ。
  数えたことありません。

  (今読みかけの本)
  「ユリシーズの涙」ロジェ・グルニエ
  「日日雑記」武田百合子

  (今読もうと思っている本)
  「その名にちなんで 」ジュンパ・ラヒリ
  「エリザベス・コステロ」J・M・クッツェー
  「国家の自縛」佐藤優
  「「三島由紀夫」とはなにものだったのか」橋本治

  (最後に買った本)
  雑誌ならば先週号の「モーニング」。
  書籍は「アースダイバー」中沢新一

  (特別な思い入れのある本、心に残っている本)
  前回書かなかった本で、
  人にもオススメしたいものを思いつつまま5つ。
  「戦争における「人殺し」の心理学」デーヴ・グロスマン
  戦争はやるほうもタイヘンなのだと、よく分かりました。
  「ノラや」内田百聞
  いなくなった猫を探す日々。失恋したときに読むといいと思う。
  「ドサ健ばくち地獄(上)(下)」阿佐田哲也
  阿佐田さん、色川さんは全部思い入れがあるけど、今1つ選ぶなら、これ。
  「犬が星見た―ロシア旅行」武田百合子
  「やられた」という感じ。少し影響、受けてるかもしれない。
  「夫婦善哉」織田作之助
  わりと最近読みました。文体に衝撃。カッコイイです。

  (次にまわす人)
  とくになし。ご自由にどうぞ。

Posted by tekigi1969 at 10:21 | Comments [3] | Trackbacks [0]

2005年11月14日

●最初の本

1、先日の寄藤文平さんテレビ出演以降
  拙著「アホウドリの糞でできた国」の
  amazonランキングが再び動くようになりました。
  ありがたいことです。

2、現在は「4~6週間の発送」と表示されているけど、
  版元のアスペクトさんのサイト(→こちら)からなら
  たぶん、もっと早く手に入る、と思います。
  ちなみに
  韓国の出版社さんにて進行中の
  韓国語版アホウドリはまだ出ていない模様。
  できたらお知らせしますね。

3、本が出てから1年近く。あれから2冊書きました。
  でも、自分にとっては最初の本なので
  やっぱり色々思い入れがあります。
  ここでもう一息!
  目指せZ刷!
  なんて心密かに願う日々。
  実際どうなってるのかは全然分かんないんだけど。

4、もし状況が許すのなら、
  いつの日にか続編も書きたい。
  その時には、あの国の人々が
  持続性のあるHAPPY GO LUCKYであればいいなぁ。

Posted by tekigi1969 at 13:15 | Comments [0] | Trackbacks [0]

2005年10月08日

●生きている檸檬

丸善の京都河原町店が閉店することになって、
レモンを置いて立ち去る人が増えているそうです。
いや、檸檬の方がいいのかな。

閉店惜しみ置きレモン 小説「檸檬」ゆかりの京都・丸善
(asahi.comの記事)

記事に出てくる檸檬は11個。
梶井基次郎にちなもうと考える人が多いのにも驚いたけど、
忘れ物としてバスケットに集めているお店の対応も何だかいいなぁ。

檸檬を爆弾にたとえて美術本の棚におく、という
本来の小説の主旨からみると皮肉な感じもする。
でも、こういう意思の表現の仕方も悪くないと思う。

梶井基次郎の「檸檬」が出たのは1931年だから、
74年も前のこと。

「桜の樹の下には肢体が埋まってゐる」と言い、
三好達治に「葡萄酒を見せてやらう」と
自らの喀血した血を満たしたコップをかかげ、
「美しいだろう」と電灯に透かしてみせた異形の作家。

原稿用紙たった13枚の短編に書かれた彼のイメージが
80年近くを経ても生きているのは、
本当にどえらいことだと思います。

それにしても、
74年後の檸檬は、どこに置いてあったんだろう。
記事では「レジから見えないところ」としか書いてない。

やっぱり美術本棚かな。
それとも小説「檸檬」のそばだろうか。
もしかしたら「ザ・テレビジョン」の上だったりして。

梶井基次郎全集 第1巻
梶井 基次郎著
筑摩書房 (1999.11)
通常2-3日以内に発送します。

Posted by tekigi1969 at 09:48 | Comments [3] | Trackbacks [1]

2005年10月06日

●向かうところ手品師

昭和2年発行「娯楽大全」(中内蝶二)に
宴会芸で見せる手品と滑稽奇芸が紹介されていました。

内容的にはどれもイマイチ微妙な代物ばかり。
でも、もってまわった講釈の味な感じがたまらない。
1つ引用します。(一部、現代の漢字表記に直しています)

『怪獣脛食ひ』

 口上が現れて
「さて諸君、只今此処へ怪獣脛食を引き出して御高覧に供します。
 諸君は蟻食ひと申す動物を御承知でございませうが、
 これは脛食と申しまして、親の脛かぢりの一種であります。
 鼻の先から尾の端まで長さ七尺、腰の廻りが小さい所で五尺あります。
 食物は蝿とコンビーフとコロッケと蜜豆で却々愛敬があります。
 只今泣声をお聞かせ致します」
 というと、楽屋の怪獣は妙な声で唸る。

ここで、怪獣を引っ張り出してみせるのだけど、
その仕掛けと締めのやり方はこんな風に説明されています。

 仕掛は三角形の紙でこしらへた獣の頭をかぶり、
 手には黒い手袋をはめ、体は毛皮か毛布を纏ひ首のところで留めておく。
 そして両手と両脛で這って歩き、時々奇声を発し、
 最後に三味線に合せて踊るか、美声を聞かせるかすれば喝采請合。

うーむ。
最後はグダグダになって踊ってゴマかしているだけに見えるけど
喝采請合ってホントだったのかしらん。

でも口上が上手かったら今でも成立するかもしれない。
いきなりイイ声でこんな語りができたら、モテそうな気もする。
ご老人限定かもしれないけれど、モテはモテだ。

Posted by tekigi1969 at 08:15 | Comments [4] | Trackbacks [0]

2005年09月28日

●「アスリートが育つ食卓」沖縄取材

1、アスペクトさんのホームページ内に、
  「アスリートが育つ食卓」の特集ページができました。
  こちらです→ここ
  本書に登場する全アスリートの関連リンク集あり。
  やっほぉ。宜しくお願い致します。

2、書店さんでの評判や動きはなかなか分からないので、
  手軽に見れるamazonでの動向がついつい気になってしまいます。
  9月末になっても、
  「アホウドリの糞でできた国」の方が動きが大きい。ふむふむ。
  「アスリート」はまだこれからさ、と前向きに考えよう。

4、出版関係者の方々に言わせると、
  「amazonはあくまでも目安。
   書籍の売り上げ全体に占める割合はやっぱり書店ですよ」
  とのこと。 
  そっか。でも、やっぱり気になるなぁ。

5、「アスリートが育つ食卓」には
  沖縄県出身の有名アスリートが4名登場します。
  宮城ナナ (テニス)
  仲里繁 (ボクシング)
  仲村直人 (バスケットボール)
  新垣渚 (プロ野球)
  という方々。
  この取材は昨年1月に行ったものです。

6、取材に同行してくださった現地在住のNさんから
  最初に言われた言葉。
  「こっちの人は料理を相当用意すると思いますから覚悟して下さいね」
  僕はかなりの大食らいなので、
  「大丈夫ですよ」と思っていた。でも甘かった。

7、行く先ごとに振る舞われる山のような沖縄料理。
  しかもどれも食べたことがないようなものばかり。

例えばこんな風.jpg

8、おいしくって、全部にハシを伸ばしていたら、
  3泊4日の取材で、かなり太ってしまいました。
  毎朝「食べ過ぎた」とトイレにこもりつつ、
  でも取材先ではついつい舌鼓。その繰り返し。

9、今にして思えば、
  家庭の味に触れられたのは、ものすごく貴重な体験だったと思います。
  東京の沖縄料理屋さんではこんな味には出会えないですもん。
  ゴーヤチャンプルー1つをとっても、
  家によって味、レシピが全く違うのだということがよく分かりました。

10、取材を受けてくださった方々に改めて感謝。ありがとうございました。
  また行きたいなぁ。

    
Posted by tekigi1969 at 11:14 | Comments [4] | Trackbacks [0]

2005年09月22日

●本日、発売なんです

1、拙著「アスリートが育つ食卓」、本日発売です。
  この単行本は、
  ヨミスポ誌で連載している「王者の食卓」が基になっています。
  取材交渉から編集まで手がけてくださっている秋元一剛さん曰く
  「しゃもじを持たない突撃晩御飯」な本であります。
  秋元さんのBLOGにて、その現場の一端が読めます。
  (→こちら、とか、こちら
  単行本になっても、
  まだまだ全国巡業、じゃなかった、連載は続きます。
  よろしくお願いしまーす。

2、同じく、本日、幻冬舎より発売の「噂の女」。
  著者は、あの「噂の真相」の元編集者・神林広恵さんです。
  最後の数年間は僕もお世話になった雑誌なので、興味津々。
  ついにKではなく、名前を出して色々暴露しちゃうんですね。
  アスリートを買ってくださるとメールを頂いたので、僕も買います。
  みなさんもどうぞ。きっとおもしろいです。

3、さらに来週29日には、
  スマイルさんの人気BLOG
 「彼氏彼女に言われた悲しいセリフ」の書籍(扶桑社)も登場。
  セブンアンドワイの予約リンク→こちら
  僭越ながら、僕も推薦文を書かせてもらいました。

4、強力すぎるライバル、続々登場。
  僕もがんばります。

5、あ、そうだ。
  日刊スポーツさんで「アスリートが育つ食卓」のプレゼントやってますよ。
  →こちら
  9月30日必着だそうです。

Posted by tekigi1969 at 09:45 | Comments [3] | Trackbacks [2]

2005年09月13日

●本、できました

できた。できましたよ。

アスリートが育つ食卓」(9月22日発売)の見本ができました。
待ちきれなかったので
直接、もらいに行っちゃいましたよ。わっしょい。

帯を取って.jpg

帯をとると
なかに登場するアスリートたちの写真がずらり。
さらにカバーをはずすと、

カバーも外すと中は幼少期の写真.jpg

各選手たちの子供の頃の秘蔵写真が出てきます。
手に取る機会がありましたら、
どれが誰だか当ててみて下さい。
正解者には、
うーんと、
何か考えておきます。

248ページぎっしり書いてます。
そのうち24ページはカラー。

大好物メニューの写真、レシピもついてます.jpg

こんな感じで大好物メニューの写真と
ご両親直伝のレシピもあります。
ちなみに井上康生選手はソーメンみそ汁です。

書店に並ぶのは来週ですが、
是非、是非、よろしくお願いします。

Posted by tekigi1969 at 19:18 | Comments [0] | Trackbacks [0]

2005年09月01日

●スマイルさんが本を出すそうです

面白いサイトを見つけたよ。」のスマイルさんがやっておられる
姉妹BLOG「彼氏彼女に言われた悲しいセリフ」が書籍になるそうです。
(表紙画像などは→こちら

「彼氏彼女に言われた悲しいセリフ」 スマイル=編
定価1050円 236P

おめでとうございます!
9月29日発売。
AD&イラストレーションは寄藤文平さん。
僕は買いますわよ。

1、小さな親近感

 拙著「アホウドリの糞でできた国」の装丁&イラストも寄藤さんなのです。
 デザイン・イラストはもちろん、将棋も強いし、なにしろイイ人です。
 自分勝手な親近感を感じてしまいました。 

2、こそっと宣伝。

 拙著「アスリートが育つ食卓」(アスペクト)は9月22日発売でーす。

Posted by tekigi1969 at 09:27 | Comments [2] | Trackbacks [0]

2005年08月25日

●台風のなかでも本は出る

1、いつもお世話になっている
  保岡裕之さんの新しい本が出版されました。
  「戦争ニュース 裏の読み方 表の読み方」講談社+α新書
  僕はまだ読んでいないのですが、おもしろそうです。
  某本屋さんでは平積みになっていました。感想は後日改めて。
  保岡さん、今度こそ飲みに行きましょうね。

戦争ニュース裏の読み方表の読み方
保岡/裕之〔著〕
講談社 (2005.8)
通常24時間以内に発送します。


2、僕も及ばずながら、9月に出します。
  作業も、ようやく最終段階にたどり着きました。
  もうひとふんばりだ。

3、台風接近中にもかかわらず、
  バイク便、宅急便、郵便局は当然のように資料を抱えてやってくる。
  本屋さんにも新刊が届く。
  これって、すごいことだと、今さらながら感動。

4、「明日の打ち合わせ、台風だから出かけるのは辛いなぁ」
  なんて思ってはいけないですわね。
  ミニトマトが吹き飛ばされようとも、
  本づくりは止まらないのだ。
  だけども、やっぱりちょっと面倒だ。

Posted by tekigi1969 at 10:15 | Comments [2] | Trackbacks [0]

2005年08月24日

●甲府で見つけた小冊子

1、こないだ甲府駅で途中下車したときに見つけた
  観光案内用の小冊子。
  とても丁寧なつくりで、気に入りました。

外見はこんな感じ。正方形です.jpg

2、一辺10センチくらいの正方形。
  ポケットにも入る。
  広げると、なかに地図とカードが入っています。

広げると、なかに地図とカードが.jpg

3、外側はわら半紙みたいなモノなのだけど、
  カードの方は立派な紙質。
  観光スポットごとに1枚ずつ。
  紹介記事、地図、近くの休憩場所の情報など。

観光スポットごとのカード.jpg

4、この冊子の内容は
 「こうふをたのしもう 50+1の宝物」←こちらのサイトから
 閲覧、ダウンロード、印刷ができるようです。
 甲府商工会議所、やりますね。

Posted by tekigi1969 at 10:15 | Comments [4] | Trackbacks [0]

2005年07月02日

●好きな本

先日どわっと増殖したミュージックバトン以降、
SNSとかBLOGで
色んなバトンが飛び交っているみたいですね。

ブックバトン、書いてみたかったのでやっちゃいます。

<質問1>部屋にある本棚の数
 仕事部屋には2つ。
 雑誌類はよほどのことがなければ定期的に捨てちゃいます。
 単行本もたまに売ったり、あげたり。キリがないので。

<質問2>最初に買った(読んだ)本
 「本を読んだ」というハッキリした記憶があるのは、
  ファーブルの伝記。
 今となっては、フンコロガシのことしか憶えていません。

<質問3>最後に買った本
 買ったのは週刊モーニング(先週号)です。
 いただいた書籍は「乙女日和」山崎まどか


<質問4>今読んでいる本
 「文人悪食」嵐山光三郎
 これは4回目ぐらいで読み返しています。
 「犬が星見た」武田百合子
 すごいです。いつか、こういう文章を書きたい。

<質問5>よく読む、または特別な思い入れのある5冊の本
 「高丘親王航海記」渋澤龍彦
 (10年おきぐらいで読み返すといいかな、と思っています)
 「レ・コスミコミケ」イタロ・カルヴィーノ
 (昨年、復刊しました)
 「精神病理からみる現代思想」小林敏明
 (学生の頃大好きだった本。今読んだらどうなのかは分かんないです)
 「イラハイ」佐藤哲也
 (好き嫌いが分かれそうな本だけど、僕は大好物でした)
 「アホウドリの糞でできた国―ナウル共和国物語」古田靖・寄藤文平
 (初めて出した本なのです。思い入れはそりゃたっぷりだわさ)

<質問6>バトンを渡す相手5人の名前
 これはスルー。書きたい方はご自由にお持ち下さい。

Posted by tekigi1969 at 11:26 | Comments [0] | Trackbacks [1]

2005年06月17日

●本を出します、読みました

1、3冊目の単行本(古田名義では2冊目)を出すことが決まりました。
  わっしょい。
  秋にはお届けできる予定ですが、ページ数が多そうです。頑張らねば。
  詳細はまた改めて告知します。

2、月本裕さんにいただいた
  「シブヤミライ手帖」読了。
  渋谷区の区議である33歳の政治家ハセベケンさんの著書です。
  イラスト、装丁は寄藤文平さん。

3、色んな問題があって、「なんだかヤバイのかな」と思うけど、
  でも面倒くさいことはあんまりしたくなかったり、
  できもしない理想を掲げて現状を嘆くほどナイーブでもない。
  「どうして、みんな参加しないのよ」
  と批判したり、されたりなんてまっぴらだけど、
  だけども「できることは、ある程度はやらなくちゃだよね」と
  なんとなーく思っている僕にとっては、とても勇気の出る本でした。
  政治ってのは、熱くないとできないですね。うん。カッコイイ。

4、この本を読んでいて、ふと思ったこと。
  投票率38%が70%になるためには、
  あと、「70-38=32%」がみんな選挙にいけなくてはいけない
  と考えるとちょっとうんざりする。
  その32%が自分なのか迷う。約束できないっすよなんて思ってしまう。

5、でも
  選挙に行かなかった「100-38=62%」の人が、
  「2回に1回」だけ選挙に行けば、だいだい70%になる。
  そう思えば、実現できそうな気がする。
  長続きできないような目標を立てたって仕方ないから
  こんな感じで僕は行こう。とりあえずは。



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2005年05月30日

●ジュンパ・ラヒリ「停電の夜に」

1、本日の原稿、了。
  夕ごはんの前に終わると気分がいいなぁ。

2、今さらなのかもしれないけれど、
  ジュンパ・ラヒリの「停電の夜に」を読んでいます。
  奥さんに勧められて手にとりました。これはいい。
  「傷つく」ということのオーソリティーって感じ。翻訳も好き。
  著者は、ロンドン生まれのベンガル人。アメリカ育ち。
  色んな立場から、場所で、考えに基づいて、
  それぞれ無意識のうちに傷ついたり、傷つけたり、思いやったりしています。



3、この短編集を読んでいて
  10代の頃に読んだフィッツジェラルドを思い出しました。
  奥さんはカーヴァーを連想したらしい。

4、でも、著者紹介を見たら、この人、女性なんですね。
  ちょっとびっくり。何となく男性だと思っていたのです。
  男もつらいけど、女もつらいのだなぁ。

5、これは矢野顕子「ラーメン食べたい」のサビ。
  この心境が分かるおじさんになりたいと思いつつ、
  早36歳になりました。道はまだまだ遠そう。

  
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2005年05月01日

●モーグがまだムーグだった頃

電子音楽 In The 〔Lost〕 World
ヒマさえあれば、適当なページを開いて、読んでいます。
この本は飽きません。

例えば、ドイツの音響学者オスカー・サラの
トラウトニウム(ネオン管を使った初期の電子楽器)だとか、
ピエール・アンリ、カールハイツ・シュトックハウゼンなんて
「名前だけは知っている」電子音楽界の偉人たちのアルバムレビューを読んでいると、
猛烈にあの、ピーという発信音が聴きたくなってきます。

思えば69年生れの僕は、
ミッキー吉野さんが日本のテレビ、映画における電子音楽の先駆者の一人である
なんてことは知らないままにゴダイゴのドーナツ盤を聴いていた。
YMOを経由してYENレーベルがはじまった中学時代には、
無理矢理買ってもらったPOLY-800とシーケンサーを前に
「曲ってどうやって作るんだろう」と
ようやく気づいて、途方に暮れたりしていたのでした。

あの頃はまだmoogを「ムーグ」と読む人が多くて、
「モーグ博士が作ったんだから、本当はモーグ」
なんてウンチクを知ったときには興奮したものです。
最近はみんな「モーグ」になったんですね。

ピーという、あの無機質な発信音を聴いて
「なんだか気持ち良いじゃん」
と最初に気づいた人は本当にエライ。
僕がダイナマイトを発明したら、ノーベル賞を差し上げたい。

関係ないけど、
「8 1/2」(久保田真吾、上野耕路などがいたバンド)から発展した
2つのバンド「ハルメンズ」と「プライス」。
その「プライス」のメンバー宮田繁男が仲間と始めた多重録音の勉強会が
「ピチカートV」の原型になったという経緯は、この本で、初めて知りました。
サウンドールやポップインズを読んでいた高校時代のような気分。

膨大な歴史を一冊にまとめてくださった田中雄二さんに感謝。
でも、聴きたくなってしまう作品がたくさんありすぎて、
どれから聴こうか正直、迷ってます。また途方に暮れそう。

「電子音楽 In The 〔Lost〕 World」の詳細紹介ページ(アスペクト)は→こちら


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2005年04月25日

●「私は猫ストーカー」を読みました

私は猫ストーカー
という本を読みました。

そこらにいる猫をただ追いかけるエッセイ。
ものすごくおもしろかったです。

抑えた感じの文章もとっても好きなのだけど、
それ以上に、親切なのか不親切なのかイマイチ分からない
地図イラストがステキでした。
誰だか分からない近所の人が突然猫の説明をはじめて、
マイペースに去っていく。
この独特な感じが、きっと猫リズムなのでしょうね。
何だかうらやましいです。

僕は犬派なんだけど、猫を見るのも嫌いじゃない。
仲良くなる必要はあんまり感じないので、
猫に怪しまれない程度の距離を保とうという
この本のスタイルは是非、マネしたいと思いました。

野良猫にGPSをつけて、
その一生の行動をモニターし続けたら、
どんな軌跡を描くものなのだろう。
できれば3D化して見てみたい。
この本、お勧めです。



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2005年04月21日

●Google―なぜグーグルは創業6年で世界企業になったのか

「Google―なぜグーグルは創業6年で世界企業になったのか」
という本を読みました。
仕事の資料としていただいたものです。

先日とある人から
「某検索エンジンをつかったマーケティング」について聞く機会があって、
今さらながら、なるほどぉと思ったのです。

検索エンジンに入力された単語の傾向を集計すれば、
色んな商品、モノ、コトについて分析ができる。
ついでにフリーメールやらプレゼントといった
アカウントを使うようなサービスもやっていれば、
そのワードを入力した人の性別とか年代もデータとして利用できる。
これは確かに有効そうです。利用したい人は多いでしょうね。

ポータルサイトだとか検索エンジンが儲かるってのは
そういうことだったのね、とようやく腑に落ちたのでした。

で、Google。
世界一急成長を遂げたといわれる検索エンジンの会社。
アメリカ本社の食堂では超有名シェフが腕をふるい(ちなみに全て無料)、
中庭ではセグウェイがビュンビュン走っている。
ウソみたいだけど、そんな会社が確かに実在するんです。

この本にはその成長の理由がいくつも載っていました。
ただ、
「3~5人のユニット単位で自発的に仕事を進めるシステム」
というのは最近ではあまり珍しいとは思えないし、
「勤務時間の20%は各自好きな研究をしなければいけないルール」
なんてのは3Mにもあるし、日本にもそういう企業はあったはず。
自由な企業風土というのも、個人的にはあんまりピンと来ませんでした。

この本を読んで、
僕が一番ビックリしたのは、
Googleの新規採用ルール。

Googleでは1人の技術者を雇うのに、
80人以上の技術者が面接に参画するのだそうです。
だから2ヶ月以上かかる。
1人が採用されるまでに費やす時間は、平均87時間。
しかも最終面接で参加者全員が賛成しないと不採用。

この「敷居の高さ」というか、
「同じ職場で働きたいとみんなが思う人だけが仲間になれる」というシステムが
Googleっぽさを形成している源なのじゃないかな、と思いました。

うーむ。もうちょっと考えてみます。



Posted by tekigi1969 at 16:07 | Comments [4] | Trackbacks [1]

2005年04月14日

●お世話になっている本屋さん

1、ついさっき、駅前の「青葉書店」さんにご挨拶をしてきました。

2、こんなような経緯(過去記事参照→こちら)があって、
  僕が初めて出した単行本「アホウドリの糞でできた国」を
  とても良い場所に並べて下さっている本屋さんなのです。
  ありがとうございます。
  さっき見てきた時には2冊ありました。知り合いへの贈呈用に1冊購入。
 
3、雑誌に掲載された書評をコピーしたPOPまで付けて下さっていました。
 「ご迷惑になっていませんか?」と聞いてみたら、
  大丈夫とのこと。
  良かった。ホッとしました。

5、驚いたのは、「BLOGも見ましたよ」と言われたこと。
  あわわ。
  ネットというのはどこでどなたが読んでいるのか分からないもんですね。
  もっと早くにお礼に参上するべきでした。すみません。

6、東急田園都市線藤が丘駅近辺在住の方へ
  青葉書店さんに行きましょう。ブックカバーがシックでカッコイイです。
  ついでに僕の本も買って下さったらなお嬉しいです。
  あと1冊だけど、もし足りなくなったら僕が届ける所存です。

7、聞いた話では、
  大阪の方にあるブックファーストのどこかの店舗さんでも
  ずいぶん大々的に並べてくださっているのだとか。
  棚差しになる前に、お礼に行かねば。

Posted by tekigi1969 at 19:17 | Comments [4]

2005年03月28日

●これは絶対面白い!書店員が見つけたロングセラー

1、「これは絶対面白い!書店員が見つけたロングセラー」という本を買いました。
  書店員さんがどうしてその本を売ろうと思ったのか、
  どうやって陳列しているのか、
  なんて話がずらっと載っています。
  おもしろそうな本がいっぱいなので、ブックガイドとしても使えそう。




2、前書きにも書いてあるのですが、
  「誰が本を生かすのか」を考えてみるのはとても楽しい。

3、いつか書店員さんに、
  こんな風に思ってもらえる本を作りたいと思います。

Posted by tekigi1969 at 09:51 | Comments [2] | Trackbacks [1]

2005年03月11日

●オンラインバードウォッチングマガジン

1、オンラインバードウォッチングマガジン「BIRDER.jp」。
  ここの「BOOK REVIEW」をクリックして、
  さらに「BIRDER編集部推薦」を選ぶと、
  なんと「アホウドリの糞でできた国 ナウル共和国物語」がでてきます。

2、初めて気づいた時は、びっくりしました。
  でも、うれしい。ありがとうございます。

3、どうやら鳥の本だと思って手に取ってしまわれたようなのですが、
  最後まで楽しんで頂けたようだったのでホッと一安心。

4、僕には鳥を観察する習慣はなかったのだけど、
  「遠くから相手を驚かさないように眺める」というスタイルは
  何だかおもしろいと思う。

5、捕まえたり、収集とかはしないんだろうなぁ。
  せいぜい写真撮るぐらい。
  他の趣味とは一味も二味も違うストイックさがあるような気もします。
  というか、これは、きっと、ある種の敬意のようなものなのでしょうね。

6、何はともあれ、アホウドリに感謝。
  いつかバードウォッチング方面の方にも話を聞いてみたいなぁ。

アホウドリの糞でできた国.jpg
文:古田靖 絵:寄藤文平 税抜本体価格1000円
アスペクト ISBN 4-7572-1098-1
amazonさん→こちら
bk1さん→こちら
アスペクトさん→こちら

Posted by tekigi1969 at 17:00 | Comments [2] | Trackbacks [0]

2005年02月26日

●書籍「アホウドリの糞でできた国」のその後

初めての単行本「アホウドリの糞でできた国」が出版されて2ヶ月。
じわじわと広がっているようなそんな感じです。ありがとうございます。

嬉しいので、これまでのメディア露出状況をまとめてみました。
以下は、僕が気づいている分だけです。

 1月6日 「週刊文春」(文藝春秋社)1月13日号の文春図書館・新刊推薦文に登場。
1月17日 大分OBSラジオ「ちょるちょるワイド」の「今週の一冊」で紹介。
       毎日新聞夕刊「ほんの森」に登場。
1月28日 読売新聞朝刊に半五段の広告出稿。
 2月6日 「ダ・ヴィンチ」(メディアファクトリー)3月号「今月の注目本130」に登場。
2月14日 「プレジデント」(プレジデント社)3月7日号の書評で紹介。
2月20日 西日本新聞朝刊書評で紹介。

以下は今後の予定。

3月2日 文化放送「吉田照美のやる気MANMAN」本の紹介のコーナーに出ます。

残念ながら、
大分ラジオと西日本新聞はチェックできなかったのですが、
何故か九州では頻繁に紹介して頂いているようです。
あと、検索してみると図書館も多いです。
営業の方とかが頑張ってくださっているのかもしれません。
ありがとうございます。

雑誌の仕事ならば
気に入っている記事も、そうでないモノも
1週間、1ヶ月単位でどんどんリセットできる。
でも書籍はそうではないみたい。
じわーっとゆっくり浸透したり、飽きられたりしていくんでしょうね。

もはや僕には何も出来ないので、
ただただ「うわぁ」と見ているだけなのだけど、
1年ぐらいこんな調子で行けたら嬉しいなぁ。

Posted by tekigi1969 at 09:23 | Comments [0] | Trackbacks [0]

2005年01月11日

●バッテリー読みました

1、評判になっていた児童小説「バッテリー」の一巻読了。
  とても誠実な感じが良かったです。
  読者にも、登場人物にも、野球という競技に対しても、ものすごく丁寧。
  登場人物のネーミングがちょっと僕には恥ずかしいのだけど、
  それ以外は素直に読めました。心地良い読後感。

バッテリー.jpg
バッテリー角川文庫

2、「児童文学なのに」大人も夢中になる作品というよりも、
  少年をテーマにしたから、子供にも親にも誠実であろうとした、という印象です。
  こんな風に小説を書くのって、ものすごく難しいのではないでしょうか。
  続編も少しずつ読んでみようと思います。

3、野球にまつわる小説で僕の記憶に残っているのは、
 「ユニヴァーサル野球協会(新潮文庫)」というアメリカの小説。
  この作品にはプレーヤーは全く出てこなくて、
  サイコロを使った架空の野球ゲームにのめりこむ会計士の妄想の話です。
  主人公の頭の中にだけ存在する野球リーグなのに、
  その熱中具合は現実以上。とてつもないです。

4、過剰なのめり込みは、本人には悲劇でも、周囲には喜劇に見える。
  これで思い出すのが、内田百聞の「ノラや」。
  野良猫にハマった百聞先生の日々。

ノラや.jpg
ノラや中公文庫

  いなくなった猫を探しつづけるヘンテコな日々。
  もしかしたら、この小説は、失恋の傷を癒すのにも使えるかもしれません。

Posted by tekigi1969 at 09:20 | Comments [5] | Trackbacks [0]

2005年01月04日

●旅の本

今回の帰省ではずっとこの本を読んでいました。そのせいか贅沢三昧な日々だったのに、記憶のなかには鄙びた風景が残っています。「新幹線のぞみにゴトゴト揺られ」なんて書いちゃいそう。
Posted by tekiteki at 07:38 | Comments [0] | Trackbacks [0]

2004年12月21日

●書籍の発売日

1、年内にやらなくちゃいけない仕事もいよいよ大詰め。
  でも朝からそわそわしている。
 「アホウドリの糞でできた国」がいよいよ明日、配本なのです。

2、書籍の発売日というのは、雑誌とは違ってあんまり正確じゃないようです。
  都市部の大きな書店では配本とほぼ同時に店頭に並ぶけど、
  地方にある小さな書店では1、2日ズレる。
  到着しても本屋さんがダンボールを開けなければさらに遅くなる。
  そんなわけで、
 「一応、配本の2日後ぐらいを発売日と称することが多いですよ」
  と聞きました。
  
3、というわけなので、
  都会にお住みの方はもしかしたら明日にも見かけるかもしれません。
  もし良かったら、手に取って立ち読んでやってくださいね。

4、22日配本で、23日は休日。
  24日のイには全国の本屋さんに届くはずです。
  もちろんイ族の方の手元にも。

5、でも、よく考えてみると
  書店さんが新しく届いた本を多めに並べるというのは、
  その分のスペースを空けるということなんですね。
  これって、すごい。雑誌の仕事では考えたこともなかった。
  注文して、ダンボールから出してもらえるだけでもありがたやです。

6、もう本屋さんには足を向けて寝られません。
  書店のない方角があったら知りたいです。

Posted by tekigi1969 at 11:15 | Comments [4] | Trackbacks [0]

2004年11月03日

●事件はお寺で起こっているんだ

以前も紹介したことのある月刊「寺門興隆」。
仏教界・住職さんの専門誌です。
創刊6周年になった11月号も熱いです。

特集はホットな話題である地震に絡め、
「災害に襲われたお寺を宗門は助けてれるか」
というもの。ものすごく切実です。
さらに、
「寺院も設置義務となった火災報知機の買い方」
なんて記事もありました。メカ音痴ではダメなんですね。

大災害以外にも、お寺を狙う悪は存在します。

「僧名がヤミ金に狙われている」
「墓石デザイン侵害事件」
事件はもしかしたら現場ではなくお寺で起こっているのかもしれません。

連載記事ではもう少し個人的な問題が論じられています。

玄侑宗久の説教部屋「僧侶は一生独身がよいか」
住職夫人の独白「一生早起きしなくちゃダメなの」

世の中には想像もしなかったような事件や悩みが溢れているんですね。

ちなみに12月号の予告は
「お寺の子供の心の危機」だそうです。


Posted by tekigi1969 at 22:27 | Comments [0] | Trackbacks [0]

2004年09月04日

●仲良きことは、白樺派

「新潮45」9月号。
「文士に学ぶ『喧嘩の作法』」という記事がありました。

とても面白く読んだのですが、
どうにもこうにも気持ち悪かったのが
白樺派の作家達の異様なまでの仲の良さ。

昭和四十五年に武者小路実篤が志賀直哉に送った手紙の文面は、

「この世に生きて君とあい
 君と一緒に仕事した
 君も僕も独立人
 自分の書きたい事を書いてきた。
 何年たっても君は君僕は僕。
 よき友達持って正直にものを言う
 実にたのしい二人は友達」

この手紙を書いた時、
武者小路85歳、志賀は87歳。

二人は四六時中喧嘩をしたそうだけど、
そのたびにこんな手紙を出し合っていたのでしょうか。
小説じゃなく、私生活でこれは、ちょっと濃過ぎます。

貴族趣味なのか青臭いのか。
どちらにしても、なんだかとても恥ずかしい。

こんな手紙をもらうくらいなら、
昔伊藤つかさのファンだったとバラされてしまう方が数倍マシだと僕は思ふ。

Posted by tekigi1969 at 21:38 | Comments [0] | Trackbacks [0]

2004年09月03日

●戦争における「人殺し」の心理学

戦争における「人殺し」の心理学(ちくま学芸文庫)
デーヴ・グロスマン著・安原和見訳

最近読んだ本のなかで最も興味深かった一冊。
いわゆる「反戦」の立場から書かれた本ではないのがミソ。
膨大な事例を挙げてクールに分析していきます。

著者は心理学者、歴史学者にして、元米軍将校。
この本は米国ウエスト・ポイント陸軍士官学校、同空軍士官学校で
教科書として使用されているそうです。

ここで前提になっているのは、
「人は基本的に人を殺せない」というものです。

第二次世界大戦の頃まで、
ほとんど全ての戦争で、他人に向かって銃や大砲などを撃つことができたのは、
15~20%の兵士だけでした。
残りは撃つフリをしたり、当たらないように狙って撃ったり、逃げ出したりしていたのです。

戦争に行く前にアンケートを取ると
「死ぬのが怖い」と答える人が最も多い。
しかし帰還した兵士が最も恐怖を感じるのは
「目の前の人を殺すとき」なのだそうです。

この現象は、どんなに立派な大義があるときでも、
圧倒的に有利な状況でも変わらなかったそうです。

ところが、近年の米軍では
この数値が80とか90に達しています。
これは「殺人のための抵抗感を感じにくくする」ためのノウハウが蓄積された結果です。
この本では距離別、武器別、階級別、人種別など、
各条件での抵抗感とその克服法について詳述しています。

しかしその結果、
膨大な数のPTSD患者(精神的戦闘犠牲者)が生まれてしまいました。
ある程度の期間戦闘に従事すると、98%の人が精神に異常をきたすそうです。

だから
イラク帰還米兵、15%以上が精神障害 米陸軍研究所調査」(産経新聞の記事)
というのは決して多い数字ではなさそうです。
むしろ、こうした障害を減らす努力をした結果なのかもしれませんね。

詳しいことは本を読んでください。
一読の価値はあると思います。

最後に本書に登場するある古参兵(軍曹)の言葉を。
彼は戦闘の精神的外傷についての研究を、こう笑い飛ばしました。
「そんなやつらになにがわかるものか。
 童貞どもが寄ってたかってセックスの勉強をするようなもんじゃねえか。
 それも、ポルノ映画ぐらいしか手がかりがないときてる。
 たしかに、ありゃセックスみたいなもんだよ。
 ほんとにやったことがあるやつはその話はしねえもんな」

amazonはこちら→戦争における「人殺し」の心理学(ちくま学芸文庫)

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2004年07月08日

●石川啄木の日記と内緒のBLOG

このBLOGを始めて5ヶ月が経過しました。

僕の場合は、知人、仕事の知り合い、奥さんなどみんなにURLを教えてあるんだけど、
他の方々を見ていると、結構「リアル知人には内緒」というところも多いみたいですね。
確かにその方が自由に書けるという面もありそうです。
「恥ずかしい」という心理もあるだろうし。

先日石川啄木が生前に記していたローマ字日記を読んでいたんだけど、
彼が日記をわざわざローマ字にしていたのは、
どうやら奥さんに見せたくなかったからのようです。

「そんならなぜこの日記をローマ字で書くことにしたか?
 なぜだ?子は妻を愛してる。愛してるからこそこの日記を読ませたくないのだ、
 ―しかしこれはうそだ!愛してるのも事実、読ませたくないのも事実だが、
 この二つは必ずしも関係していない。
 そんなら子は弱者か?
 否、つまりこれば夫婦関係という間違った制度があるために起こるのだ。
 夫婦!なんという馬鹿な制度だろう!そんならどうすればよいか?悲しいことだ!」

ものすごく素直に「見せたくないからローマ字にするんだ」と書きつつ、
自己弁護のためか、途中から話がそれて、
最後は一般論にしてごまかしてしまう感じがものすごく生々しいです。

この日記、啄木は死んだら必ず処分するように言い残していたそうです。
だけど、それは守られず、結局は出版されるハメになりました。
これを知ったら、きっと本人は激怒するでしょうね。

恥ずかしいから内緒にする、という心理と
でもこっそり書いておきたい、
誰かに知らせたいという気持ちのアンバランスは
ネットでも日記でも変わらないのかもしれません。


Posted by tekigi1969 at 08:54 | Comments [252] | Trackbacks [0]

2004年06月12日

●太宰治を消費者物価指数で計算する

昨日「石川啄木の借金を企業物価指数で計算する」
という記事を書いて、
やはり「企業物価指数」よりも「消費者物価指数」の方が
実感に近いのではないか、と思いました。

というわけで、
消費者物価指数(戦前基準)のデータが使える太宰治で再挑戦してみます。
(当時の金額などのネタ元は
 「文人悪食」嵐山光三郎(新潮文庫)などを参考にしました)


まずは昭和11年の太宰の熱海旅行の逸話。

消費者物価指数(戦前基準)
昭和9~11年の平均値を1として算出されています。
そこで、熱海旅行の時の消費者物価指数も便宜上「1」とします。

それに対して平成15年の指数は1776・7。
つまり約1776倍すれば良いわけです。
以下カッコ内は当時の金額。

昭和11年、檀一雄のところに、
当時まだ内妻だった初代さんが太宰が旅館代が払えずに熱海で困っている、と伝えに来る。
檀が「旅費がない」というと、
初代さんは12万4320円(70円)を渡した。
檀はそのお金を持って熱海へ。

すると太宰は檀を連れ、高級そうな天ぷら屋に行く。
支払いは5万971円(28円70銭)。
そのまま三日間飲んで遊び、お金が足りなくなる。
その時の宿代、飲食代、遊女屋の立替金は
総額で53万2800円(300円)だった。

うーむ、消費者物価指数で計算するとリアルですね。

ちなみにこの時太宰は、檀一雄を人質に旅館に残して
一人で東京に帰ってしまったそうです。
金を借りたら戻る約束だったのに、戻ってこなかった。
どはは。

もう一つ。
太宰が情死した時(昭和23年)の新聞記事に載った金額を
現在の価値にしてみます。
(昭和23年の消費者物価指数 189.0)

太宰治の月収は188万円(20万円)。
毎日カストリに1万8800円(2000円)を使っていた。

ちょっと意外な気がするのだけども、
この頃の太宰はかなりの人気作家だったはずなので、
このくらいの収入はあったようです。

そして、ものすごい酒豪&お酒にこだわるタイプでもあった。
当時の文人はみな安いメチルアルコールや粗悪なカストリを飲んでいたのだけど、
彼が飲んでいたのはもっと高級なモノみたい。
1日30~40本注射していたパビナールをやめてからは、
酒を毎晩、1升以上飲み干していたようです。

んー、やってることは実は結構豪快です。

Posted by tekigi1969 at 15:48 | Comments [5] | Trackbacks [0]

2004年06月11日

●石川啄木の借金を企業物価指数で計算する

「昭和〇年の1万円を現在の価値に直す法」の続き。

企業物価指数を使って、石川啄木の借金を計算してみます。

石川啄木の遺した借金メモは二十三歳当時のもの。
彼は1886年生まれだから、1909年。
この年の企業物価指数は0・581。
2003年は637・4だから、

637.4 ÷ 0・581 =1097・074

ということになります。
これを元にして、
借金メモの金額を現在の金額に当てはめると、こうなります。
(カッコ内は当時の金額)

宮崎郁雨に 16万4550円(150円)
金田一京助に10万9700円(100円)
北原白秋に   10970円(10円)
吉井勇に     2194円(2円) 
木下杢太郎に   1097円(1円)
などなどで、総額は約150万5632円(1372円50銭)。

ただ、当時のことを書いた本を読むと
「当時の1円は現在の1万円と考えればいい」という表現がよく出てきます。
その場合は、これを全部約10倍しなくちゃいけない。

確かに、
当時啄木が勤めていた朝日新聞の月給は25円。
企業物価指数で計算すると、現在の価値にして2万7425円になっちゃいます。

うーむ。困りましたね。
やっぱり時代の違うモノの価値を比較するのは難しいようです。

というわけで、以下は当時の価格だけで書いてみます。

啄木の収入。
朝日新聞からの月給はその後27円にあがり、
さらにボーナスが20円出るようになりました。
これとは別に東雲堂からの印税毎月20円、さらに原稿料。
少なく見積もっても月に50円の収入はあったようです。
勤め人だし、副収入もある。とくに貧乏ではなかったみたい。

とはいえ、毎月50円の収入で1372円の借金。
二年分の年収超えてます。
これは返せるわけありません。
しかもその後借金はさらに増えていったようです。

そんな石川啄木が郷里の母からもらった手紙(抜粋)

「おっかさんとなかれ、なんともこまリます。
 それにいまはこづかいなし。いちえん(一円)でもよろしくそろ」

これを読んだ日の啄木の日記(抜粋)

「『どうせ予にはこの重い責任を果たすアテがない。…むしろ早く絶望してしまいたい。』
 こんな事が考えられた。
 そうだ! 三十回位の新聞小説を書こう。それなら或いは案外早く金になるかもしれない!
 頭がまとまらない。電車の切符が一枚しかない。とうとう今日は社を休むことにした。」

ありゃま。


Posted by tekigi1969 at 18:44 | Comments [4] | Trackbacks [2]

2004年05月01日

●野口英世の母シカの手紙は「書」なのか

書と文字は面白い」(新潮文庫 石川九楊著)という
本を読んでいて思ったこと。
(ちなみにものすごく興味深い本です)

榊莫山さんが絶賛したことで有名な
「野口英世の母シカが書いた手紙」。
(→「ホテル観山」HPから写真と内容を見ることができます)
について、この本の石川さんは、その魅力については認めつつも、

「このような初形というべき書が、
 戦後、前衛書の末裔たちによって無条件に熱っぽく評価され、
 そして描き出されることの中に、
 書という表現の背後に隠れている
 東洋的美感覚の苦いダルさを感じないではいられない」

と距離をおいているようです。

僕もわりと同じような気持ち。
リンク先の直筆手紙の写真を見てもらえば分かると思うのですが、
シカさんは元々、字を知りません。
ただ息子に手紙を送りたい一心で文字を覚えて書いたもののようです。
内容も素朴というよりムキダシの直球。誤字も多い。

そこが、ある種の感動を呼ぶので、
僕はこの手紙が大好きなのですが、
でもさすがに→これ(リンク先新聞記事参照)はちょっと引きます。

 おまイの。しせ(出世)にわ。みなたまけ(驚ろき)ました。
 わたくしもよろこんでをりまする。
 なかた(中田)のかんのんさまに。さまにねん(毎年)。
 よこもり(夜篭り)を。いたしました。
 べん京なぼでも(勉強いくらしても)。きりかない。
 いぼし。ほわ(烏帽子=近所の地名 には)こまりおりますか。
 おまいか。きたならば。もしわけ(申し訳)かてきましよ。
 はるになるト。みなほかいド(北海道)に。
 いてしまいます。わたしも。こころぼそくありまする。
 ドか(どうか)はやく。きてくだされ。


わりと有名な話ですが、
野口英世は海外渡航のために郷里で莫大な借金をして、
そのほとんどを宴会と女遊びに費やし、
困った末に、遊び相手の女性と結婚の約束をして金を借り、
逃げるように海外に行ってしまいました。

結構ヒドイやつです。

 かねを。もろた。こトたれにこきかせません。
 それをきかせるトみなのれて(飲まれて)。しまいます。
 はやくきてくたされ。はやくきてくたされはやくきてくたされ。はやくきてくたされ。
 いしよ(一生)のたのみて。ありまする。


「野口清作」という本名が、
坪内逍遥の人気小説「当世書生気質」の
ダメ主人公野々口精作と似ていることを彼は気にしていました。
当時は難しかった改名をするため、
近所に住む「清作」名の人物に野口家の養子になってもらい、
野口清作が二人いるのは困ると訴え、
「野口英世」となっています。

僕はなんとなく、
「黄熱病」「ペスト」といった偉業よりも、
野口清作のこういう泥臭い部分が妙に好きです。

ただ、この手紙を「書」として飾る気持ちには
やっぱり、どうしてもなれないのです。

ちなみに野口清作とシカはこの手紙の3年後に再会を果たしました。

Posted by tekigi1969 at 10:24 | Comments [27] | Trackbacks [0]

2004年04月23日

●トンチンカンの頂点がファルスである

僕は好きな本を何度も読み返すクセがあって、
なかなか新しい本には手を出しません。

一番いいのは、5年ぐらい寝かせておいた本を
「おおっ、こんなこと書いてあったっけ」と思いながら読み返す時。

このパターンで何度も「すげえ」と感動して、
毎回やたら元気になってしまう作品が
坂口安吾の「FARCEについて」という短編です。

FARCEは、ここでは道化と訳されています。
以下一部引用します。

 ファルスとは、人間の全てを、全的に、
 一つ残さず肯定しようとするものである。
 およそ人間の現実に関する限りは、空想であれ、
 夢であれ、死であれ、怒りであれ、
 矛盾であれ、トンチンカンであれ、ムニャムニャであれ、
 何から何まで肯定しようとするものである。

 ファルスとは、否定をも肯定し、肯定をも肯定し、さらにまた肯定し、
 結局人間に関する限りの全てを
 永遠に永劫に永久に肯定肯定肯定して止むまいとするものである。

この文章が僕は大好きなのです。
内容もそうなのですが、読んでいる時の疾走感がたまらない。
日頃から「スピード感のある文を書きたい」と思っている自分にとっては、
これは、まさに目標のひとつ。

この作品は芸術評論のエッセイになっているのだけど、
ほとんど爆笑しながら読みました。

この短編の最後はこんな感じ。

 肩が凝らないだけでも、なかなかどうして、たいしたものだと思うのです。Peste!

なんとなくハイな感じでクスリの気配がするのですが、
安吾がこれを書いたのは26歳の時。
彼がヒロポンを常用して中毒になるのは40代になってからのことです。

<参考までに>
「FARCEについては」色々な短編集に収録されているようです。
僕の手元にあるのは、集英社文庫の「堕落論」ですけど、
他の本にも載っていると思いますよ。

Posted by tekigi1969 at 16:38 | Comments [0] | Trackbacks [0]

2004年04月06日

●中原中也VS太宰治

文人悪食.jpg
文人悪食(新潮文庫)

明治から昭和初期の作家と「食」について
エッセイ風にまとめた本。とてもおもしろい。

例えば、中原中也。
かなりタチの悪い絡み酒だったらしく、
相手が弱いとみると誰にもケンカをふっかけていた。
自分から飲みに誘っておいて、
その知人があまりお金を持っていないことを知ると
「これじゃ、女給にチップも渡せないじゃないか」
となじる。

これ、かなり最悪です。

当時の中也と親しかった青山二郎は
「彼は誰よりもえばりくさっていた」と記しております。

太宰治とのケンカを記録しているのは作家の檀一雄。
一緒に飲んでいたのは、草野心平、太宰、檀、中也の四人でした。
酔った中也は太宰にネチネチ絡み、こう言ったそうです。
「何だ、おめえは。青鯖(サバ)が空に浮かんだような顔をしやがって。
 全体、おめえは何の花が好きなんだい」
うんざりしていた太宰は口ごもり
「モ、モ、ノ、ハナ」
泣きそうな顔でじっと中也の顔を見ました。
「チェッ、だからおめえは」
といって乱闘に。

もしリアルタイムでそばにいたら、大変迷惑な人間なのだろうけど、
こうやって読むとおもしろい。
僕はこういうキャラは嫌いじゃないです。

ちなみにこのケンカを想像するとき、忘れちゃいけないのは、
中也は当時としてもかなり背が低かったということ。
160あったか、なかったか。
一方の太宰は175センチの大男だったのであります。

「ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん」はこんな日常のなかで生まれました。
そう思うと二日酔いの朝の耳鳴りみたいだ。

Posted by tekigi1969 at 09:10 | Comments [5] | Trackbacks [1]

2004年04月03日

●形を味わう人、色を聴く人


共感覚者の驚くべき日常―形を味わう人、色を聴く人

「共感覚」というモノを持っている人がいます。

五感がきちんと分かれておらず、
食べ物を食べた時に指先に形を感じたり、
音楽を聴くと色が見えちゃったりするのです。

これはいわゆる「比喩」や「例え」とは違います。
「本当に」感じるらしいです。その数10万人に1人。

有名なところでは、カンディンスキー、ナボコフもその一人だといわれています。

冒頭に登場する料理人は、
「チキンにとがりがたりない」と言います。
それを聴いた人は、辛味や濃さを表現する例えだと思う。
料理人はそうじゃないと否定。実際に感じるのだと言うのです。
「顔にこすりつく感じか、手の中にある感じだね」

ミントの味は円柱形をしている。
ポケベルの音は赤い。
ピーナッツバターサンドイッチの球や円で満腹になると眠れなくなる。

なんだかドキドキします。
「なんとなく分かる」気がするのは何故なのでしょう。
それを追求していく本です。今、少しずつ読み進めています。
(ただし翻訳がイマイチ。読みづらい)

ちなみに共感覚を持っていたかどうかは分からないのですが、
アルチュール・ランボーにも似たような傾向があります。
有名な「母音」という詩の冒頭はこうです。

 A黒、E白、I赤、U緑、O青
 いつか君たちの誕生の起源をあきらかにしよう。

カッコいいなぁ。
ちなみにこの本の作者である博士の主張は
「五感は本来、厳密には分かれていない」
というものです。

それはきっとその通りなのだと思うのです。

Posted by tekigi1969 at 08:55 | Comments [0] | Trackbacks [0]

2004年03月31日

●世界の作曲家15スティング

スティングの伝記.jpg

スティング―熱帯雨林の保護...伝記 世界の作曲家
@niftyデイリーポータルZ」で、
子供向けの伝記本シリーズがちょっとおもしろいことになっていることを知りました。

出版元は、伝記シリーズを数多く手がけている偕成社

その「知識・科学の本/伝記 世界の作曲家」シリーズのラインナップは次の通り

1、ビバルディ
2、バッハ
3、モーツァルト
4、ベートベン
5、シューベルト
6、ショパン
7、チャイコフスキー
8、ドビュッシー
9、ドボルザーク
10、グリーグ
11、バーンスタイン

ここまではありがちな感じですが、
12作目から急にポップになります。

12、ジョン・レノン
13、ボブ・マーリー

そして、最新14、15はついに現役ミュージシャン。

14、エルトン・ジョン
15、スティング

歴史上の人物の一人として、
スティングは子供達に認知されていくことになるのでしょうか。

この二人がダメとは言わないけども、
他にも色々いるんじゃないのかなぁ。不思議だ。とくにエルトン。

Posted by tekigi1969 at 16:25 | Comments [4] | Trackbacks [1]