2010年06月01日

●今週金曜、テレビでナウル!

6月4日(金)の21:00~23:24に日本テレビ系で放送される
ビートたけしと7人の賢者~未来への選択 人類は滅びるしかないのかSP
という「ecoウィーク2010」の特番で、
あの、ナウル共和国が、けっこう大きくあつかわれるそうです。

現地取材もしたとのことですので、
現在のナウルの様子も見られるのではないでしょうか。

 
 ↑
ぼくもこの本をつくったということで、
ほんのちょっとだけ問い合わせにお答えしました。
ナウルに興味のある方は要チェックですよ。

(「ナウル共和国なんて知らない」というひとは
 「ナウル共和国カテゴリー」の過去記事または
 「アホウドリの糞でできた国 ナウル共和国物語
 を読むと、もしかしたら、俄然興味がわくかもしれませんよ)

エンドロールとかで、
本の名前も出してもらえるかもしらんです。
もしかしたら、本も5年半越しで売上アップしないかな
なんて淡い期待もしてみたり。

Posted by tekigi1969 at 18:49 | Comments [9] | Trackbacks [0]

2008年10月11日

●08年前半のナウル共和国情報つづき

1、およそ半年振りのナウル共和国情報続き。

(「ナウル共和国なんて知らない」というひとは
 「ナウル共和国カテゴリー」の過去記事または
 拙著「アホウドリの糞でできた国 ナウル共和国物語
 が参考になるかと存じます)
 
 ↑この本ですよ。

2、昨日書いたとおり、
  ナウル新政権は、国際的には、けっこう順調だったようです。
  オーストラリアが協力している
  ナウル信託基金(ナウル復興のための基金のようです)を元にして、
  20年かけて、リン鉱石採掘で荒れた大地を豊かにする計画も動き始めました。

3、その第一歩として始まったのが、残り少ないリン鉱石の二次採掘。
  06年に一度おこなわれ、(参考過去記事→こちら
  以前に比べれば品質は落ちるものの、
  復興に向けた足しにはなるだろうと期待されていたのです。

4、ところが、07年暮れに再開されたリン鉱石輸出の動きに
  国民の一部が反発し、08年3月はじめ、
  暴徒化した民衆約100人によって、警察署の焼き討ち事件が発生します。
  理由については諸説ありますが、
  ※かつてのリン鉱石事業失敗の責任があいまいになっている怒り
  ※再開されても、また同じような汚職が起こるのではないかという疑念
  ※これまで均等配分されてきた収益の取り分が減るのではないかという不安
  ※復興計画の名のもとに、個人の土地が国有化されるのではないかという憶測
  といったところが挙げられています。
  この騒動は、ひとまず、オーストラリアの警察によって抑えられたようです。

5、そうこうしているあいだに、世界情勢も変化しました。
  石油価格の高騰、
  温暖化対策の一環として注目された穀物のバイオエタノール生産増加、
  などの要因で、世界的に食料価格が急上昇。
  肥料の原料となるリン鉱石の価格も、上昇し始めたのです。

6、これはナウルにとっては大朗報。
  このチャンスを生かせば、復興計画が容易になります。
  改革派の急先鋒・ケケ財務大臣も
  「再びリン鉱石で収入を上げられそうだ」とコメント。
  同時に、産業復興のための資金を出してくれる銀行を
  誘致するキャンペーンも開始しました。(銀行機能はまだ停止しているようです)

7、しかし、高くなったのは輸出品だけではありませんでした。
  輸入する食べ物(現在でもナウルの食料は90%が輸入品)も
  同じように高騰していたのです。当たり前ですが。
   Pacific Islands Reportなどの記事によれば、
  9月時点で、20キロ入りの米袋の価格は48豪ドルから53豪ドルに上昇。
  国民の不満は高まっているようです。

8、政府は、国民に対しこんな呼びかけをおこなっています。
  国内で野菜を栽培し、豚を育て、
  まわりの海で魚を採り、これらをもっと食べるように、と。

9、ぼくらからすれば、
  ものすごく、当たり前のことなのですが、ナウルにとっては違います。
  働かないでも食べ物が手に入った時代が長過ぎた国にとっては
  ここを乗り越えるのが、
  もっとも難しいところなのかもしれません。
  大きな犠牲を出すことなく、上手くクリアして欲しいと思います。

最後にオマケの最新ニュース。
CNNの報道によると、
現在世界を騒がせている中国食材のメラミン混入問題で、
イギリス菓子大手のキャドバリーが中国で生産している製品にも混入が発覚。
その一部が
ナウルにも輸出されていたことが分かったそうです。
 参考リンク→こちら

世界はホント、つながっていますな。
現在進行中の世界同時株安でも、なにか影響があるんじゃないだろか。

Posted by tekigi1969 at 18:11 | Comments [2] | Trackbacks [0]

2008年10月10日

●08年前半のナウル共和国情報

1、およそ半年振りに、ナウル共和国情報を更新します。

 (「ナウル共和国って何?」というひとは
 「ナウル共和国カテゴリー」の過去記事
 または
 拙著「アホウドリの糞でできた国 ナウル共和国物語
 が参考になるかと思います)

2、昨年末に起こった政変(→こちらの記事)は
  どうやら、改革を進めるための動きだった模様。
  辞職した3人の閣僚(ケケ厚生大臣、ピッチャー資源・復興大臣、クン法務大臣)は、
  「スコティ大統領は改革案に不熱心だ!」ということで、辞任したみたい。
  (だから新政権で、彼らは全員閣僚に復帰したようです)
  
3、そんなわけで誕生した新内閣は、こんなことをやってます。

  ※難民キャンプ閉鎖を正式決定
   (ナウルのGDPの20%を稼いでいた!)
    ↓
   今年2月に最後の難民が出て、完全閉鎖
    ↓
   国連高等難民弁務官地域代表が、
   「太平洋解決(pacific solusion)」が終了した、と歓迎の声明を発表。

  ※アジア開発銀行レポートで、
   「ナウルの経済は政府の改革が効果を発揮しはじめた」
   「資金洗浄国リストからナウルがはずされた」
   と評価される。

  ※8月、オーストラリアからナウル自立のための支援として、
   2700万米ドルをもらう約束を交わす。
    ↓
   オーストラリア国内では、
   「ナウルの支援に、これ以上カネを出すべきではない」
   という批判が出ている模様。

4、新政権、ざっとみたところ、とりあえず順調そうです。
  ところが、
  ここでまたもや世界の動きが怪しくなります。
  その第一弾は、石油の高騰。

  続きはまたのちほど。

 

Posted by tekigi1969 at 16:10 | Comments [3] | Trackbacks [0]

2008年03月12日

●ナウル共和国の大統領が変わった

1、ナウル共和国について
  書きたいのだけど、なかなか更新できず。
  ただ、昨年末に起こった政変について
  いくつか分かったことがあるので
  ひとまず、メモしておきます。

 (「ナウル共和国って何?」というひとは
 「ナウル共和国カテゴリー」の過去記事
 または
 拙著「アホウドリの糞でできた国 ナウル共和国物語
 が参考になるかと思います)

2、昨年12月に、ナウル共和国の大統領が変わりました。
  スコティ大統領→不信任動議→可決
  →マーカス・スティーブン大統領誕生→内閣一新

3、マーカス・スティーブンさんは、
  前漁業・海洋資源庁担当大臣
  兼 通信大臣
  兼 スポーツ大臣だったひと。
  (参考→外務省ホームページ
  
4、その前の11月に閣僚3名がいっきに辞任している模様。
  そのうちのひとりは
  改革の急先鋒だったと思われる、ケケ厚生大臣。
  その直前には、外務大臣も辞めていたみたい。
  (参考→「Nauru govt in turmoil after ministers resign 」(英語です))

5、今回の政変劇は
  こうした流れで起こったようです。

6、8月の総選挙で磐石の布陣を築いたといわれた
  スコティ政権に何が起こったのだろう。
  国会議員18名中14名が味方だったはずなのに。

7、あと、スティーブン大統領というひとが
  どんな方針を持っているのかも気がかりです。

8、その辺分かったら、また報告しますね。

 

  
Posted by tekigi1969 at 10:25 | Comments [7] | Trackbacks [0]

2008年01月29日

●08年1月のナウル共和国情報

08年最初のナウル共和国情報です。

昨年11月に成立した
オーストラリアのケビン・ラッド政権(労働党)は
前政権がおこなってきた移民政策を転換するようです。
(関連記事→「オーストラリア:豪州の移民政策が転換へ」)

2001年から、豪州は亡命を求めるボートピープルを
ひとまずナウルやマヌス島に送るというやり方を続けていました。
でも、これは「人権侵害」だとして、
色々な国際機関から非難されていたのです。
そのたび、
しぶしぶ段階的に受け入れることもありましたが、
ナウルの「難民収容所国家」という状況自体は
現在までずるずる続いていたようです。

 (「ナウル共和国って何?」というひとは
 「ナウル共和国カテゴリー」の過去記事
 または
 拙著「アホウドリの糞でできた国 ナウル共和国物語
 が参考になるかと思います)

でも、今回は本格的な路線転換がはかられるようです。
その手始めとして、
すでにナウルにいる7人のビルマ人の難民申請が認められたとか。
それ以外に残っている約80人のスリランカ人難民についても 早期解決をおこなうと発表しています。

人権侵害が解消されるので、
たぶん、難民の方々にとっては、
「よかったね」だろうと思うのですが、
ナウル共和国にとっては、そんなにカンタンじゃあないようです。

こちらの記事(→「Nauru centre closure to hit economy」英語です)によれば
難民センターが廃止されると、
ナウル政府のGDPは20%下がってしまうのだそうです!

豪州からもらっていた補償金と、
難民センターが生み出す雇用などの経済効果の総額らしいけども、
まさかここまで、大きくなっているとは思いもよりませんでした。

てか、ほとんど基幹産業じゃん。

てなわけで、
ナウル政府のケケ外務大臣は
代わりに、technical college(技術専門学校かな?)を作って欲しい
といった要望をしている模様です。

この顛末がどうなるのかは分かりませんが、
規模は小さくも、確実な正念場を迎えていることは
確かだと思います。
とはいえ
新たな”補償金”ではなく、”学校”を要求しているのは
さすがは改革派の政府だな、と思いました。

最後に、ナウルについてのニュース記事をもうひとつ。
Rescued Nauru fishermen drank shark's blood to survive
(英語です)

ナウルの海岸で遭難したfisherman3名が
11日ぶりに台湾漁船に発見され、無事救助されたという内容です。
サメの血を飲んだりしていたと書いてありますが、
そんなことより、
記事中写真のステキすぎる笑顔と
このfishermenは、漁師なのか、単なる釣り人なのか。
それが気になる。働いてるのかな?

Posted by tekigi1969 at 15:45 | Comments [6] | Trackbacks [0]

2007年12月10日

●ナウル、アジア・太平洋水サミットに参加

ちょっと書くのが遅くなりましたが、
12月3日、4日に大分県でおこなわれた
「第1回アジア・太平洋水サミット」に
ナウル共和国ルドウィク・スコティ大統領が
出席していたようです。(参考→日経の記事

 (「ナウル共和国って何なの?」という方は
 このBLOGの「ナウル共和国カテゴリー」の過去記事
 または
 拙著「アホウドリの糞でできた国 ナウル共和国物語
 が参考になるかと思います)

これはもともと水関連のインフラ整備などについて
議論する会議らしいのですが、
最近は
地球温暖化にまつわる問題がクローズアップされている模様。

というわけで
ナウルの近くのツバル、キリバスの首脳も出席したようです。

内容についてネットで検索してみたところ、
赤旗にちらっと載っていました。
(→「水不足・災害の脅威」)

ナウルも海面上昇にまつわる危機について話したのか
と思ったんだけど、この記事を見ると、どうも違うようです。

以下、記事からの引用。

ナウル共和国のルドウィク・スコティ大統領は
「水道施設はあるが、国内に水の貯蔵設備が無く、貯水システムが重要になっている。
ことしきびしいかんばつに襲われ、気候変動に適応していかなければならないが、
能力が限られている」と懸念を表明しました。

知らなかったんだけど、ナウルは今年かんばつに襲われたようです。
農業はまだあまり盛んでないと思うけど
イチから国家を建て直していこうという時期に
基本中の基本である「水」に不安があるのは、
相当キツイんじゃないかしらん。

この懸念に対して
どんな対応策がとられるのか、気になるところです。
これまでのパターンならば
台湾、中国を両天秤にかけたり
近くの大国オーストラリアに頼ったり
捕鯨絡みで仲間が欲しい日本から援助を受けたり
という感じだけども
さて、どうなるか。

そういえば、
国立国会図書館のサイトをみていたら
世界各国の法令を集めた「Commercial Laws of the World」 という本に
ナウルの法人法(Corporation Act)が収録されていると書いてありました。

働くことのなかった国の法人法。
新しくできたものか、以前からあったものか分からないけど
これはちょっと興味ある。
チャンスがあったら、読んでみようと思います。

Posted by tekigi1969 at 10:37 | Comments [0] | Trackbacks [0]

2007年09月04日

●世界陸上にナウルの選手が出てました

こないだ終わった大阪での世界陸上。
ナウル共和国の選手も何人か出場していたようです。

とりあえずネットで確認できたのは2人。

男子100mのJJ・カペル選手と
女子100mのロサミスティック・ジョネ選手。

結果は
JJ・カペル選手は49位(記録11.02)参考リンク→こちら
ロサミスティック・ジョネ選手が52位(記録12.69)参考リンク→こちら
どちらも1次予選敗退でした。

ナウルは重量挙げとかが盛んなので、
てっきり投てき系かと思っていました。
100mとは、ちょっと意外。

メダルとプライドを賭けて戦う
大国のトップアスリートもすごいけど、
人口1万人くらいの国から国際大会の晴れ舞台に
腕自慢、足自慢の選手がやってくるってのも
こういう大会の、もうひとつの姿なんだろだなあと思います。

ただ、まあ、ナウルの場合、
政治的にはそれどころじゃない面もあるから、
ちょっと心配ではありますが。

ちなみにJJ・カペル選手の記録11秒02は
自己ベストとのこと。
一世一代の舞台でいちばん速く走るってすごいことだと思う。
おめでとうございます!

 (「ナウル共和国って何なの?」という方は
 このBLOGの「ナウル共和国カテゴリー」の過去記事
 または
 拙著「アホウドリの糞でできた国 ナウル共和国物語
 が参考になるかと思います)

 
 アホウドリの糞でできた国
 (↑楽天市場の商品リンクです)

Posted by tekigi1969 at 10:45 | Comments [4] | Trackbacks [0]

2007年09月02日

●ナウル総選挙はスコッティ大統領勝利

8月25日におこなわれた
ナウル共和国の総選挙は、
”改革派”とされるスコッティ大統領支持派の圧勝だったようです。

◎ナウルの総選挙については、
 このBLOGの過去記事→「ナウル3年ぶりの総選挙は明日
 または
 ニュース記事→「南太平洋に浮かぶ世界最小国ナウルで総選挙の投票始まる
 を参照ください。

◎「いや、そもそもナウル共和国って何よ?」という方は
 このBLOGの「ナウル共和国カテゴリー」の過去記事
 または拙著「アホウドリの糞でできた国
 が参考になるのではないかと思います。

まだいくつかのニュース記事をざっくり読んだだけなのですが、
18議席のうち、スコッティ派の14名は全員再選を果たし、
反対派の急先鋒だった
レネ・ハリス元大統領派は1議席しかとれなかった模様。

ちなみにその1議席ってのは、
レネ・ハリス氏本人のようです。

(参考にしたニュース記事(英語)
 →「Scotty returned as Nauru president
  「Nauru Government re-elected」)

もう少し詳しい情勢が分かったら、
また更新する予定です。

Posted by tekigi1969 at 18:13 | Comments [0] | Trackbacks [0]

2007年08月24日

●ナウル3年ぶりの総選挙は明日

ナウル共和国は
3年ぶりとなる総選挙をおこなうようです。
投票日は、8月25日。明日。
(関連記事→「Nauru voters go to the polls tomorrow」)

 (「ナウルって何?」という方は
 このBLOGの「ナウル共和国カテゴリー」の過去記事
 または拙著「アホウドリの糞でできた国」をご参照下さい)

いくつかのニュースサイトの解説記事を読んで
だいたいの流れが分かりました。
ぼくなりの解釈で恐縮ですが、以下、簡単にまとめてみます。
間違い、その他の情報などありましたら、コメント欄でご指摘ください。
(参考にした記事のひとつ→「Nauru claws its way back from poverty」)

どうやら、この選挙の主要テーマは、
ナウル憲法の改正にある模様。
そのために予定を2ヶ月前倒しして、選挙をやるみたい。
どうしてそうなったのか。

拙著「アホウドリ~」にも書いたけど、
ナウルは04年の総選挙以降、
改革派スコティ大統領らを中心に、
破綻してしまった国の仕組み、ほぼ全部を作り変えるという
途方もなくメンドくさそうな、
でも、誰かがやらなくちゃいけない、たいへんな仕事を続けてきました。

例えば飲料水。
かつてはすべてミネラルウォーターを輸入していたけど、
いまでは、逆浸透膜をつかった海水浄化プラントができているようです。

でも、これを動かす電力がない。

発電機はあるのです。
ただ、それを動かす燃料は輸入しなくちゃいけない。
そして、それを買うお金が足りない。

やはり援助に頼るしかないのか。
それともオーストラリアの一部になるのがベストなのか。
そんな議論がおこっていたとき、
小さな光明が見つかりました。

枯渇したと思われたリン鉱石が
まだ少しずつなら輸出できそうなのです。
(参考→06年9月4日の記事「ナウルがリン鉱石輸出を再開」)

以前よりも濃度の低い粗悪なリンではありますが、
それでも20~40年は維持できそうです。

ひゃっほー、と飛びつきそうな話ですが、
新しいナウル政府は慎重でした。

この大切な、
もしかしたらラストチャンスかもしれない資源をムダにしない。
そのためには、
リン鉱石で得たお金の配分を決める仕組みそのものを
変えなくちゃいけない。
そう考えたようなのです。

具体的にいうと、
リン鉱石輸出で得た資金の半分は
いったんナウル島評議会(旧・ナウル地方政府評議会)を経由して、
国民に分配されていました。
このとき、一部の資金が長老たちによって、
ホテルだとか怪しげな投資などに運用されていたようなのです。

もし、この制度を残したままだと、
輸出を再開しても、
元のモクアミになってしまう可能性があります。
そのために、
憲法改正が必要だったのだと思われます。

いくつかのニュース記事によると、
憲法を変えるためには
議会の3分の2を改革派が握らなくちゃいけないと書かれています。

04年の選挙では
18議席中14(11とする記事もある)を改革派がとっていたはず。
でも、改正できなかった。

ってことは、
3年前は改革派だった人物が、
この問題では反対にまわっているのかもしれません。
たしかに、
かつて評議会メンバーだったひとやその関係者にとっては
既得権を思い切り失うわけだから、
カンタンにはいかないんでしょうね。

ちなみに今回の選挙では
18の定員に対して、
元大統領など、80人以上の立候補者が名を連ねているようです。

ナウル共和国の、明日はどっちだ。

Posted by tekigi1969 at 18:10 | Comments [0] | Trackbacks [0]

2007年06月25日

●イッテQ!でナウル観ました

1、夕べの日テレ「世界の果てまでイッテQ!」。
  後半はぜんぶナウル共和国でしたね。
  最新映像にわくわく。
  ちょっと人見知りっぽい国民の雰囲気になんだか納得。
  興味深い30分間でした。

2、見逃したという方は、
  番組ホームページに 放送内容のダイジェストが掲載されてますよ。
  「世界の果てまでイッテQ!ホームページ」の
  「放送内容」 →「過去のOAリスト」にある
  「#16 Q:日本に一番人気のない国ってどんな国?」をクリックです。

3、きれいな長谷部瞳さんはともかくとして、
  一緒に現地に行くのが、何故はなわさんなのだろう
  と思ったんだけど、最後まで観て納得。
  ナウルソングを歌うためだったんですね。

4、日曜夜のゴールデンタイムに
  「ナウナウナウナウナウ~ル♪島民みんなメタボリック♪」
  と歌っているのをみるのは、なんだか不思議な感じでした。

5、放映直後くらいから、
  このBLOGへのアクセスも増えているみたいです。
  もうちょっとナウル共和国について知りたいという方は
  ナウル情報を集めた「ナウル共和国カテゴリー」を
  下から順に読んでくださいね。

6、ぼくと寄藤文平さんがつくったナウル共和国の本
  「アホウドリの糞でできた国 ナウル共和国物語
  なんてな本もあります。
  ここ100年間くらいのナウルの歴史について
  イラスト・写真付きで、分かりやすくまとめた一冊です。
  (出版元のアスペクトさんの特集ページ→こちら
  こちらも、宜しくしていただけると、とってもうれしいです。

 

Posted by tekigi1969 at 10:25 | Comments [9] | Trackbacks [0]

2007年06月18日

●ナウルに日本のテレビ局が!

ナウル共和国に日本のテレビ局がロケにいったようです。
しかも、来週放映!

番組スタッフの方に聞いた話によると、
「日本人に一番人気のない国ってどんなとこ?」
という企画で、
日本人がほとんど訪れていないナウル共和国を
ピックアップしたらしく、
入国には苦労したものの、
「現地ロケもしましたよ」とのこと。

わお。
これは、ものすごく楽しみです。
ナウルに興味のある方は、必見でしょう。
番組は、
日本テレビの「世界の果てまでイッテQ!」。
(毎週日曜19時58分~20時54分)。

ナウル映像の放映は6月24日(日)の予定だそうです。

 (「ナウルって何?」という方は
 このBLOGの「ナウル共和国カテゴリー」の過去記事
 または拙著「アホウドリの糞でできた国」をご参照下さい)

アホウドリの糞でできた国
古田 靖文 / 寄藤 文平絵
アスペクト (2005.1)
通常1-3週間以内に発送します。


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2007年05月28日

●05年のナウル日本首脳会談

一昨年8月にナウル共和国大統領が来日したときの記事が
首相官邸サイトにアップされていました。

いまさらですが、
けっこうレアなスコティ大統領の写真もあるので、
リンクを貼っておきます。

日本・ナウル首脳会談 平成17年8月3日

 (「ナウルって何?」という方は
 このBLOGの「ナウル共和国カテゴリー」の過去記事
 または拙著「アホウドリの糞でできた国」をご参照下さい)

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2007年01月09日

●06年暮れのナウル共和国情報

ひさしぶりのナウル共和国情報です。

06年9月4日に就航した
ナウルの新しい航空会社
Our Airline(旧Air Nauru。アワー航空)が
周辺6カ国による共同経営のかたちになるようです。
(関連記事→「NEW "OUR AIRLINE" PROMISES CHEAP FARES
 PACIFIC ISLANDS REPORTより)

 (「ナウルって何?」という方は
 このBLOGの「ナウル共和国カテゴリー」の過去記事
 または拙著「アホウドリの糞でできた国」をご参照下さい)

これは、
「また、いきなりナウルが行き詰まった」
というわけではなく、
「このあたりの小さな航空会社みな経営ヤバイんだからさ
 いっそ、みんなで1つの会社にしない?」
ということのようです。

この話が公式に発表されたのは昨年11月で、
最初に参加を表明したのは、
ナウル、マーシャル諸島、キリバス、ツバル、ミクロネシア連邦、ソロモン諸島。
離着陸権認可を条件にして、株主権の割り当て譲渡をするそうです。
んで、結果的に共同経営にして、運賃を安く押さえるつもりみたい。

だから「Our Airline」なんて、名前だったんですね。
最初から、そのつもりだったんだと思います。
とはいえ、
ナウル共和国が主導しているっぽいのが
ちょっとびっくり。だいじょぶなんだろか。

この航空会社は現在
ソロモン諸島、キリバス、マーシャル諸島各国とオーストラリアとのあいだで
週2便の路線を運行中。

でも、本当は、このエリアでいちばんの観光スポットである
フィジーと空路を結びたいみたい。
(参考記事→「Solomon Islands Ponders Our Airlines As Subregional Carrier
 yahoo!オーストラリアのニュース記事)

ところが
ご存知の方も多いと思うのだけど、
フィジーでは昨年12月5日にクーデターが起きて、
バイニマラマ軍司令官率いる軍部が暫定内閣を設置しちゃいました。
アメリカやらオーストラリア、EUはこの政権を認めず、
現在、援助活動の停止が続いています。
(ちなみに日本は「我が国は強く懸念している」
 「民主的政治体制が回復されることを強く希望する」という立場)
(参考→外務省ホームページ フィジー諸島共和国

てな状態なので、
Our Airlineの未来も、
まだ「予断を許さない」感じになっちゃいそうです。

でも、なんというか、すごくやる気はありそう。

Our Airline公式サイト→こちら
(現時点のもの。urlがairnauruのままだから、新設するのかも)

Posted by tekigi1969 at 10:48 | Comments [2] | Trackbacks [0]

2006年09月19日

●ナウル大統領の顔

「ナウル共和国のスコッティ大統領ってどんな顔なの?」
と友だちに聞かれて、
そういえば、
本にもその写真は載せなかったし、
リンクしたこともなかったなあと気付きました。

現・大統領であるLudwig Scotty氏は
こんな人です。
 (2枚ある写真のどちらもいちばん左の人)
 (05年のRadio Taiwan Internationalの記事)

 (「ナウルって何?」という方は
 このBLOGの「ナウル共和国カテゴリー」の過去記事
 または拙著「アホウドリの糞でできた国」をご参照下さい)


んで、
03年にアメリカに亡命してそのまま死亡した
Bernard Dowiyogo大統領は
 →こんな人

Dowiyogo氏の前の大統領
Rene Harris氏は
こちらです。
(2枚あるうちの下の写真)

顔付きだけみると
Dowiyogo大統領がいちばんカッコよさげです。
いや、まあ、
人は見かけじゃ分からないし、
あの地域の人の文化だと、
カッコイイの基準はかなり違う可能性も高いんだけど。

あ、あと。
85年にナウル共和国に旅行をなさった方が
当時の写真をアップしておられるBLOGを
コメント欄で教えて下さいました。
On The Blog」さんの
Flyin' South(世界最小の“共和国”ナウル)」カテゴリーです。
僕はリン鉱石を運んだというSL写真がお気に入りです。

  アホウドリの糞でできた国
  アホウドリの糞でできた国(楽天のリンクです)

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2006年09月04日

●ナウルがリン鉱石輸出を再開

アホウドリの糞でできた国、
ナウル共和国の情報をいくつか。

ここのところ、
日本の新聞でも取り上げられているのは、
台湾の陳水扁総統の太平洋諸国外遊関連の情報。
ナウルには、明日、行くようです。
(参考記事→「台湾の陳総統、専用機で外遊」)
中国との綱引き状態はまだ終わらないんですね。

 (「ナウルって何?」という方は
 このBLOGの「ナウル共和国カテゴリー」の過去記事
 または拙著「アホウドリの糞でできた国」をご参照下さい)

ちなみに、その台湾政府の援助で手に入れた航空機は
本日、9月4日より運行予定。
キリバス、マーシャル諸島を経由する
週2便のオーストラリア路線だということです。
新しい航空会社は、Our Airlineという名前。

さらにもうひとつ見逃せない情報が。
「PACIFIC ISLANDS REPORT」の8月11日の記事→こちら
(英語です)

枯渇したはずのナウルのリン鉱石。
しかし、彼らは採掘場をさらに掘って、再開発し、
少ないながらも、リン鉱石を輸出することに成功した模様です。
輸出先はインドで、1回目は約3万トン。2回目も契約済。
さらに珊瑚の下まで掘れれば、
二級品にはなるけど、リン鉱石はまだでるのではないかと、 試掘も予定もしているみたい。

開発・産業大臣であるFrederick Pitcherさんは
「これが成功すれば、30年から40年は維持できる」
と言っているけど、
いいのかしらん、これで。

もうちょっと根本的な解決策を探した方が
いいんじゃないかと思うんだけどなあ、ううむ。

でも、
ナウルが自分だったら、
確かに、同じ道を進んじゃうような気もします。

アホウドリの糞でできた国
古田 靖文 / 寄藤 文平絵
アスペクト (2005.1)
通常2-3日以内に発送します。


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2006年07月12日

●ナウルの女性喫煙率と空路復活

ひさしぶりのナウル情報を2つ。

1つめ。
ナウル共和国の女性喫煙率は
世界第2位だそうです。

関連新聞記事
→「喫煙で今世紀10億人死亡も 国際対がん連合が対策訴え
    (埼玉新聞より)

 (「ナウルって何?」という方は
 このBLOGの「ナウル共和国カテゴリー」の過去記事
 または拙著「アホウドリの糞でできた国」をご参照下さい)

2つめ。
半年以上運行を停止していたAir Nauruが、
台湾からの経済的援助を受けて、ボーイング737-300を購入。
8月から再開することになったようです。

関連記事
→「ナウル航空が新航空機を購入、8月から運航を再開
    (太平洋諸島ニュースより。一番下です)

1つめのニュースは
喫煙者である僕には、
ちょっと耳の痛い話。

2つめのニュースは、
とてもいい話なのじゃないかと思います。
取材に行きたがっていた某テレビ局さんも
これでメドがたつんじゃないでしょうか。
僕も行きたい。

とはいえ、中国・台湾との関係という面では
今後も紆余曲折ありそうですね。
(参考過去記事→こちら、とか、こちらなど)

Posted by tekigi1969 at 19:15 | Comments [0] | Trackbacks [0]

2006年05月26日

●韓国版「アホウドリの糞でできた国」できました

アホウドリの糞でできた国 ナウル共和国物語」の
韓国版が届きました。

表紙はこれ。
(クリックすると大きめの画像が出ます)

韓国版アホウドリの糞でできた国表紙.JPG

韓国で発売されることは
1年ぐらい前から決まっていたのですが、
こうやって実物を見ると、やっぱりうれしい。
翻訳してくださった方々、ありがとうございました。

表紙カバーは日本版と同じく箔押し印刷。
色がちょっと違います。でも、これもイイ感じ。

表紙カバーはやっぱり箔押し.jpg

せっかくなので、中身も少しだけ。
(どちらもクリックすると大きめの画像が出ます)

ちらっと中身その1.JPG

ちらっと中身その2.JPG

当然ながら、全部ハングルです。
読めないけど、自分の名前がクレジットされている。
ものすごく不思議な感じ。

著者プロフィール.JPG
(クリックすると大きくなります)

「靖」の「月」が「円」になるみたい。
韓国語はまったく分からないけど、
きっと「工学部中退」とか
ここに書いてあるんだと思います。

奥付を見ると、発売が5月15日で僕の誕生日でした。
韓国の本屋さんに置いてあるはずです。
いつか見てみたいなぁ。

Posted by tekigi1969 at 16:04 | Comments [8] | Trackbacks [0]

2006年05月19日

●太平洋・島サミットは来週開催

ちょっとだけナウル情報。

今月末に沖縄県名護市で
おこなわれる太平洋・島サミットに
ナウル共和国首脳も参加するようです。

関連新聞記事
→「第四回日本・太平洋諸島フォーラム首脳会議(太平洋・島サミット)
    (沖縄タイムスより)

 (「ナウルって何?」という方は
 このBLOGの「ナウル共和国カテゴリー」の過去記事
 または拙著「アホウドリの糞でできた国」をご参照下さい)

とりあえず、今回はそれだけです。
また何か分かったら
ご報告します。

Posted by tekigi1969 at 18:47 | Comments [0] | Trackbacks [0]

2006年04月10日

●ナウル、板ばさみ?

ナウル共和国が
中国と台湾の
板ばさみ状態になっているようです。

中国、大洋州に440億円」(東京新聞の記事)

(「ナウルって何?」という方は
 このBLOGの「ナウル共和国カテゴリー」の過去記事
 または拙著「アホウドリの糞でできた国」をご参照下さい)

ナウルはもともと台湾と仲がよかったのです。
でも、
中国からの援助を受けるため、
2002年に台湾と断交しました。

中国は
「一つの中国」政策もあり、
台湾と国交を持つ国が増えるのは
困ると考えています。
だからナウルに接近しました。

逆に、
国連加盟を悲願にする台湾政府にとって
小国ながらも国連などの国際機関で一票を持っている
ナウルのような国は貴重な存在です。

というわけで、台湾は、
中国よりも魅力的な援助を持ちかけて
ナウルに再接近します。
20005年5月に、再び国交を結びました。
もちろん、今度は中国と断交です。

その後は
台湾のWHOへの加盟申請で、ナウルが推薦国になったり、
ナウルの飛行機を台湾の援助で購入したりと
活発な交流が続いています。

今回行われた
「太平洋島しょ国経済発展協力フォーラム」は
中国の呼びかけで開かれたものです。

もちろん、
台湾と国交を持つナウルは呼ばれませんでした。
つまり、
今後3年間で中国がおこなうと宣言した 30億元(約440億円)の優遇貸し付け
は受けられないのです。

どうする、ナウル。
またあっさり乗り換えるのか。
それとも
これを材料にして
上手いこと台湾と交渉しちゃうような
したたかさを発揮するのでしょうか。

そのへん、わりと注目だと思います。

アホウドリの糞でできた国
古田 靖文 / 寄藤 文平絵
アスペクト (2005.1)
通常2-3日以内に発送します。


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2006年03月11日

●エア・ナウル、旅客機を買うメドがたつ

飛行機を差し押さえられてしまった
ナウル共和国。
ようやく新しい機体を購入する
アテができたようです。

(「ナウルって何?」という方は
 このBLOGの「ナウル共和国カテゴリー」の過去記事
 または拙著「アホウドリの糞でできた国」をご参照下さい)

今回のニュースは
→「ナウル政府、台湾の援助で新旅客機購入へ 」(産経新聞の記事)
ひさしぶりに
日本の新聞にナウルの名前が出ました。

飛行機が差し押さえられたのは昨年12月(→参考
その後は
チャーター便でしのいでいたようです。

ブラさんという方からのコメント情報によれば
エアーパシフィック航空の機材をチャーターして
フィジーのナンディ国際空港からフライトしていたとのこと。

外務省から出ていた
ナウル及びキリバス:エア・ナウルの運航停止
というリリースも今年1月には失効しています。
だから、たぶん、この頃には動いていたんですね。

今回「メドがたった」のは
台湾政府が約1200万米ドル(約17億円)の援助を申し出たから。
これで飛行機を買うようです。

実は今年1月に某社さんから
「ナウルに行きたかったけど、断念した」
と聞きました。
もう少し待てばいけたかもしれませんね。

中国に味方したかと思えば、
台湾に肩入れしたりと
あれこれやってはいますが、
なにはともあれ、一歩前進。かな。

アホウドリの糞でできた国
古田 靖文 / 寄藤 文平絵
アスペクト (2005.1)
通常2-3日以内に発送します。


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2006年01月07日

●エア・ナウル停止の余波

飛行機がなくなったナウル共和国。
1ヶ月近く経ちますが、
まだまだ混乱は続いているようです。

(「ナウルって何?」という方は
 このBLOGの「ナウル共和国カテゴリー」の過去記事
 または拙著「アホウドリの糞でできた国」をご参照下さい)

どうやら、オーストラリア政府は、
ナウルの財政再建のために派遣していた職員を
引き上げようとしているようです。

エア・ナウルの飛行機が差し押さえられてから、
この国に出入りするには、
チャーター便を使うしかなくなっています。
これが続けば、お金がかかって仕方がないし、
派遣している職員の行動も制限されてしまう。

そこで、
ナウル政府に対して、
他の国の航空会社を乗り入れさせて
運行を再開するように要望。
「このままだったら、面倒みるのを止めて、帰っちゃうよ」
というわけです。

ところが、ナウルは
「飛行機さえ手に入れば、エア・ナウルでいける。これは内政の問題だ」
と譲らない。
(参考→「Nauru isolated as airline collapses」など)

うーん。
確かにエア・ナウルは
この周辺国にとって重要な航路だったみたいだから
どうしても自前で再建させたいのは分かる。
とはいえ、
この状況が続けばさらに悲惨なことになりかねない気がします。

なお、
この余波で、
ミクロネシアで行われた
スポーツ大会に派遣されていたナウル代表団は
家に帰れなくなってるみたいです。
(参考→「Team Nauru Stranded Here For The Holidays」)

アホウドリの糞でできた国
古田 靖文 / 寄藤 文平絵
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2005年12月19日

●久々にナウル共和国情報です

ひさしぶりにナウル情報を更新します。
主だったものだけ、ざっと箇条書き。

(「ナウルって何?」という方は
 このBLOGの「ナウル共和国カテゴリー」の過去記事
 または拙著「アホウドリの糞でできた国」をご参照下さい)

●6月に韓国で行われた国際捕鯨委員会で、
 ナウルは捕鯨に賛成票を投じた。
 →ナウルは新規加盟したばかりで、初参加。
  ちなみにオーストラリアは日本をはじめとする捕鯨推進に反対の立場。
  「日本の援助に目がくらんだ」という批判も受けたようです。

●11月30日に国連、アジア開発銀行、援助各国を招いて
 ナウルを支援するための会議が開催された。
 →ちなみに、ナウルはリン鉱石の採掘のため国土の80%は利用できない状態。
  農業などを行える状態に再生するためには、
  2億1000万米ドルかかるという試算が出ているそうです。
 →ナウルの平均寿命は現在49歳になっているという発表も。
  かつてはオーストラリアの病院まで無料で送迎していたけど、
  今は無理なので、その辺の整備も急務となっている模様。

●ナウルへの唯一のルートである航空会社エア・ナウルが運行停止?
 →12月16日にでたオーストラリア最高裁の決定により、
  累積債務(リース料金の未払い分)返還のため、
  エア・ナウルが唯一持っていた飛行機B737-400型1機が
  米国輸出入銀行に差し押さえられた。(関連記事→こちら
 →それにともなって、エア・ナウルの運行は停止する可能性が高い。
  チャーター便の運行なども協議中だが、見通しはまだ立っていない模様。
  (関連記事→こちら

だ、だいじょうぶなのだろうか。
がんばれ、ナウル。

アホウドリの糞でできた国
古田 靖文 / 寄藤 文平絵
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2005年10月16日

●ナウル、資金洗浄対策非協力国リストから脱出

久しぶりに日本の新聞にナウルの文字が載りました。
しかも、良いニュース。
(「ナウルって何?」という方は
 このBLOGの「ナウル共和国カテゴリー」の過去記事
 または拙著「アホウドリの糞でできた国」をご参照下さい)


グッドニュースはこれ。
FATF、ナウルを資金洗浄対策非協力国リストから除外
(NIKKEI NETの記事)

長かった。
一度手にしてしまったブラックマネーってのは、
簡単には手放せないものなんですね。

ともあれ、
これでようやく「テロ資金の温床」というレッテルから逃れ、
各国からの支援も受けやすくなるのではないでしょうか。

アホウドリの糞でできた国
古田 靖文 / 寄藤 文平絵
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2005年08月16日

●第2のナウル?

ニウエという太平洋に浮かぶ島があります。
場所はオーストラリアの東側。トンガのすぐ近く。

日本政府は国家として認めていませんが、
ニュージーランド領の自治区なので、首相も内閣もある。
ある種の国として機能している地域です。

外務省ホームページによると(→こちら
人口は1,788人(2001年国勢調査)。
主要産業は農業、観光業で、
ニュージーランド在住ニウエ人からの送金によって
貿易赤字を補填しているという小国です。

昨日、このローカルな国から
世界に向けて大きなニュースが報じられました。
(→「Niue could hold massive uranium deposit」英文です)

なんと
ニウエの地下に
世界最大規模のウラン鉱床が眠っている可能性が
指摘されたのです。

詳しい調査はまだこれからのようですが、
オーストラリアを中心に
早くも採掘権を巡る争いが始まっているようです。

産業のない太平洋の小島に突如出現した宝の山。
まるで、100年前のナウルみたい。
(「ナウルって何?」という方は
 このBLOGの「ナウル共和国カテゴリー」の過去記事
 または拙著「アホウドリの糞でできた国」をご参照下さい)

オーストラリア周辺のニュース記事でも、
「上手く運営しないとナウルの二の舞になる」
と警告されています。
これから注目していきたいと思います。

ちなみに
ナウル共和国の現状については、
アデアン大統領補佐兼外務・内務・金融相兼関税担当相が
共同通信のインタビューに答えています。
(→「財政難続き、給料払えず ナウル閣僚が窮状語る」)

アホウドリの糞でできた国
古田 靖文 / 寄藤 文平絵
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2005年08月06日

●ナウル共和国大統領、来日

k-1さんから先日頂いたコメントを読んで
慌てて、新聞を広げました。

8月3日の首相動静。読めますか?.jpg

8月3日の首相動静。
午前11時4分。
「スコッティ・ナウル大統領と会談」
確かに書いてあります。来日してたんですね。

(「ナウルって何?」という方は
 このBLOGの「ナウル共和国カテゴリー」の過去記事
 または拙著「アホウドリの糞でできた国」をご参照下さい)


翌日付の外務省プレスリリース。
ナウル共和国に対する無償資金協力について

日本がナウルに
1億円を無償援助することになったようです。
このお金は
ナウル政府が経済構造改善の推進に必要な商品を
輸入する代金の支払いのために使用されるとのこと。
「経済構造改善の推進に必要な商品」ってなんだろう。

外務省の分析はこんな感じ。
ナウルは財政再建のため、
公務員の削減、公務員給与の凍結、海外での国民医療費の削減、
海外資産の整理、赤字の国営航空の運航縮小・効率化、
その他の歳出削減等の経費節減を行う一方、
1998年よりADB支援による経済・金融構造改革を実施し、
国営企業の公社化、民営化を進めている。
しかし、決定的な財源不足に直面しており、
2001年頃よりは、燃料不足のため停電が恒常的となり、
食料、その他生活必需品も不足し始めており、
もはや自国の力のみでは再建が極めて難しい状況にある。

なお、
日経の大前研一さんの記事(→こちら)では、
「台湾にM&Aされて、
 逆に台湾がナウルを通じて国家として認知されるということも十分起こりうる」
なんてスゴイ予測も出ています。

Posted by tekigi1969 at 08:58 | Comments [5] | Trackbacks [0]

2005年07月31日

●英国同時テロとナウル

ロンドンで起きたテロの影響が
ナウル共和国にも届いているようです。
(「ナウルって何?」という方は
 このBLOGの「ナウル共和国カテゴリー」の過去記事
 または拙著「アホウドリの糞でできた国」をご参照下さい)

ナウル共和国は
かつて資金難を補うために
数百に及ぶオフショア銀行を開設したことがありました。

当然のごとく、
これらの銀行は世界中の
怪しげな資金の逃げ道になってしまい、
アメリカで起こった9・11テロのあとに
国際的非難を浴びて閉鎖されたのです。

現在、ナウルには
国内取引を行うナショナルバンクが1つあるのみ。

ところが、実際には
かつて作られた口座や金融免許を保持する会社や組織が
まだ存在しているor活動できる状況になっているみたい。
少なくとも先進国はそう考えているので、
OECDのブラックリストにはいまだに載ったままなのです。

てなわけで、
今回のロンドンのテロのあと、
ナイジェリア、ミャンマー、ナウルの3カ国は
「とっとと金融システムをなんとかせんかい」
と突っつかれているようです。
世界銀行やIMFもこの問題を議題にする見通し。

「テロ資金の温床」というレッテルを早く剥がさないと
経済支援もままならない感じですね。

参考記事
 →「Nauru Faces Crackdown On Terror Finances
 (ヤフーオーストラリアのニュース記事。英文)など

Posted by tekigi1969 at 17:16 | Comments [2] | Trackbacks [0]

2005年05月21日

●ナウルが台湾と国交回復(追加)

ナウル共和国が
再び台湾と国交を結んだニュース(→前回の記事)についての補足。
(「ナウルって何?」という方は「ナウル共和国カテゴリー
 または拙著「アホウドリの糞でできた国」をご参照下さい)

色々なニュース記事を総合すると、
2002年にナウルが台湾から中国へ乗り換えたのは、
アメリカGE社への借金返済のためだったようです。
この時中国政府は6000万米ドルの支援を申し出た。
当時の大統領レネ・ハリスはこれに乗ったようです。

中国としては「1つの中国」という大方針があるので、
台湾を「国家」だと認める国が少ない方がうれしい。
両者の利害が一致していたんですね。

ところが今回は
「1億3700万米ドルの経済支援をする」とも報じられていた中国を蹴って、
再び台湾と国交を回復しました。
金額は明らかではありませんが、
台湾はナウルに対し「教育、農業、漁業、観光、医療」等の分野で
支援をすることを明言しています。
たぶん、中国よりも良い条件なんでしょうね。
やるなぁ、スコッティ-大統領。

ちなみに台湾側のメリットなのですが、
これは国際機関への復帰のためだと思われます。
台湾は国連加盟を悲願にしています。

台湾は先日、WHO(世界保健機構)にオブザーバー加盟を申請しました。
これまで何度も拒否されているので、
今回はまず、
胡錦涛・中国国家主席と台湾の連戦・国民党主席が会談。
WHO加入を容認する発言を引き出したうえで、
ナウルやサントメ・プリンシペなどの国交のある国連加盟国を通じて
推薦してもらったのです。

結果は→こちら(朝日新聞の記事)

16日の一般委員会で
議事日程に入れることすら拒否されちゃいました。

加盟申請に協力したことで一応の約束は果たしたのだと思うけど、
援助のほうは大丈夫なのかなぁ。ちょっと心配です。

Posted by tekigi1969 at 10:49 | Comments [2] | Trackbacks [0]

2005年05月19日

●ナウルの失業率

台湾との国交回復のニュース記事を読んでいて
「あれ?」と思ったことがあります。
(「ナウルって何?」という方は「ナウル共和国カテゴリー
 または拙著「アホウドリの糞でできた国」をご参照下さい)

ナウル共和国は公表されているデータが少なく
しかも発表している機関によって数値のバラツキが大きい。
例えば最新の人口についても
8000~13000ぐらいまでの幅があります。

そんななかで、
わりあい充実していて、報道などでも引用される頻度が高いのが
アメリカCIAが毎年発表する「THE WORLD FACTBOOK」。

05年度のナウルのデータも、4月に更新されたようです。
その数値に、異変が。
昨年発表されたナウルの失業率は0%(02年の調査らしい)でした。

ところが今年の数字は
「90%」!!(04年の調査と書いてあります)

わお。
2年間で0→90。
ウソみたいですが、ホントにそう書いてあります。

御存知のように、失業率というのは
「働きたいのに働くことができない」という割合のはずなのですが、
もともと働くことがほとんどなかったナウルの場合は
ちょっと事情が違うのではないか、と予想されます。
いきなり「仕事がない」と嘆いている彼らはちょっと想像しづらいですよね。

もしかすると
「国民は働くべきだ」という政府の意志を表明するために
無職の人を、みんな失業者に入れてしまったのかもしれません。
だとしたら、これはある意味「前進」だと考えることもできそうです。
それにしても、いきなりだなぁ。

なお、
CIAの統計では、
失業率が公表されている196カ国中、ナウルは最悪となっています。
(195位はリベリア、194位ジンバブエ、193位キリバス)


Posted by tekigi1969 at 09:51 | Comments [4] | Trackbacks [0]

2005年05月15日

●ナウルが台湾と国交回復

昨日の夕方くらいからアクセスがちょっと増えています。
どうしたのかなぁ、と思っていたら、
どうやら、このニュースの影響みたい。

なんと、ナウル共和国が台湾との国交を回復したのです。

「なんと」と書いたのは、
今年3月にナウル共和国大統領Ludwig Scotty氏は
中華人民共和国を訪問して「中国と仲良くしたい」と発言、
反国家分裂法を支持するようなことまで言っていたから。
(→「二つの中国とナウル共和国」参照)

ナウルと台湾はもともと仲がよく、
1980年に国交を樹立。行き来も盛んでした。

ところが02年に中国がナウルに急接近。
経済的に危機的状況にあったナウルに対して
多額の援助を持ちかけたおかげもあって
ナウルは台湾と断交して中国と国交を結んだのです。
今年の春の発言はそんな流れの中で出てきたものでした。

そしたら今度はいきなり台湾についちゃったみたい。
うーん。
「援助金釣り上げ合戦でもあったんじゃないの」
なんて勘繰る声がまた聞こえてきそうです。

ラジオ台湾のニュースサイトの記事(→こちら)によれば
「スコッティ大統領は、かねてから中華民国との断交に反対の立場で、
 大統領就任後、関係回復に取り組んできた」
と書いてあります。

もしこれが本当ならば自然な流れなのかもしれないけど、
だとしたら3月の「中国はきっと統一する」なんて発言はなんだったんだろう。

どうしたいのかイマイチ僕には分かりません。
両方にイイ顔をしたつもりで、どっちからも嫌われたりしないといいなぁ。
とにかくこの決断が目先の損得ではなく、
長期的な目論見があってのことだと信じたいです。
ホント、大丈夫なのかな。

Posted by tekigi1969 at 21:51 | Comments [268] | Trackbacks [0]

2005年04月17日

●ナウル情報05年2、3、4月

b6.gif

ナウル共和国情報です。
(「ナウルって何?」という方は
 「ナウル共和国カテゴリー」からどうぞ)

近頃あまり書いていなかったので、
最近のナウル共和国に関するニュース記事をざっとご紹介。

<2月>
●マネーロンダリング(資金洗浄)のブラックリストに
 ナウルがまだ掲載されていることが判明

 違法な金融活動を監視している国際団体「金融問題対策委員会」が、
 ナウル、ビルマ、ナイジェリアがまだリストに掲載されたままであると発表。

<3月>
●かつて行っていたパスポート販売事業で不明金が

 ナウルが一時期やっていたパスポート販売。
 5年前の報告書では740万米ドルを受け取っていたはずなのに、
 そのうちの130万米ドル分の辻褄が合わないことが判明。
 さらに25万米ドル以上がまだ未払いになっていて、
 151人分のパスポートがどこに行ったのか分からないそうです。

●ナウル、ツバル、キリバスが会議

 ナウルに出稼ぎに出かけたまま、給料ももらえずに
 帰国できない状態になっているツバル、キリバスの労働者について
 話し合いが行われた模様。
 「帰りたいけど、その前に給料を」
 「帰っても良いけど、お金はないよ」
 というような感じだと思われます。結論の記事は見当たりませんでした。

<4月>
●メルボルンに残っていた資産を750万米ドルで正式に売却完了

 ナウルハウスとかだと思います。

●ナウルにまだ残っている難民は54人

 この難民のなかには6人のアフガニスタン人の子供が含まれており、
 彼らの人権回復のため、国連がついに正式な調査を開始するようです。

●太平洋諸島フォーラムが放射性物質の海上輸送に懸念を表明

 2月にフランスを出航した放射性物質を積んだ船が
 4月中にも、彼ら(太平洋諸島の各国)の排他的経済水域を通過する予定。
 一応、安全性の保障はしてもらっているのですが、
 「万が一の事態が起きた時の賠償責任がはっきりしない」と
 懸念を表明しているようです。
 ちなみに、この船の目的地は、日本の六ヶ所村です。

<ナウルの本、つくりました>
「アホウドリの糞でできた国 ナウル共和国物語」文 古田靖/絵 寄藤文平

Posted by tekigi1969 at 18:18 | Comments [6] | Trackbacks [1]

2005年04月02日

●「アホウドリの糞でできた国」韓国版が出ます

うれしいお知らせ。

アホウドリの糞でできた国 ナウル共和国物語
の韓国語版が出ることが決まりました。

発売日等はまだ未定ですが、
手に入ったらここでも紹介しますね。

と、紹介してみたものの、
よほどのマニアな方でなければ、さすがに買わないでしょうね。

英語、中国語、イタリア語とかまで出せれば、
フルコンプを目指してもらえるかな。
がんばりまーす。

Posted by tekigi1969 at 12:18 | Comments [9] | Trackbacks [1]

2005年03月15日

●二つの中国とナウル共和国

3月14日のニュースです。
ナウル共和国のLudwig Scotty大統領は中国の広州にいました。

(「ナウルって何?」という方は
 「ナウル共和国カテゴリー」を下からどうぞ)

大統領は広州の経済発展ぶりを称賛し、
中国の外務大臣に「ナウルの新政権も今努力をしているところです」
と話したようです。

「中国とは仲良くしたい」
ここまではよくある発言ですが、
ついでに今、国際的に色々物議を醸している
「反国家分裂法」
を支持する、中国はきっといつか統一する、なんてことまで言ってしまったようです。

アホウドリの糞でできた国 ナウル共和国物語」にも書きましたが、
ナウルはもともと台湾と仲が良かったはず。
その辺はいいのかな。

ちなみに台湾政府は
「中国は経済援助と引き替えに太平洋の小国を誘惑している」
と批判している模様。

ある記事によれば、
中国政府はナウルに対して1億3700万米ドルの経済支援を申し出ているのだとか。

彼らはどこへ向かうつもりなんだろう。
てか、「どっち方面に進んでいる」という
自覚があるのかも、ちょっと怪しい気がします。大丈夫なのかな。

Posted by tekigi1969 at 19:07 | Comments [12] | Trackbacks [2]

2005年02月14日

●1月にナウルに行った方が!

世界制覇カウントダウン!」というサイトをやっておられる
六車俊範さんからメールを頂きました。

六車さんは
国連加盟国191ヶ国中169ヶ国(05年1月末現在)に行かれたという
ものすごい偉人のようなお方。
実はつい先日(今年の1月21日!)にナウル共和国に入国したそうなのです!

気になる旅行の記録などは今まとめておられる途中のようですが
現在のところ、

ナウル入国にビザは要らない?!
2005年南太平洋旅行の軌跡
などのエントリーでナウル情報を読むことができます。(他にもあります)

ビザが手に入らないから入国は難しいと思っていたのだけど、
どうやら
「行ってしまえば、入れてくれる」
みたいですね。

他の国の記事もとっても楽しく読むことができます。
ちなみにサウジアラビアについては
ツアーなら行ける!サウジアラビア」という御著書も出しておられます。

六車さんの話を聞きながらビールを飲んだら楽しいだろうなぁ。
いつか、是非!お願いします。

Posted by tekigi1969 at 13:24 | Comments [4] | Trackbacks [1]

2005年02月09日

●ナウルからの怪しげな手紙

b6.gif

昨年暮れぐらいから、
ナウル共和国から日本へ怪しいエアメール
が送られて来ているようです。

(「ナウルって何?」という方は
 「ナウル共和国カテゴリー」を下から順番にどうぞ)


架空請求を告発する掲示板などの書き込みの情報をまとめると、

 エアメールには何故か招き猫の絵が描いてある。
 参加選抜通知書という形式になっている。
 オーストラリアの宝くじに参加するチャンスだからお金を振り込めという主旨。

わりとありがちなパターンの宝くじのお誘いみたいです。
さすがにこの手の手紙に引っかかる日本人はあまりいないんじゃないかなぁ。

なお、
このエアメールを受け取った方のお一人が
BLOG「「普通の」などとはとても言えない或る大学生の日々」さん。
AIR MAIL from REPUBLIC OF NAURU」というエントリーで
現物の写真を紹介しておられます。

招き猫の小判に「幸運」と書いてあるのがいいですね。
欲しいなぁ。
どなたかお持ちでしたらコピーさせて下さい。

「アホウドリの糞でできた国 ナウル共和国物語」文 古田靖/絵 寄藤文平

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2005年02月07日

●ナウル情報05年1月

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ナウル共和国情報です。
(「ナウルって何?」という方は
 「ナウル共和国カテゴリー」からどうぞ)

昨年7月にもチラッと書いたのですが、
オーストラリアが抱えている低レベル核廃棄物の貯蔵場所として
ナウル共和国の名前が取り沙汰されているようです。

もともとこの貯蔵施設は
サウスオーストラリア州の人里はなれた砂漠地帯に作られる予定でした。
ところが、
自然保護論者、アボリジニ、居住者などの猛反対にあって中断しました。

このあたりの経緯ついてはwiredに01年時点での詳しい記事があります。
(参考→「核廃棄物貯蔵施設建設の是非をめぐって揺れるオーストラリア」)

昨年夏になると、ハワード大統領が
低レベル核廃棄物のタンクを別の場所に移すと言い出しました。
これはこの地方での支持を上げようという選挙対策だといわれています。

今年1月末。
ブレンダン・ネルソン科学相が「沖合い(offshore)に核廃棄物を貯蔵する」
と発言しました。
具体的な場所は明らかになっていませんが、近日中に発表があるみたい。

ラジオ・オーストラリアや日刊ベリタの報道によると、
「これはナウル共和国のことではないか」という憶測が
オーストラリアのいくつかのメディアで流れています。

ちなみにナウルは現在、政治体制を根本的に立て直すため、
憲法の見直しを始めているところです。
税金を徴収することになるだろうという報道もありました。

何だか、
世界が抱える難問・矛盾のしわ寄せが
再び太平洋のど真ん中に押し寄せてきたような印象です。

また何か分かったら報告します。


「アホウドリの糞でできた国 ナウル共和国物語」文 古田靖/絵 寄藤文平

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2005年01月21日

●ナウルの言葉

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ナウル共和国の言葉について
ちょっとおもしろいことを知ったので、御報告。
(「ナウルって何?」という方は
 「ナウル記事まとめ」またはこのBLOGの「ナウル共和国カテゴリー」をどうぞ)

ナウルでは、
伝統的なナウル語と英語が話されています。
英語といっても正式なものではなく、
他の太平洋の国々と同じように現地の言葉と英語が入り混じった
「ピジン英語」というもののようです。

ところが、どうやら、日本語も少し残っているのだとか。

アジア英語について研究している学者の方のレポートには、
「ミー、ビョウキ」
という言葉を使うナウルのお年寄りが報告されていました。

ただ、これは言語として定着しているというよりは
「中間言語」
のような形で残っているに過ぎないようです。

でも、何だか不思議な感じがしました。

「アホウドリの糞でできた国」にも書きましたが、
第二次世界大戦の頃、
ナウル共和国は旧日本軍によって占領されていました。
その頃の名残なのでしょうか。
「ビョウキ」って確かに最初に憶えないといけない言葉ですもんね。


「アホウドリの糞でできた国 ナウル共和国物語」文古田靖/絵寄藤文平

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2004年12月24日

●「アホウドリの糞でできた国」目撃情報

「アホウドリの糞でできた国」の目撃情報が届きました。
嬉しいので御報告。

1、東京都Mさんよりメール。
  新宿紀伊国屋本店3F新刊コーナーで発見していただいたそうです。
  寄藤さんデザインのPOPとともに平積みに!!

2、愛知県義理の母より報告。
  某K市の大きな本屋で「28日頃入荷」と言われたそうです。

3、何故か「在庫なし」になっているオンライン書店amazonで
  本日お昼頃「残り1冊」表示が出たそうです。
  でも1時間後には「在庫なし」に。

4、誰かがお買い上げくださったのだろうかと思っていたら、
  御本人様よりTバックを頂きました。
  amazonゲット第一号(たぶん)は、「日々カタログ」さんでした。→こちらの記事参照
  ホント、ありがとうございます。

5、ホントに出たんだなぁと実感がわいてきました。
  ちなみに僕はまだ未発見。
  週末にはどこかの大きな本屋に行ってみようと思います。
  POPも見たいし。

Posted by tekigi1969 at 19:00 | Comments [18] | Trackbacks [6]

2004年12月16日

●ちらっと

「アホウドリの糞でできた国 ナウル共和国物語」の見本をもらってきました。

寄藤文平さんがデザインしてくださった装丁がとてもかわいい。カッコイイです。

先日は表紙をお見せしたので、
今日はもう一枚カバーを脱がせてみました。

128_2841.JPG

表紙カバーをはずすと、

128_2843.JPG

この色が何か分かるあなたは、ナウルフリーク。

12月24日には全国の書店に届くはずです。
都心部の大きな本屋さんなら23日にあるかも。

それにしても書籍ってホントに「モノ」なんですね。
いい勉強になりました。
デザイナーさん、万歳。これから本を見る目が変わりそうです。


Posted by tekigi1969 at 09:45 | Comments [4] | Trackbacks [1]

2004年12月13日

●単行本「アホウドリの糞でできた国」の表紙

こちらが「新」適宜更新です。
遠路はるばるお越しくださいましてありがとうございました。

BLOG移転記念。
12月24日発売の「アホウドリの糞でできた国 ナウル共和国物語」
の表紙(カバー付き)の画像公開です。

カバー(帯つき).jpeg

わーい。

まだまだ引越し作業は途中なのですが、
新しい記事の更新はこちらで行う予定です。

ブックマークの変更など、
お手数をおかけしますが、
どうかよろしくお願い致します。

Posted by tekigi1969 at 17:09 | Comments [62] | Trackbacks [3]

2004年12月01日

●ナウル単行本の発売日発表!

このBLOGで書いてきました
「ナウル共和国」の記事を基にした単行本が12月22日に発売されます。

タイトルは
「アホウドリの糞でできた国 ナウル共和国物語」
糞は「ふん」と読んで下さい。

文章はもちろん僕ですが、
イラスト・装丁はなんと!!!

「大人たばこ養成講座」などで大活躍中のあの、寄藤文平さんです!

定価は1000円+税。
アスペクト社さんより出ます。

現在最後の最後のツメの作業が進んでおりますが、
担当さんが「22日で行きます。覚悟決めました」と
ついさっき電話をくださいました。

寄藤さんのイラストはホントカッコいいです。
これだけで1000円、元取れますよ。

また新たな情報がありましたら告知しますね。
とにかく、早く言いたかったんだもん。わーい。

<12月11日追記>
全国の書店に届くのは12月24日あたりだと思います。


Posted by tekigi1969 at 18:08 | Comments [2] | Trackbacks [0]

2004年11月02日

●ナウル共和国の大統領選

ナウル共和国情報です。
(ナウル共和国って何?という方は、
 まずは「ナウル共和国カテゴリー」からどうぞ)

今夜はアメリカ大統領選挙ですが、
太平洋上に浮かぶ島、ナウルでも10月末に選挙が行われました。
9月30日にLudwig Scotty大統領が議会を解散し、緊急事態を宣言したためです。

まずはその経緯を。

ナウルの国会は18名の議員で構成されています。
採決の時は、そのうち一人が議長になり17人で投票します。
もし、棄権や欠席が出て決着がつかない場合は、
議長が一票を投じ、それによって決まるわけです。

9月末のナウル議会は、来年の予算案について審議していました。
長年の懸案であるアメリカ企業GEへの負債について、
オーストラリア政府主導で対応しようという改革案に基づいて予算は組まれました。

この採決、実際には、
賛成派9名、反対派8名になると見られていました。
ところがここで議長(反対派)が反乱を起こします。
改革派議員の一人であるkieren keke氏を議会から追い出したのです。
keke氏はオーストラリア寄りの議員だったようです。
そのため、予算案採決は8対8となり、議長により否決されてしまいました。

この状況を打破するため、大統領は緊急事態を宣言し、議会を解散したわけです。

結果はLudwig Scotty氏の思惑通りになりました。
選挙によって、改革派議員は14名になったのです。
ナウルでは大統領は議員によって選ばれるのですが、
文句なしでScotty大統領が再選されるでしょう。

その代わり、守旧派は惨敗。
長老議員5人が落選し、その中には3名の元大統領まで含まれていました。
ここ数年大蔵大臣を務め続けていたclodumar元大統領も落選です。

色々バタバタし続けたナウル政府ですが、
「オーストラリア政府主導のもと、財政再建に向けて進む」
という方向はようやく定まったようです。

<お知らせ!>
 当BLOGのナウル記事を元にした単行本が
 今年12月にアスペクト社より発売予定です。

Posted by tekigi1969 at 16:51 | Comments [0] | Trackbacks [0]

2004年10月06日

●ナウル共和国国歌

ナウル国歌を聞けるサイトがありました。
こちらです。
島の絵の上にある「国家を奏でる」をクリックすれば聴けます。
(なんでか「国歌」ではなく「国家」になってます)

(「ナウル共和国って何?」という方は→こちらをどうぞ。単行本は12月24日発売です)

歌声は入っていないんだけど、
日本語訳はこんな感じ。

ナウル 我が祖国
私たちの愛する祖国
私たちはみな祖国のために祈り、その名を称える
遠い昔からあなたは私たちの偉大なる祖先の祖国であり
これから先も幾世代もの祖国としてここにある
その旗の名誉にかけて私たちはここに結集する
私たちはともに喜び、唱えよう
ナウルよ、永遠なれ

曲としてはどこかの高校の校歌のようなイメージです。
ただ、ナウルの現状を知るにつけ、
この「永遠なれ」の部分がグッと来ます。
ちなみにこの最後の一節は、
ナウル語で「Nauru eko dogin!」です。

Posted by tekigi1969 at 23:11 | Comments [7] | Trackbacks [0]

2004年09月25日

●ナウル単行本出版決定

決まりました。会議通過。
ナウルの本が出ます。
出しちゃいます。わっしょい。
(「ナウルって何?」という方は→こちらを読んでね)

出版元はアスペクトさん。

まだ発売日も知らないのだけど、
「どんどん宣伝しちゃって下さい」
とのことなので、今後も逐一報告します。

というわけでさっそく来週から作りますよ。
まずはタイトル。
どうしようかな。
とりあえず今夜はイベントだし飲んだくれるとしよう。

<追記>
ナウル単行本は、2004年12月発売予定です(遅くとも来年1月)

Posted by tekigi1969 at 07:24 | Comments [0] | Trackbacks [0]

2004年08月23日

●ナウルと五輪

色々なBLOGの方から
「アテネ五輪にナウルが参加している」
という情報を教えて頂きましたのでご紹介。

(ナウル共和国って何?という方は、
 「ナウル共和国カテゴリー」を順に読んでみてください)

海の向こうで。~Travel Stories」さんによると、
今回のオリンピックに出場しているナウルの選手は3名。
(4名エントリーして1名は不出場)
種目は全員ウェイトリフティングです。

<ネットで見つけた情報>
1、ナウルのオリンピック委員会公式サイトは
  →こちら

2、このサイトの情報によると
  92年のバルセロナ五輪に出場したMarcus Stephen選手以降、
  毎回ナウルは出場しているようです。ただし重量挙げのみ。

これで分かったのは、ナウルはどうやら重量挙げが盛んらしいということ。
でも、メダルはまだ獲得していないみたい。
(メダリストの項目をクリックすると空欄)

しっかし、国の存続が危うい時でも
こういう祭典にはしっかり参加するあたりがナウルっぽい気がします。

ちなみに、先日こんなニュース(→新聞記事)もありました。

96年アトランタ五輪代表だったQuincy Detenamo選手(25歳)が
売春婦殺人容疑で逮捕されたようです。
移住していたオーストラリアのメルボルンで事件を起こした容疑をかけられているみたい。
わお。

Posted by tekigi1969 at 10:47 | Comments [0] | Trackbacks [0]

2004年07月27日

●ナウル情報(2004年6、7月)

ナウル情報の最新版です。

(ナウル共和国って何?という方は、
 「ナウル共和国カテゴリー」を順番に読んでみてください)

6月のナウル。
わりと小粒なニュースが多いのですが、それでも色々やっていたようです。

●大統領が変わった。
 これ、久しぶりに毎日新聞で記事になりました。→記事
 ただ「変わった」といっても、前の大統領に「戻った」だけです。
 ここ最近ナウルはハリス、スコッティの二人が交互に大統領になっているようです。
 新大統領はスコッティ氏ですね。

●国の負債を返すため、シドニーに所有していたホテルを売却。
 これは今年の4月に米国GEキャピタルが差し押さえられていたシドニーのメキュールホテルです。
「いざとなったらここに国民を移住させる」とかいう計画もあったようですが、
 その前に手放す結果になっちゃったみたいです。

●オーストラリアから預かっているアフガン・イラク難民の豪州亡命を裁判で却下
 国際的な非難もなんのその。
 わざわざやってきた弁護士を追い返してまで強引に却下しちゃいました。

7月のナウル。

●オーストラリア政府は結局、難民たちを順次ナウルから戻すことを決定。
 とりあえず14日に第一陣であるアフガン難民15人がオーストラリアに入国。
 正式に難民認定を受けました。

実はオーストラリアは、今年の暮れに大統領選挙があります。
イラクに部隊を派遣したことで豪州のハワード大統領は現在窮地に立たされています。
これ以上国際的な非難は受けたくない、という思惑がそこにはあるようです。

で、この「選挙が近い」という豪州の事情が
もしかすると、ナウルに再び厄介な問題を引き起こすかもしれません。

豪州のハワード大統領は、
南オーストラリアに作る予定だった低レベル核廃棄物のタンクを別の場所に移すと言い出しました。
これはこの地方での支持を上げようという選挙対策のようです。

オーストラリア周辺の海域はかつて世界中の核廃棄物のゴミ捨て場になっていました。
それを防ぐため、国際条約で海洋投棄が禁止されました。
で、一部の野党から「ハワードはナウルに核廃棄物を押し付けるのではないか」という
懸念の声が出ているのです。

どうなっちゃうのでしょう。
ナウルだったらあっさり引き受けてしまうような気も・・・・。
とにもかくにも予断を許さない感じです。

最後は先週末に出た最新ニュース。

●オーストラリア政府の財務省スタッフがナウル入り。
 どうやらナウルは財務管理をオーストラリアに任せるつもりのようです。
 現地入りしたスタッフが事実上ナウルの財務大臣になるという記事も出ていました。

これで一気に片付けばいいんですけどね。

Posted by tekigi1969 at 16:49 | Comments [2] | Trackbacks [0]

2004年06月01日

●ナウル情報(2004年5月)その3

ナウル情報(2004年5月)その2」の続き。
(ナウル共和国って何?という方は、
 「ナウル共和国カテゴリー」からどうぞ)

唯一の資源だった燐鉄鉱の枯渇以来、
国籍ビジネス
マネーロンダリング
などダーティーな商売に手を染めてきたナウル。

米国の対テロ作戦でこれらの収入源は
ことごとく封じられてしまいました。

現在は
オーストラリアに向かうアフガン、イラクなどからの難民を
受け入れる代償としてお金を得ている状態ですが、
これもそろそろヤバそうな雰囲気です。

オーストラリア政府は国際世論の高まりを受け、
ナウルに収容されている避難民を
少しずつですが、正式に「難民」として認定しはじめました。

5月15日、
難民権利擁護活動家たちがナウルに向けヨットで出航しました。
彼らは「希望の小艇隊」。
残りの収容者全員の解放を求めるため、
6月20日の「世界難民の日」までにはナウルに上陸する。

ナウルは弁護士の時と同じようにビザ発給を拒否していますが、
オーストラリア政府は
さらに多くの収容者の難民認定をすると見られています。

いよいよ・・・という状況になってきたナウル。
しかし、わずか18しか議席のないナウル国会は相変わらず分裂したままのようです。

政府としての方針が決まらないまま、
大統領がアジアの不動産グループ「HCW」との協定に署名したり、
経済開発大臣が「ナウル政府はアメリカの投資銀行による再建計画に承認した」と発言したり。

彼らの迷走はまだ続くみたいです。

(2004年5月のナウル情報おしまい)

Posted by tekigi1969 at 08:48 | Comments [14] | Trackbacks [0]

2004年05月29日

●ナウル情報(2004年5月)その2

ナウル情報(2004年5月)その1」の続き。
(ナウル共和国って何?という方は、
ナウル共和国カテゴリー」からどうぞ)

オーストラリアから押し付けられた難民に訴訟を起こされてしまったナウル。

情勢はナウル政府にとってかなり不利でした。
ナウルの憲法は亡命を求めてきた難民を拘束をする権利を認めていません。
それなのに、
難民収容施設を設置して彼らを収容しているのです。
多分、裁判になったら負けます。

劣悪な住環境に昨年は難民たちにハンストも起こされています。
世界中から「難民の待遇改善」を求める声が高まっていました。

とはいえ、ここで難民を帰してしまうと、
オーストラリアからの援助が受けられなくなってしまいます。
それでは国家破産へまっしぐらです。

で、どうしたか。またもや強引な手段に打って出ました。

4月26日、ナウル政府は突然、オーストラリア人弁護団に対するビザを取り下げたのです。
弁護士をナウルに入国させないぞ、ということですね。

当然世界中から非難の声はあがりましたが、
ナウルは無視を決め込んでいるようです。

(その3に続くよ)

Posted by tekigi1969 at 16:05 | Comments [0] | Trackbacks [0]

2004年05月28日

●ナウル情報(2004年5月)その1

ナウルファンの方、長らくお待たせしました。
最近のナウル情報を数回に分けて報告いたします。

ナウル共和国って何?という方は、
ナウル共和国カテゴリー」からどうぞ。

4月末、ナウル共和国はいよいよ国家破産のピンチに陥りました。

アメリカの金融会社GEキャピタルが、
ナウルの抱える2億米ドルを超える借金を、
「5月5日までに返せ」と言ってきたのです。

これにより、ナウルが一発逆転を狙って海外に建てた
メルボルンの商業ビル「ナウル・ハウス」
シドニーの「メキュール・ホテル」は差し押さえられてしまいました。

これに助けの手を差しのべたのは、またもやオーストラリア。
債務を肩代わりしたのです。

しかし、これまでの経緯を知る国際社会からは
「ナウルにイラクやアフガンからの難民を押し付けて、
 金で全てを解決しようとする豪州政府」への非難が噴出しました。

4月末の報道では、
アフガンおよびイラクからの難民およそ300人が、
まだナウルに残っているようです。
ナウルはこの代償として、
オーストラリアから年間24億ドルを受け取っているのですが、
国際社会からの批判もあり、
ついに難民達から裁判を起こされてしまいました。
(その2に続く)

Posted by tekigi1969 at 22:47 | Comments [8] | Trackbacks [0]

2004年04月01日

●ナウルのあやとり

ナウル情報の番外編です。
(→この実在する奇跡の国のことをまだご存じない方は
まずこちらをどうぞ)

国際あやとり協会」のコンテンツ「世界のあやとり」で
ナウルのあやとりが2つ紹介されていました。

現地の伝説に基づくあやとりらしく、
「エイディオウィナゴ」と「エガッタンマ」という名前がついているそうです。
おおまかなストーリーは、
天界から落ちてきた女性がナウルで結婚し、娘を産んだ。
ある日娘が「月はわたしのお祖母さんだ」と泣き出したので、
お父さんがカヌーを造り、月へ送り届けたというもの。

空から降ってきたもので大地ができたという考え方は昔からあったんですね。
なんだかイタロ・カルヴィーノの「レ・コスミコミケ」を連想させる話です。

「天界の女性」と「アホウドリのフン」では
だいぶイメージが違いますけどね。


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2004年03月27日

●ナウル記事まとめ

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ナウル共和国関連の主な記事を一箇所にまとめておきます。

アホウドリのフンでできた国その1
アホウドリのフンでできた国その2
アホウドリのフンでできた国その3
アホウドリのフンでできた国その4
アホウドリのフンでできた国その5
アホウドリのフンでできた国最終

<2004年7月1日追加>
どうやらこちらの記事に直接アクセスされる方が多いようなので、
続きの記事を以下に貼り付けておきます。

ナウルのあやとり」(4月1日の記事)
ナウル情報(2004年5月)その1
ナウル情報(2004年5月)その2
ナウル情報(2004年5月)その3

<7月27日追加>
ナウル情報(2004年6、7月)

<8月23日追加>
ナウルと五輪

<9月25日追加>
ナウル単行本出版決定

<10月6日追加>
ナウル共和国国歌

<11月2日追加>
ナウル共和国の大統領選

<12月1日追加>
ナウル単行本の発売日発表!

<12月17日追加>
単行本「アホウドリの糞でできた国」の表紙

<2005年01月21日追加>
ナウルの言葉

(なお、これらの記事は
 主にオーストラリア、ニュージーランドの新聞記事等を基に構成しております。
 もし間違いなどありましたら教えて頂ければ幸いです)


Posted by tekigi1969 at 21:27 | Comments [15] | Trackbacks [6]

●アホウドリの糞でできた最終

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その5」の続き。
とりあえずの最終回です。

ついに国家崩壊寸前にまで至ったナウル。
ハンストを起こした難民達は豪州への亡命を希望しますが、
オーストラリアは国ごとの吸収を求めたため、
両国の関係が悪化。ナウル大統領はこれを拒否しました。

国連も「難民の返還」を申請しますが、
それにもナウルは難色を示します。

2004年1月、アフガンからの難民はハンストを一時休止。
ところが豪州医療チームのナウル入りを大統領が拒んだため、
一時的に暴動のような状態に陥りました。
ハンストも再開。

もはや世界の問題児と化したナウル。
2月に入っても、再び大統領不信任案が出るなど、
「どうするつもりなんだよ、あんたたち」状態が続いております。

そして、2004年3月4日のニュース記事。
どういうわけか、ナウルは突然アイスランドと国交を結びました。

理由は「どちらも海に囲まれているから」

・・・・

彼らはどこに行くのでしょうか。
マジメに事態を収拾するつもりがあるのかどうかすら正直分かりません。
でもおもしろいです。不謹慎かもしれないけども。

このストーリーにオチはありません。
全て、現在進行形の現実だからです。
また何か進展がありましたら、適宜報告します。
興味のある方は各自検索してみてね。
おもしろいネタ見つけたら、ぜひ教えて下さい。


Posted by tekigi1969 at 14:19 | Comments [0] | Trackbacks [0]

●アホウドリの糞でできた国その5

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その4」の続き。

2003年にはナウルの燐鉱石はほぼ枯渇していました。
国家破産の危機が目前に迫り、
政治的に不安定な状況が生まれます。

1月末、ナウル大統領が二人いるということが判明。
どちらが正当なのか回りからは全く分からず、混迷は深まります。
電話、インターネットが通じなくなりました。

2月、豪州は「ナウルの指導者が誰かすらわからない」と発表。
すると、ナウル大統領からSOS声明が出されます。
オーストラリア政府は電話回線復旧のための救援チームを送り込み、3月には連絡手段が回復しました。

「行方不明」の原因については
機器の故障、洪水、大統領官邸の焼失など諸説あり、
本当のところは未だに不明のままです。

アルカイダ資金がナウル銀行に存在することが判明。
さらにテロリストのナウルパスポート売買が明るみに。
米国の怒りは頂点に達し、ナウルのビザが完全に発給停止になります。

3月には、ドウィヨゴ大統領(一応こちらが正統だった)が突然アメリカに亡命。
3月9日に、そのまま病院で死亡してしまいます。

4月。北朝鮮からの亡命者20名がナウルに到着。
しかし、これ以上米国に逆らいたくないナウル政府は、
彼らをアメリカに移送します。

そして何とか国家を再建するため、
改めて大統領選挙を実施しようとしますが、
いつまで経っても議長が決定できず、なかなか議会が開けません。

何とか強引に大統領を決定したその直後、
アフガン、イラクの難民達が待遇改善を求めて、ハンストを開始しました。

豪州からすべての国民をオーストラリアへ移動させたらどうか、という提案がでますが、
「民族のアンデンティティを失う」と大統領はこれを拒否。

そのまま2004年を迎えてしまいました。

<ごめんなさい。まだ続きます。次が最後です>
★午前10時に一部加筆しました。

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2004年03月26日

●アホウドリの糞でできた国その4

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その3」の続き。

誰も働いたことのない国、ナウル。
その国家存亡のピンチに助け舟を出したのは豪州でした。

2001年暮れ、アメリカは「対テロ戦争」を開始。
その影響で「テロ資金の温床になる」と名指しされた
ナウルの銀行は事実上閉鎖されたのですが、
それと同時に、
アフガニスタンからは大量の難民がオーストラリアに流れこんできていました。

テロリストが混ざっているかもしれない難民達を恐れた豪政府は、亡命受入れを拒否。
ナウルに難民を送り込みました。

オーストラリアが出した資金援助の条件とは、
「難民1100人を受け入れる」ことでした。

ナウルの人口は1万人程度。
しかも軍隊はもともと存在しません。警察官も少しだけ。
不安を感じつつも、ナウルはこれを承諾します。

当初は2002年5月までの暫定措置として始めたこの難民受入れでしたが、
結果的に、そのまま継続することになります。

一度入れてしまった難民をわざわざ引き受けてくれる国など、
どこにもなかったのです。

ナウルは孤立します。
2002年夏には観光ビザの発給停止。
ナウル航空も活動をとめてしまいました。

その後、ナウルは、なし崩し的に
イラク難民1000人も受け入れることになります。
つまり国民の2割近くが「難民」です。

2003年2月。
オーストラリア政府が、「ナウルとの連絡が全くつかなくなった」と発表しました。

<まだ続きます>

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2004年03月25日

●アホウドリの糞でできた国その3

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その2」の続き。

生き残りを目指すナマケモノ国家ナウルは、
1999年9月に国連に加盟。

国際社会の仲間入りを果たした彼らは
驚くべき金儲け作戦に着手しました。

その一つが「国籍の販売」。
これは、2万5000米ドルと簡単な面接だけで、
ナウル国籍が取得できるというもの。
結婚だとか、言葉、住んでいる場所は一切不問。
これはなかなか繁盛したようです。

もう一つは「秘密銀行」の開設。
インターネットを使ったナウル独自の銀行をつくり、
新しい「スイス銀行」になろうとしたわけです。

もともと税金はないし、国籍も簡単に取れる。
さらに、お金の出所は一切不問なのだから、
あっという間に世界中のマフィアのお金が、
ナウルの銀行に流れこんじゃいました。

当然、アメリカをはじめとする各国は怒りましたが、
ナウル政府はどこ吹く風。
知らん顔を決め込んでいました。

しかしそれが可能だったのは2001年9月11日まででした。
アメリカの中枢を襲った、あの同時多発テロ。
その余波で「テロリスト資金の温床」と批判されたナウル銀行は崩壊します。

すぐに国家財政は破綻しました。
労働者への給料は支払うことができなくなり、
外国人は他の国へ去っていきました。

そんな時、オーストラリアから助けの手が差し伸べられます。
「ある条件」を飲めば、資金援助をするというものでした。

<まだ続きます>

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2004年03月24日

●アホウドリの糞でできた国その2

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その1」の続き。

バチカン・モナコに続いて世界で3番目に小さい国「ナウル共和国」。
燐鉱石の輸出で莫大な所得を得ていたこの国は豊かそのもの。
労働は全て外国からの労働者任せで、
国民はほとんど定職を持たない人ばかり。
なにしろ政府の役人までが外国人だらけでした。

しかし、
大切な燐鉱石が掘り尽くされる日が近いことが判明。
ナウル政府は対策に乗り出します。

まず、隣国オーストラリアのメルボルンに超高層オフィスビルを建てました。

これはテナントからの家賃収入で儲け、
イザとなったら国民全員で移住するという計画でした。
さらに日本企業と共同でグアムに高級ホテルも建てました。

でも、あまり儲かりません。
こんなもので国民全員を養えるわけがなかったのです。

ここに来て、ようやくナウル政府は
「やっぱり国民が働く以外にない」と気付きます。

1999年。公営の「魚市場」が作られました。
でも漁師は一人も来ません。
生まれてこのかた働いた経験のない彼らに
「魚を獲って売る」という発想は理解不能でした。

中国人の経営するレストランに行けば、
いくらでも美味しい魚は食べられるじゃん、
としか思っていなかったようです。
たまに船を出しても、獲れた分は自分で食べるだけ。

焦った政府は、外国資本をどんどん受け入れ、
国まるごとを高級リゾートにしようとします。
それと同時に、もう一つのウルトラCを実行します。

それは「ナウル国籍の販売」と「国際銀行の設立」でした。

<まだまだ続きます>


Posted by tekigi1969 at 17:31 | Comments [0] | Trackbacks [1]

●アホウドリの糞でできた国その1

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ナウル共和国」は、太平洋の赤道付近に浮かぶ島国。

さんご礁にアホウドリが大量の糞をして、
その糞が堆積して出来た島です。

この糞は、長い年月を経て「燐鉱石」(肥料の原料になる)となり、
この採掘、輸出がナウルの基幹産業でした。
これは、人口1万人程度の島国にはあまりあるほどの資源であり、
ナウル国民は夢のような生活をしていたそうです。

無税。教育、病院は無料。
国民はみな仕事をしなくても生活できちゃいました。

労働は近隣諸国からの出稼ぎの人々が大半を占めていたそうです。
食堂も外国人が営業。自炊もほとんどしません。
だから各国の料理店が建ち並んでいたそうです。

ところが異変が・・・。

燐鉱石が20世紀中には枯渇することが判明。
政府は、対策を迫られました。

長くなっちゃうので、続きはまた後で。



Posted by tekigi1969 at 11:14 | Comments [10] | Trackbacks [4]